【男が推すBL3選】不純な幕開けから一転…!『アンダードッグ・パピーラブ』に感動した

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【男が推すBL3選】不純な幕開けから一転…!『アンダードッグ・パピーラブ』に感動した
ブックライブのBL営業担当・スギノさんによる「男が推す♂推しBL特集」。6月は梅雨時を楽しくしてくれるようなステキBLを3作品紹介します。

今月のスギノ☆イチ推し作品はこれ!

BL営業担当・スギノpresents 男が推す♂推しBL特集

BL営業担当・スギノpresents 男が推す♂推しBL特集

総合電子書籍ストア「ブックライブ」にて更新中の『BL営業担当・スギノpresents 男が推す♂推しBL特集』をnumanにて特別掲載!

日ごろからBLマンガに親しみ、BLのトレンドを知るスギノが、実際に読んで面白かったBLマンガから、毎月【推しBL作品】を紹介していきます。
今月は梅雨時を楽しくしてくれるようなステキBLを3作品紹介します☆
(画像:ブックライブより引用)

【1】ライオン如きの国から(博士):一迅社

ライオン如きの国から

ライオン如きの国から

「異国のモテ男がいらっしゃる」クラスで少し浮いた存在の動物好きな高校生・マコトはある日、母親からマサイ族出身の留学生が家にホームステイしにくることを知らされる。
屈強な男を想像するマコトだが、現れたのは意外にもコミュ力が高い今風な好青年・ルカだった。
マイルドマサイに一安心したのも束の間ルカがマコトを女の子と勘違いしていることが発覚する。
しかも男だと分かった後もすっかり恋に落ちてしまい――!?

留学生はマサイ族出身…!?異文化交流BL

【カップリング属性】褐色部族男子ワンコ×天然不思議系ワンコ

『ライオン如きの国から』はケニアからやってきたマサイ族出身のルカと彼を受け入れるホストファミリーのマコトのお話。
まず、ルカがいいですね!
でかくて、明るくて、褐色で、筋肉質な身体つき。萌え要素がつまっています…。
挨拶の直後にペットのウサギをみて「太ってておいしそう」なんてジョーク(??)をかますなど、つかみはバッチリです。
そのあとも「やたら近い」とマコトに気付かれてしまう程アプローチをかけるルカ。
シャイな部族だと聞いていたマコトは大胆なルカに面食らってしまいます。
今思うと、初対面でマコトのことが好きになっちゃっていたんだろうな…。
好き!と思ってからの態度がわかりやすくてグーね。
めんこいワンコくんだわ。

初対面の時点ではルカはマコトのことを女の子だと勘違いしていたわけですが、マコトが男であることが発覚してからもルカの好意には変化がないところが良い。
その日のうちに眠る直前のマコトに声をかけ「(マコが男でも好きって感じる)この感覚を大事にしたい」と伝えてキス。
こんなことされたらマコトもドキドキしちゃいますね…。
ここまでが結構あっという間なので、見方によってはマコトがチョロく流されているようにも見えてしまうかも…?
でも、ふわふわしていて不思議ちゃんなわりに空気を読んじゃうところのあるマコトは、きっとルカを通して触れた異文化の中に何か光を感じたんじゃないかなと思うのです。

くすっと笑ってしまうようなやりとり、綺麗な絵柄、素敵なキャラクター。
そして、過ごしてきた国も環境も違うふたりの出会いと成長を描くストーリー。
そのどれもがレベルが高く、さすがの博士先生です。

スギノ的イチオシポイントは何と言っても、ルカとマコトの身長差!
ふたりのその後を描いた『ライオン如きの国から after story』と『ライオン如きの国から@ジェラシー』もあわせてお楽しみください。

【2】 はだしの天使(野ノ宮いと):リブレ

はだしの天使

はだしの天使

舞台は現代イギリス。
靴職人のターナーは、ある日“元・天使”を名乗る不思議な青年・ベニーに出会う。
裸足のベニーを心配したターナーは、彼のために靴を作ってあげることに。
しかも制作にかかる数ヶ月間、ベニーはターナーの家で暮らすことになって…!?

良い映画を観た後のような読後感。やさしい時間が流れる、外国BL

【カップリング属性】黒髪靴職人×元天使

世間知らずで、顔が良くて、歌声がきれいで、はだし。
天使様が地上に現れたとしたら、こんな感じなのでしょう。
『はだしの天使』は掟を破り天使でいられなくなったベンジャミンと靴職人の青年ターナーの物語。
息が白くなるような冷えた冬の日、天界を追放されはだしのまま公園のベンチに座る青年を保護したターナー。(いいやつだな…。)
天使を自称し世間知らずな彼は、お金も、靴も、シャンプーも知らない。(しかも105歳らしい)
ターナーは、そんな彼にベンジャミン(以下、ベニー)という名前を与えます。
ターナーの家に訪れたべニーは思いついたように「旅をする」と言い出す。
なんてマイペースな天使様…。
そんなベニーにターナーのかけたひとことが素晴らしい。

「キミの靴を作らせてほしい」

このままタイトルになりそうな響き!
止めるでもなく、諭すでもなく「靴を作らせてほしい」というのが良き。
靴というのがグッドですね!
はだしのまま人界に堕とされたベニーが、人間として生きていくための一歩を踏み出すことを象徴しているかのようです。
そして同時に、別れを表しているようで切なくもあります。
靴が完成するまでの間ふたりは共に生活するのですが、この時間が終わってしまえば、ベニーは旅に出てしまう…。
この二律背反。なんというエモさでしょう。

作中のふたりの時間は、大きな事件が起きることもなく、緩やかに、優しく進んでいきます。
ターナーとの出会いは、ベニーを天界から追放する天使たちが最後に与えた餞別だったのでしょうか?
そう思ってしまうほど、ふたりはいいカップルです。
野ノ宮いと先生、なんとこれが初めての単行本。
本作の続編も進行中ということで、非常に楽しみです!
ベニーが最初に身に着けていた翼を通す穴の開いたシャツのデザインにもご注目ください。
ロマンティックな作品をお探しの方におすすめです。

「BLアワード2022」表紙デザイン部門1位に輝いた繊細な作画も光る本作品、ぜひ続編を待ちわびながら、一読してみてはいかがでしょうか。

【3】 アンダードッグ・パピーラブ(茶渡ロメ男): リイド社

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2022-06-07シュークリームたかし

北の国からネタで草