numan編集部
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そんな初心者が『魔進戦隊キラメイジャー』(以下、『キラメイジャー』)のどこに惹かれたのかをご紹介します! 特撮マニアの先輩方からみれば初心者すぎる感想かもしれませんが、何卒ご容赦ください。
INDEX
劇中、充瑠は「僕みたいなやつがなれる訳がない」とキラメイジャーになる事を拒絶します。
しかしそれを「貴方の想像力が誰よりもキラキラしているからレッドに相応しい」という台詞で切り返されます。
ここに充瑠が『キラメイジャー』のレッドたる所以が詰まっていると感じました。
キラキラ=陽気でアクティブなことに限定するわけではありません。充瑠にとってのキラキラは想像し、絵を描く事だったというシナリオに目から鱗が落ち、一気にキラメイジャーに興味が湧いたのです。
『スーパー戦隊シリーズ』の構成としては回ごとに誰かにスポットを当てた話が展開されますが、為朝にスポットが当たる回はゲームがベースになっていました。
敵である邪面師の顔がジョイスティックというゲームのコントローラーであったり、esportsの大会で戦った相手から邪面師を倒すヒントを得たり。
そしてどの回もゲームのプロフェッショナルだからこその方法で敵を倒しています。
esportsは近年話題になりつつありますが、これからの将来を担う子供たちやその親が視聴する番組においてゲームをする事を単なる遊びではなく、きちんと職業として扱う事に大きな意義を感じました。
彼女は陸上選手なのですが、職業持ちのヒーローという事は当然バッティングが起きる事があります。
彼女がヒーローになる事を選んだ以上、当然ヒーローが優先されるのかと思いきや、キラメイジャーはなんとその打開策を生み出したのです。
それはグリーンの代役を立てるという事。この発想には驚きました。
あくまでも個人の意思を尊重するシナリオには、ヒーローだって1人の人間であるというメッセージを感じました。
エピソード10「「時雨おいかける少女」では"ガチ恋ファン"などの現代的な要素も取り入れる展開は今までの私の中にあった「戦隊モノとはこうである」という概念を全て壊してくれました。
そして、何より脚本が素晴らしく、子供は当然ながら大人も楽しめる構成になっている様に思えます。
日曜の朝、30分だけ時間を作って、大人の特撮デビューをしてみてはいかかでしょうか。
(執筆:Sachi.)
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