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――「牢獄で出会った男達の7つの物語」ということで、ディープな世界観が繰り広げられそうですね。
そうなると思います。僕、こういう世界観も好きなんです。こういったお話の中で大事な役を演じることができて幸せだなと思いますし、いろいろ試行錯誤しながら作り上げていけたらいいなと思っています。
――ミュージカル、音楽でどう表現されていくのかも楽しみです。
それぞれの曲の歌詞で表現されている部分が深いんですよね。一人一人が抱えてるものを歌で表現することで、重い物語でありながら、よりエンターテイメントとして届けられるんじゃないかと思います。
――今回の共演者の皆さんには初共演の方が多いですか?
カラムくんとSHUNくんと三浦海里くんは初めての共演です。(加藤)良輔さんと米原幸佑さんは何度か共演しています。良輔さんは事務所も一緒なので。
――新しい作品に入っていくとき、共演者には積極的に話しかけていくほうですか?
様子を見ながらですね(笑)。前から付き合いがある人だったら、全然積極的にいくんですけど、「初めまして」の人は、うまく探りながら。いけないな、と思ったらいかないですし、いけるな、と思ったら慣れ慣れしくいきます(笑)。
――今回はどんなふうになりそうですか?
作品の内容がみんなで明るく作っていきましょう、というような感じだったら、コミュニケーションを取る役の人同士はやっぱり仲良くなるのは必要だと思うんですけど、今回みたいな作品だと逆にしゃべらない人がいるのもいいんじゃないかなとは思うんですけどね(笑)。でも、結局は6人で一つの作品を作っていくなかで、自然と仲良くなりそうなメンバーだなと思います。
――演出の錦織一清さんとお話は?
まだ、ご挨拶くらいしかお話してないんですけど、錦織さんはとても気さくな方なので、できるだけ稽古を通してお話をうかがうようにしようと思ってます。
――むしろ大人のほうがグッとくるところも。
そうですね。子供の頃だとわからなかったものがわかるようになって、響いてきますね。
――ドラマや映画を観るのがリフレッシュに。
そうですね。でも、海外ドラマを見出したら止まらないんですよね。だから、舞台の本番中や稽古期間中はなるべく見ないようにしてます。
――では最後に、ミュージカル『GRIEF7』を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。
一人一人、一つ一つの心情や、行動から心が動かされる場面がいくつもあると思います。そして、何回か観てもらえたらさらにうれしいです。「この時はこういうふうに思ってたのか」、「この状況ではこういうことを考えたんだ」って、何度か観ることで見えてくる部分があると思うんです。僕自身も、稽古をしていく中での新しい発見があると思うので今から楽しみですね。
©2018CLIE/TOKYO MX/G7
舞台『寝盗られ宗介』、ミュージカル『グレイト・ギャツビー』等、数々の舞台の演出を手掛けている錦織一清を演出に迎え、 『竹久夢二のすべて』や『猫と裁判』などで知られる野村桔梗が原作、脚本には『Club SLAZY』シリーズやミュージカル 『Dance with Devils』など人気作品も多く手掛けている三浦 香と、最高のスタッフが集結しました。
牢獄で出会った男達の7つの物語。
アメリカのロサンゼルス近郊。とある牢獄で出会った、罪を背負い悲嘆に暮れる人たちの物語。幸せとは?愛とは?何が本当に幸せなのか?を描きます。七つの大罪を元に書かれた原作に、舞台ならではの一人一人のキャラクターを掘り下げ、それぞれが持つ個性豊かなキャラクターも見逃せない。“この世”と“人”の闇に極上のエンターテイメントが融合する華麗なステージ『GRIEF7』(グリーフセブン)。
撮影/笹井タカマサ
取材・文/田部井徹(トリーヌ)
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