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だらしなくて、足が武器になるほど臭くて、きれいな女性が大好き。だけど、いざとなったら頼りになる。何より、子どもと家族のことを心から愛している頼もしい“父ちゃん”。
ここでは、多くの人に愛されたひろしが大活躍する映画『クレヨンしんちゃん』の作品を5つご紹介したいと思います。
INDEX
日本中に「ひろしブーム」を巻き起こした感動作です。ロボひろしとしんのすけ、みさえとの絆、そして現れる本物のひろしとの対決……。はたして、しんのすけはどちらのひろしを選ぶのか? 結末は涙なくして見られません。
監督は数々の『クレしん』作品を手がけている高橋渉さん、脚本は『天元突破グレンラガン』や『プロメア』などで知られる中島かずきさん。『映像研には手を出すな!』の湯浅政明監督が作り上げた爆笑バトルシーンも見ものです。
なにより、ひろしとロボひろしの二役を演じ分けた藤原さんの演技力が堪能できます。
■ひろしの名セリフ
「押しつけることがしつけじゃねぇんだ!
自分からやらなきゃ意味がねぇんだよ!」
「『映画クレヨンしんちゃん』は大人が観ても泣ける!」と印象づけた名作です。映画雑誌『映画秘宝』の洋画邦画アニメを合わせた年間総合1位に選ばれたほか、「日本のメディア芸術100」選にも選ばれました。
監督は『河童のクゥと夏休み』を手がけた原恵一さん。ひろしが記憶を取り戻す叙情的なシーンは原監督ならでは。公開されてから20年ほど経ちますが、今なお多くの人の感動を呼び起こす名場面です。
■ひろしの名セリフ
「オレの人生はつまらなくなんかない!
家族がいる幸せを、あんたたちにも分けてあげたいぐらいだぜ!」
こちらも原恵一監督によるアクションに次ぐアクションが見もののロードムービー。女刑事・東松山よねと二人で旅することになったひろしの場面は、古き良き邦画の一シーンのよう。
しんのすけに優しく兄として成長を促す場面や、クライマックスのミュージカルシーンなど、ひろしの見せ場がもりだくさんです。
『ガールズ&パンツァー』などで知られる水島努監督の劇場長編第1作は、抱腹絶倒のジェットコースタームービーです。ギャグの乱れ打ちとなった本作でのひろしの見どころといえば、ヒッチハイクのシーンに尽きます。女装したひろしが道に倒れ込むと、見事にヒッチハイク成功。しかし、車の主は……。爆笑必至の名(迷)シーンです。
■ひろしの名セリフ
「ゲッチュー……」
しんのすけと野原家の飼い犬・シロの熱い友情にスポットがあてられた本作。ひろしの見せ場は、クライマックスでのUNTI長官・時雨院時常との対決です。
クールで何ごとも計画どおりの時雨院に対して、ひろしは熱い一言を放ちます。野原一家による挿入歌「グデグデGoodDay」のサビ「♪そうさ俺たち、生きてさ~え、いれば~」という部分も、今聴くと胸にしみます。
■ひろしの名セリフ
「なにが計画どおりだ! 計画通りいかないから人生なんだ!
よく覚えておきやがれ!」
(執筆:大山くまお)
■原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載中/テレビ朝日系列で放送中
■監督:髙橋渉(『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』『爆睡!ユメミーワールド大突撃』)
■脚本:うえのきみこ
■製作:シンエイ動画・テレビ朝日・ADK エモーションズ・双葉社
■声の出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ ほか
■声の特別出演:仲 里依紗、フワちゃん、チョコレートプラネット
■主題歌:マカロニえんぴつ「はしりがき」 (TOY’S FACTORY)
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2021 ※短縮:©U/F・S・A・A 2021
公式サイト:shinchan-movie.com
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