下ネタ・妄想厳禁⁉杉田智和の「フルバ」愛が凄すぎる～！中村悠一へのリスペクトもさすが

現在、2nd seasonが放送中のTVアニメ『フルーツバスケット』（以下『フルバ』）。高屋奈月先生原作のマンガで、過去にも1度アニメ化されています。

この作品について、声優の杉田智和さんが自身のYouTube『杉田智和/アジルスチャンネル』で2回に渡り愛を語っているのですが、その狂気っぷり……もとい、愛の深さがものすごいんです。

主要キャラクターひとりひとりの紹介に始まり、杉田さんの思う物語の根幹についての話など、見応えたっぷり。さらに、しっかり“あの声優さん”の話題も出てきます……！

杉田さんの『フルバ』トークが聴けるのは、2020年8月2日に配信された「アジルスとfor フルーツバスケット」回と、8月11日に配信されたその続編となる「アジルスとfor フルーツバスケット 混沌」です。

2日配信分で、「思い出の漫画」として『フルバ』を取り上げた杉田さん。画面に「下ネタ禁止」「妄想禁止」と書かれた看板が掲げられているのがかなり気になります（笑）。

杉田さんはまず『フルバ』について「人が成長していくために必要なもの」「人にとって最初のコミュニティである家族との向き合い方」「大人になっても人は変われるということ」そうしたことを教えてくれる素敵な漫画だと絶賛。

その後、各キャラクターについてひとりずつ十二支順に説明をしていくわけですが、それぞれのキャラへの愛がとにかく深い～！

たとえば子（ねずみ）である草摩由希については「この物語の男主人公だと思ってる」、卯（うさぎ）の草摩紅葉は「いくつかあるフルバ・ツレェ・エピソードのひとつ」、続く辰（たつ）の草摩はとりについては「男子キャラで1番好き」としつつ「フルバ屈指のツレェ話のひとつ」とそのエピソードに言及……などなど。

原作全編に渡って各キャラにちなんだエピソードをしっかりと把握した上で、ひとりひとりへの愛あるコメント織り交ぜつつ、ときおり“下ネタ”や“妄想”が爆発しそうになったときには白目をむきながら酸素吸入して冷静さを取り戻すというパフォーマンスが挟まれます（笑）

またキャラ紹介の終盤、酉（とり）である草摩紅野の話題になった際には、なんと杉田さんが“アニメのオーディションが来て紅野さんを読んだ”とサラリと告白！

ちなみに台本を読んだあと自分の声を聴かせてもらったそうなのですが、「すっごい悪い人に聞こえた。『あぁ、ねぇわ』ってなった」と、原作愛ゆえの自分へのダメ出しを吐露していました。

その後キャストが梅原裕一郎さんに決定したことを知り、“優しいんだけどどこか壊れている”紅野のキャラにピッタリだと感じたそう。

さらに、戌（いぬ）である草摩紫呉については「大人だけど大人じゃない、ずるい人」としつつも「でもかっこいいから許しちゃう」「だから絶対にかっこいい、色気のある声じゃなきゃダメ」と力説！

2001年に放送された大地丙太郎監督版のアニメでは、紫呉役を置鮎龍太郎さんが務めたことから「やっぱ色気のある声になったんだなぁ」と思いつつ、新アニメ版にあたって、こちらもオーディション原稿が杉田さんのもとに届いていたそう。

でも杉田さん自身は、その原稿にある紫呉のセリフを見た瞬間に「とある人が頭に浮かんだ」らしいのです。「ああこの声じゃん絶対に～と思ったら、その人になりました！」と……つまり、杉田さんの中では、紫呉の声は最初から絶対に、中村悠一さんじゃなきゃダメだった……ってことですよね!?

その後、話をそこで終わるかに見えた杉田さんでしたが、「いい声じゃなきゃダメよ絶対」「他の人から『うぇぇずるい！』って思うのが、ぐれさん（紫呉）だから」「喋るだけで、色気で口説いてるみたいに聴こえるほうがいいから、そういう人に決まってよかった」「色気がハンパない」と、立て続けに紫呉の“声”を絶賛。

油断していた矢先に突然あふれ出た杉田さんの“中村さん愛”。こうしてストレートな言葉で中村さんを褒めちぎる杉田さんも、素敵ですよね……！

ちなみに11日に公開された「混沌」編は、ネタバレあり。途中は下ネタ・妄想禁止の看板の文字を奇声を発しながら消しはじめて……!?といった、まさに混沌編という内容でした♪

とはいえこちらではネタバレありな分、さらにディープなキャラクター・作品考察が続きます。
杉田さんが自身の考えを決して押し付けようとせず、“自分が感じるままに『フルバ』と向き合ってほしい”という姿勢を貫いているところから、ただならぬ原作愛がヒシヒシと伝わってきて胸が熱くなってしまう……！

『フルバ』ファンなら、最初から最後まで全力でうなずいてしまうこと間違いなしの内容でしたが、『フルバ』ファンでなくとも、読んでみようと思わせてくれるはず。

ネタバレが気になる方は2日配信分だけでも、ぜひ視聴してみてくださいね！