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伏線に驚愕!『呪術廻戦』虎杖悠仁に“ある考察”が駆け巡る。ジャンプ史上最強になれる?

『週刊少年ジャンプ』連載中で、次代のジャンプを担う注目株として期待を集める『呪術廻戦』(原作:芥見下々)。5月にはTVアニメ化も発表され、さらに多くのファンを獲得しそうな作品です。

そんな『呪術廻戦』の主人公は虎杖悠仁という高校生。現在、虎杖たち呪術高専と、呪霊たちとの激しいバトルの最中ですが、その中で彼の能力の秘密についてネット上ではある考察が注目を集めました。

※以下、作品のネタバレを含みます。ご注意ください。

謎の多い主人公にある考察が

ここで虎杖について簡単なおさらいを。虎杖は普通の高校に通っていた学生ですが、強靱な肉体を持って生まれ、スポーツテストの砲丸投げでは30メートルを優に超える記録を出すほど。
そんな虎杖は偶然にも“呪いの王”である両面宿儺の指を取り込み、人々に害をなす“呪霊”と敵対する力を得るのです。

呪力を持った虎杖は、抜群の格闘センスを活かし素手で呪霊たちを倒していきますが、まだまだ謎の多い主人公。
「虎杖のフィジカル、パワーの理由は?」「どうして宿儺に自我を乗っ取られないのか?」などの声があるように、作中では明確に語られていないことも多いのです。

そんななか、『週刊少年ジャンプ』(2020年6月1日号)掲載の第106話で描かれたエピソードが、虎杖の隠された能力を示唆しているのではないか、という考察がネットを駆け巡ります。

「存在しない記憶」とは?

105話、106話で強敵・脹相と闘う虎杖は大きな傷を負い気絶してしまいます。

虎杖の敗北に読者が固唾を呑むなか、脹相の頭によぎったのは虎杖が彼の兄弟として花畑で仲良く食事をしているという「存在しない記憶」でした。謎の現象に戸惑う脹相はそのまま去って行き、虎杖は死を免れることができたのです。

この「存在しない記憶」という描写ですが、実は過去34話で、虎杖が東堂葵というキャラクターと闘う際にも登場しています。

虎杖を凌駕する戦闘力を持つ東堂は、虎杖を劣勢に追い込みますが、戦いの最中、突如学校で仲良くしている「存在しない記憶」が脳裏によぎります。これが106話への衝撃的な伏線だったことにネットは騒然。

「『存在しない記憶』は宿儺のでもなく、虎杖の術式である可能性が有力になってきた」
「脹相のときと同様に、東堂に『存在しない記憶』がよぎる直前にも虎杖は意識を飛ばしている。これが能力の発動条件では?」
などファンによる思い思いの考察がタイムラインを賑わしました。

ここであるひとつの可能性​が見えてきます。
もし虎杖の能力が「存在しない記憶」で相手を洗脳するものだと仮定すると、その能力で「敵と友達になる」ことができるかもしれないのです。

そんな彼はもしくはジャンプ史上最強の主人公になりうるポテンシャルを持っているのではと、妄想してしまいます。

『ONE PIECE』『鬼滅の刃』との共通点

「努力・友情・勝利」が作品の三大原則とされる『週刊少年ジャンプ』ですが、90年代黄金期から00年代へと意向するにあたり、「友情」の比重がより大きく描かれてきたように思えます。

国民的マンガ『ONE PIECE』は冒険のなかでクルーと関係を築き困難に立ち向かっていく姿が印象的。
一世を風靡した『鬼滅の刃』では竈門炭治郎が鬼滅隊とともに鬼と戦いますが、ラストバトルに至るにはさまざまな犠牲を払いつつも、ひとりでは勝てない敵を協力して下していきます。

となりにいる存在が、主人公に力を与える……、そんな友情パワーで困難を乗り越えていくジャンプヒーローたち。

もし考察があたっていて、虎杖が「存在しない記憶」を植え付けだれとでも友達になることができるのであれば、記憶操作を防ぐことができる強敵がいたとしても、友情パワーを結んだ仲間をぶつけることができる。もはや虎杖にだれも害を及ぼすこともできないかもしれない。​これってもはや最強ではないでしょうか?

そんな楽しい妄想を企むことができる『呪術廻戦』は6月4日に11巻が発売、2020年10月にはTVアニメも放送される予定です。これを機会にあなたも『呪術廻戦』の世界へ一歩踏み入れてみてください。

でも、「誰とでも友達になれる能力」を持つ虎杖が作る世界は、「誰も虎杖に逆らえないディズトピア」とも言えるわけで。もしかして彼がラスボスになってしまう可能性も……!?

(執筆:小山田えすこ)

TVアニメ『呪術廻戦』PV第1弾

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numan編集部

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