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会場の大きさは前回の2倍以上。広くなった舞台でどのようなおそ松ワールドが繰り広げられるのでしょうか。プロローグのような短いお話が終わると、オープニングテーマとともにキャストたちが現れてパフォーマンス! 舞台は前回と同様、松野家をイメージしたセットが建てられています。アニメ調のタッチとカラーで描かれた背景や小物など細部にわたってアニメの松野家が再現されています。このセットは360度回転するのですが、裏面は真っ白になっていてプロジェクションマッピングによって様々な背景を映し出すことができるのです。
オープニングはポップでカラフルな絵が次々と切り替わって映し出されて、F6のメンバーが次々にステージに登場します。今回の舞台のために作られた衣装はまるで王子様のようにゴージャスです。一人一人デザインが異なり、見比べて楽しめます。F6も6つ子たちも客席に降りてきて、かなりの至近距離でお客さんを楽しませてくれました。6つ子たちはここでも自由に動き回り、十四松はジャンプして二階までの壁を登ろうとしていました(笑)。お客さんもペンライトやうちわを振って最初から大盛り上がり。楽しいおそ松ワールドの始まりです!
最初のお話は、6つ子たちが就寝前になかなか寝つかずわちゃわちゃしていると、突然爆発音が聞こえるところからスタートします。
皆が急いで下の階に降りようとするなか、十四松はそのまま2階からジャンプして1階に降りてしまいます。「それはやっちゃいけないことだから!」とチョロ松に叱られますが全然聞いていない様子。皆が降りてきて外を見ると、なんと松野家の庭に温泉が沸いていて……!? 温泉を使ってお金儲けしようと妄想話が膨らむニートで童貞の6つ子たち。女の人はタダにしようとか混浴にしようと盛り上がりますが、果たしてその夢は実現するのでしょうか……?
6つ子のターンが終わると暗転して、すぐにF6のターンが始まります。お姫様のようなドレスを着たトト子ちゃんの目の前にF6が現れて、甘い言葉を乗せた歌をミュージカルのように歌います。素敵な王子様のようなF6ですが、なんと全員ズボンのチャックが開いていて、大事な部分にそれぞれのイメージカラーのライトが当てられています。股間を光らせながら最後まで歌い上げる姿が非常にシュール。これぞ『おそ松さん』の世界です。お笑いコントのように練られた脚本と、体を張りまくるキャスト陣に会場内はつねに爆笑。6つ子メインのお話とF6メインのお話が交互に進んでいくので息をつく暇もありません。
6つ子たちは前作に増して仲の良さがパワーアップしていました。愛らしく、時に憎たらしい6つ子たちがわちゃわちゃ絡む姿は萌えずにはいられません。アドリブかな? と思うシーンもいくつかあり、家族のように自然な掛け合いにファンはきゅんとしてしまいます。
今回印象的だったのは、前作に比べてF6のメンバーがお笑い要員としてかなりパワーアップしていたこと。もはや脱ぎ担当として定着しているF6カラ松役の和田雅成さん、今回も豪快に脱いでます! 他のメンバーも綺麗な顔で貪欲に笑いを取りに行くので、さらに笑いを誘います。
パワーアップといえば、チョロ松のヲタ芸は見どころの一つです。植田圭輔さんが全身全霊を注いで披露するヲタ芸は思わず感動してしまうほど。
トト子役の出口亜梨沙さんとイヤミ役の窪寺昭さんは、今作からの出演です。
トト子ちゃんは6つ子とF6どちらとの絡みも多いので、舞台の上でたくさんの表情を見せてくれます。いつもトト子ちゃんにいやらしい目を向けてくる6つ子たちには容赦なく鉄拳制裁をくらわせて、全員をボコボコにしたあとに可愛い声でとぼける姿は鉄板。F6の前では夢見る乙女……というか妄想たくましい腐女子に? 今回は「私、変態かも……」と悩みつつ、"濡れ男萌え"の性癖を暴露してくれました。
彼女の頭の中で様々なシチュエーションで濡れ男を演じるF6の面々。惜しげなく上半身の裸を披露してくれた和田さんや、全身を縛られながら水をかけられていた安里勇哉さんなど、体を張って会場を湧かせました。他にもアニメでおなじみのアイドル姿や、ナース姿でイヤミ先生との掛け合いが絶妙だった"医者コント"など、最初から最後まで元気いっぱいのトト子ちゃんでした。
イヤミも常にテンション最高潮! 6つ子たちからヒドい扱いを受けたり、猫耳姿のF6に萌えたりと大忙し。トレードマークの出っ歯が外れると、タダのイケメンになるという噂が……レアな姿も見ることができました。
イヤミの活躍は劇中だけではありません。ライブパートに入る前のMCをイヤミが行います。うちわやペンライトを準備してドキドキしているお客さんに、声を出す練習を呼びかけます。恥ずかしがってなかなか声を出せないお客さんに対しても、容赦なくダメ出し。2階のお客さんや男の人も煽る煽る! 「ミーは失うものがないから怖くないザンス!」。そこまで言って会場を盛り上げようとしてくれる窪寺さんに、会場は爆笑。会場が一体となって声を出すことが出来ました。
■DATA
舞台「おそ松さん on STAGE~SIX MEN'S SHOW TIME 2~」 | |
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公演期間 | 大阪:2018年2月23日(金)~2月26日(月) 全6回公演 東京:2018年3月1日(木)~3月11日(日) 全15回公演 |
キャスト | 高崎翔太(おそ松役)、柏木佑介(カラ松役)、植田圭輔(チョロ松役)、北村諒(一松役)、小澤廉(十四松役)、赤澤遼太郎(トド松役)、井澤勇貴(おそ松F6役)、和田雅成(カラ松F6役)、小野健斗(チョロ松F6役)、安里勇哉(一松F6役)、和合真一(十四松F6役)、中山優貴(トド松F6役) 他 |
劇場 | 大阪:梅田芸術劇場 メインホール 東京:TOKYO DOME CITY HALL |
演出 | 小野真一 |
脚本 | 伊勢直弘、鹿目由紀、小峯祐之 |
原作 | 赤塚不二夫「おそ松くん」 |
音楽 | 橋本由香利 |
主催・制作 | 「おそ松さん」on STAGE製作委員会2017 |
Copyright | ©赤塚不二夫/「おそ松さん」on STAGE製作委員会2017 |
公式サイト | http://osomatsusan-stage.com/ |
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