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交通事故に遭い、心臓が止まっても生きている浩一と心を通わせる満。だけど、クラスメイトは次第に浩一の存在を忘れ始めて……?
INDEX
小宮璃央(以下、小宮) 『永遠の昨日』への出演が決まったときは、同じドラマシャワーの前枠の『高良くんと天城くん』に出演させてもらっていたところで。その撮影が終わってすぐのタイミングだったので「本当に?」ってなりました。嬉しさが先にありつつ、こんなに連続することってあるんだと驚きでした。また呼んでもらえるという嬉しさのあとに、恋愛モノの当事者になるのは初めてだなと気づいて……。今までは主人公たちの恋愛をサポートするような役だったり、報われない恋をする役まわりが多かったので、主役で自分の恋愛が描かれるのは初。不安も感じつつ、挑戦だなと思いました。
井上想良(以下、井上) 僕はデビューしてから、まだひとつの作品に最初から最後まで登場し続けるようなメインの役どころを演じたことがなくて。なので、いきなりのW主演に嬉しさもありましたが、やっぱり不安が大きくて……。でも、監督や璃央と作品のことについて話し合い理解を深めて、不安をひとつずつ潰しながら撮影をするような日々を過ごしました。でも、撮影自体は楽しかったです!
小宮 最初に原作の小説を読んだのですが、山田浩一を演じるとか関係なく、まずは素の状態で読み進めました。それなのに、最後は涙が止まらなくて……。普段小説を読むことは多くないのですが、『永遠の昨日』は読んでいて目の前に情景が浮かぶようで、素直に感情が入ってくる感覚がありました。それで、台本をいただいて初めて浩一としてお話を読んだら、浩一に感情が乗りすぎてしまって。涙をこらえながら本読みやリハーサルを重ねていました(苦笑)。
井上 小説や台本を読んでみて、満や浩一の苦しかったり辛かったりする部分は切ないし共感したのですが、でも本当のところはこのふたりにしか分からない感情なんだろうなというのもあって……。お互いがお互いに共通点を感じたりして、一緒にいることに温かみを感じました。
小宮 山田浩一は、ザ・ポジティブ!
井上 青海満はそうだなぁ……。
小宮 満は冷静沈着じゃない?
井上 そうだね、冷静沈着です!
小宮 浩一はクラスの人気者なんですけど、自分の学生時代を思い出してみるとそこはちょっと違うかなぁ(笑)。自分は誰とでも仲良くなるというよりは狭く深い交友関係というか、仲良しの数人とずっと仲がいい感じでした。違うクラスの人と気軽に仲良くはなれなかったし、浩一のコミュニケーション能力の高さや人柄の良さは自分とはまったく違う部分なので憧れますね。
井上 満は内に秘めている思いだったり考え方があるんですけど、それをあえて人には言おうとはしないんですよね。関わる必要がないというドライな部分もありつつ、言わないだけで熱い部分もあって。僕も思っても言わないことはありますが、わりと社交的なほうだと思うのでそこは真逆な部分かな。ただ、人には言わないけれど自分の内に熱い思いを持っている部分には共感しますね。
井上 璃央も浩一も、場の空気を作るのが上手なんですよね。ふたりともその場にいるだけで空気が温まるというか、雰囲気が明るくなるところは似ていると思います。
小宮 みっちゃん(満)と想良ちゃんは、ストイックなところやしっかり者なところが似ていると思います。あと、物事をしっかり捉えて明確な理由を持って行動するところも。例えば、みっちゃんがどう思って何を考えてその言葉を発したのかを考えて、台詞一言一言を発している感じ。そこは自分にはない部分なのですごいなと思います。
小宮 いっぱいあります! いっぱいありすぎるのですが、ネタバレになるので後半は省くとまずは第1話。浩一とみっちゃんが最初に出会ったときの表情と、そこから変わっていくふたりの関係性。ボケとツッコミみたいに、他愛もない会話ができるような関係値になるまでのみっちゃんの表情が最高! すごくきれいで、でも自然体で、そこにみっちゃんがいると思えるお芝居をしてくれるので、本当にどのシーンも見逃さないでください。あとはやっぱり、最終回の第8話かな。みっちゃんのことをずっと見ていてほしいです。
井上 僕も序盤からひとつ。原作の小説では雪が降っているなか浩一が事故に遭うんですけど、そこがドラマでは雨になっていて。作中でも何回か雨の降るシーンがあるのですが、何かしらの出来事が起きることになるので雨には注目してほしいです。事故のシーンは3~4時間ずっと雨を浴びながら撮影していたので、自分のなかでも一番大変だったし、璃央も大変だったと思うのでその分いい映像になっているはず。
小宮 雨のシーンに関しては他にもあって。撮影は夏だったんですが、曇りの日に3~4時間ずっと雨に打たれ続けているとさすがに寒くなってしまって。寒くて寒くて、お互いに撮影スタートがかかる前に「よし、震え止めるぞ!」って気合いを入れてました(苦笑)。あのときが今回の撮影で一番大変だったと思います。
井上 難しいね。
小宮 でも確かに『永遠の昨日』は「トゥンク」って感じじゃないよね。いろんな表現ができると思うんですけど……。
井上 どうぞどうぞ。
小宮 嘘、俺から!?(笑)
井上 だって思いつかないから……。
小宮 心臓に刺さる「グサッ」て感じもあるし、みっちゃんと浩一のほのぼのしたところを見ていると「ふわっ」て感じにもなるんだよね。感情の振れ幅が大きすぎて、情緒不安定になっちゃう(苦笑)。ドクン、バリン、ふわっ……みたいな。
井上 なるほど。
小宮 ほんとに、ひとつ前のクールで放送してた『高良くんと天城くん』は日常モノでかわいい~トゥンク♡みたいな感じだったんだけどね。
井上 擬音で表すなら雨の音とか?
小宮 なら「しとしと」かな?
井上 いいんじゃない。いろんな意味で「しとしと」だと思うよ。
小宮 ドラマ『永遠の昨日』を表す擬音は「しとしと」です!
井上 『永遠の昨日』は純粋で初心な高校生の恋愛模様が描かれているので、見ていると自分の初恋を思い出したくなっちゃうんじゃないかなと思います。そんなピュアな作品をふたりで一生懸命演じました。
小宮 想良ちゃんが言っていた通り、ふたりの初めての恋が本当に初々しく描かれています。大人の恋愛とはまた違ったときめきは見どころですが、浩一は脈も温かい体温も亡くしてしまいます。それでもふたりの仲のよさを楽しんで演じました。
井上 どういうときに見てもらおう?
小宮 難しいね、寂しいときに見たらもっと寂しくなっちゃうかな……? でも、寂しさはありつつ温かさも受け取ってもらえると思うので。浩一とみっちゃんの恋、そして人生を見届けてください。
原作:榎田尤利『永遠の昨日』(角川文庫/KADOKAWA 刊)
監督・脚本:小林啓一
音楽:坂東邑真
オープニング主題歌:Ayumu Imazu「Sunshower」
エンディング主題歌:久保あおい「遠い夏の日」
制作:「永遠の昨日」製作委員会・MBS
公式サイト:
https://www.mbs.jp/eien/
公式Twitter:
@tunku_shower
https://twitter.com/tunku_shower
公式Instagram:
@tunku_shower
https://www.instagram.com/tunku_shower/
©「永遠の昨日」製作委員会・MBS
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