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主人公・虎杖悠仁の身体を器としている呪いの王・宿儺(すくな)と、特級呪霊・漏瑚(じょうご)の激しい戦いがついに決着を迎えたのですが、漏瑚の退場の仕方が「切ない」と話題になっています。
※ネタバレがある可能性があります。未読の方はご注意ください。
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そして、今号でついに決着。漏瑚と宿儺が火の塊を放った次のページで突然世界は真っ白になり、漏瑚の前には、先に旅立った仲間・花御と陀艮が。
迷いなく二人の方へ歩く漏瑚の背中からは、宿儺に敗北したことがうかがえます。
穏やかな顔で「すまない」と謝る漏瑚。
今回も花御らに同じことを言った漏瑚に、どうやってかその場に現れ、「なんだオマエ、人間に成りたかったのか」と笑う宿儺。そして、「誇れ。オマエは強い」とどこか優しい顔で告げます。
自分が涙をこぼしたことに、「何だこれは」と驚く漏瑚。次の瞬間、その姿が……。
今までになく素直な感情を見せた漏瑚に、「切ない……」、「唯一の癒し呪霊が……」、「漏瑚さん、少しはむくわれたのかな」と多くの人がしんみりしたよう。
花御の「再び生まれ落ちる時、我々はもう我々ではない。それでも、また逢える日を心待ちにしているぞ」という言葉も、人間の死に際の別れ方と何ら変わりないように見えます。
漏瑚のあの涙は、皮肉にも敵の言葉によって、最期にやっと“人間”になれたということではないでしょうか。
(執筆:ナツエ)
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