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『名探偵コナン』新EDは何を意味する?灰原哀やジョディらと“ヨルマチ”の共通点とは

主人公の江戸川コナンや彼を取り巻く友人たち、敵対組織となる“黒の組織”。加えて近年では複数の顔を持つ赤井秀一&安室透といった魅力的なキャラの台頭もあり、大勢のファンも新たに獲得しているアニメ『名探偵コナン』。

そんな本作ですが、先の気になる物語展開はもちろんのこと、ストーリーを彩る楽曲も作品の魅力でもあります。1996年のアニメ放送開始から間もなく30年。これまでに通算100曲以上もの楽曲が、アニメ&劇場版を通して物語へ華を添えてきました。

CD「クウフク (starring VALSHE)」完全限定生産盤/名探偵コナン盤:今夜、あの街から(ビーイング)

via CD「クウフク (starring VALSHE)」完全限定生産盤/名探偵コナン盤:今夜、あの街から(ビーイング)

そんな中、今回2023年2月のタイミングで新たなED楽曲が登場。それに応じて変更となった新たなED映像も、これまでにはなかったテイストの映像としてファンの間で話題になっています。

新ED「クウフク」を担当するのは、“ヨルマチ”の略称でも呼ばれている新進気鋭のネット発アーティスト・今夜、あの街から。楽曲と映像、双方のリンクによって生まれる新たな『名探偵コナン』の魅力、そしてヨルマチとの共通点とは?

“ヨルマチ”とコナン女性キャラの共通点

2023年2月の放送時からリニューアルされた、『名探偵コナン』ED。ファンの間でも特に話題になったのは、これまでのEDと比較しても珍しい「女性陣にフォーカスを当てた映像」である点です。楽曲冒頭の物語を彩る女性キャラ一挙登場シーンに、思わず惹きつけられた視聴者も多かったことでしょう。

中でも、公開も間近な劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』のメインパーソンとなる灰原哀。そしてFBI捜査官としてコナンたちをサポートするジョディ・スターリング。さらに黒の組織の中でも重要な存在として暗躍するベルモット。この三名に関して印象的なシーンが多々見受けられるのも、注目ポイントのひとつです。

物語を追っている方はご存知の通り、様々な事情が複雑に絡み合い、一筋縄ではいかない関係性でもある上記3人の女性たち。
両親の仇であるベルモットを追うジョディ。一方のベルモットはジョディの存在を知りつつも、組織の裏切り者である灰原=シェリー抹殺の機会を虎視眈々と狙っています。

TVアニメ『名探偵コナン』ノンクレジットED×【今夜、あの街から「クウフク(starring VALSHE)」】

黒の組織によって人生を狂わされたという意味では、どちらも被害者であるジョディと灰原。ですがこの二人に関しても、周囲の人々の関係性から見るとさらに入り組んだ事情がある点も、ツウなファンにとっては抑えておきたいところでしょう。
重ねて言えば、上記3人は物語でも屈指の「複数の顔を持つキャラ」でもあります。
この“多様な顔を持つ女性”という要素は、実は今回EDを担当するアーティスト・ヨルマチとも大いにリンクする重要なポイントでもあるのです。

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曽我美なつめ

音楽、二次元コンテンツ(アニメ/マンガ)を中心にカルチャーを愛するフリーライター。コロナ禍を経て10年ぶりにオタク・同人沼に出戻りました。全部宇髄天元のせいです。

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