舞台『おそ松さん』第2弾ゲネプロレポート――ノンストップで笑い続けた松野家のハチャメチャな日常

舞台『おそ松さん』第2弾ゲネプロレポート――ノンストップで笑い続けた松野家のハチャメチャな日常

赤塚不二夫原作の『おそ松くん』が大人になった姿を描いたテレビアニメ『おそ松さん』。2018年現在放送中のテレビアニメ第二期が絶好調のなか、舞台公演が開催中です。大阪公演を終えて3月1日から東京公演が始まりました。今回は公演に先駆けて行われたゲネプロの様子をレポートします。

最初からとにかく自由なオープニングパフォーマンス!

おそ松さん1

2018年2月23日から大阪で幕開けした『おそ松さん on STAGE~SIX MEN'S SHOW TIME 2~』。
昨年大盛況だった舞台『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN'S SHOW TIME~』の続編です。高崎翔太さん、植田圭輔さん、小澤廉さんらが演じるおかっぱ頭がトレードマークのキュートな6つ子たちをはじめ、井澤勇貴さん、和田雅成さん、小野健斗さんらが演じる6つ子のイケメンver.である”F6”のメンバーや、強烈な個性を放つサブキャラクターであるイヤミやチビ太、トト子、ハタ坊も全員アニメから飛び出してきたようなビジュアルで舞台の上を大暴れ。

会場の大きさは前回の2倍以上。広くなった舞台でどのようなおそ松ワールドが繰り広げられるのでしょうか。プロローグのような短いお話が終わると、オープニングテーマとともにキャストたちが現れてパフォーマンス! 舞台は前回と同様、松野家をイメージしたセットが建てられています。アニメ調のタッチとカラーで描かれた背景や小物など細部にわたってアニメの松野家が再現されています。このセットは360度回転するのですが、裏面は真っ白になっていてプロジェクションマッピングによって様々な背景を映し出すことができるのです。
オープニングはポップでカラフルな絵が次々と切り替わって映し出されて、F6のメンバーが次々にステージに登場します。今回の舞台のために作られた衣装はまるで王子様のようにゴージャスです。一人一人デザインが異なり、見比べて楽しめます。F6も6つ子たちも客席に降りてきて、かなりの至近距離でお客さんを楽しませてくれました。6つ子たちはここでも自由に動き回り、十四松はジャンプして二階までの壁を登ろうとしていました(笑)。お客さんもペンライトやうちわを振って最初から大盛り上がり。楽しいおそ松ワールドの始まりです!

高崎翔太さんがやりたいと言っていた"あのネタ"が実写化に!

おそ松さん2

舞台は5分~10分ほどのショートコントのような短編が、オムニバス形式で進んでいきます。
松野家の2階でパジャマ姿の6つ子が同じ布団で寝ているシーンや、カラ松がベランダでギターを弾いている姿は、まさにアニメのおそ松さんの世界そのもの。初めて見た瞬間誰もが驚くことでしょう。
見た目がそっくりな6つ子は、色違いの服を着ていないと一見見分けがつきませんが、キャストたちがキャラクターの動きや姿勢、声や喋り方をしっかり演じているので遠くから見ても誰が何松か分かるのです。

最初のお話は、6つ子たちが就寝前になかなか寝つかずわちゃわちゃしていると、突然爆発音が聞こえるところからスタートします。
皆が急いで下の階に降りようとするなか、十四松はそのまま2階からジャンプして1階に降りてしまいます。「それはやっちゃいけないことだから!」とチョロ松に叱られますが全然聞いていない様子。皆が降りてきて外を見ると、なんと松野家の庭に温泉が沸いていて……!? 温泉を使ってお金儲けしようと妄想話が膨らむニートで童貞の6つ子たち。女の人はタダにしようとか混浴にしようと盛り上がりますが、果たしてその夢は実現するのでしょうか……?

6つ子のターンが終わると暗転して、すぐにF6のターンが始まります。お姫様のようなドレスを着たトト子ちゃんの目の前にF6が現れて、甘い言葉を乗せた歌をミュージカルのように歌います。素敵な王子様のようなF6ですが、なんと全員ズボンのチャックが開いていて、大事な部分にそれぞれのイメージカラーのライトが当てられています。股間を光らせながら最後まで歌い上げる姿が非常にシュール。これぞ『おそ松さん』の世界です。お笑いコントのように練られた脚本と、体を張りまくるキャスト陣に会場内はつねに爆笑。6つ子メインのお話とF6メインのお話が交互に進んでいくので息をつく暇もありません。

6つ子たちは前作に増して仲の良さがパワーアップしていました。愛らしく、時に憎たらしい6つ子たちがわちゃわちゃ絡む姿は萌えずにはいられません。アドリブかな? と思うシーンもいくつかあり、家族のように自然な掛け合いにファンはきゅんとしてしまいます。
今回印象的だったのは、前作に比べてF6のメンバーがお笑い要員としてかなりパワーアップしていたこと。もはや脱ぎ担当として定着しているF6カラ松役の和田雅成さん、今回も豪快に脱いでます! 他のメンバーも綺麗な顔で貪欲に笑いを取りに行くので、さらに笑いを誘います。
パワーアップといえば、チョロ松のヲタ芸は見どころの一つです。植田圭輔さんが全身全霊を注いで披露するヲタ芸は思わず感動してしまうほど。

おそ松さん3

他にも注目したいのは、以前記者会見でおそ松役の高崎翔太さんが「舞台第2弾でやってみたい」と言っていた"じょし松さん"。
"じょし松さん"とはアニメ『おそ松さん』でおなじみのシリーズで、6つ子たちが公式に女体化したことで話題になりました。しかも単なる可愛い女子ではなく、喪女(モテない独身女性のこと)となった6つ子たちの会話がリアルすぎるのです。おそ松はOL、カラ松はスポーツ系、チョロ松は腐女子、一松はミステリアス系、十四松はギャルと、それぞれクセの強い女子たちに変身しています。
そんななか、ひと際笑いを集めていたのがトド松でした。トド松が変身したのは、ピンクでラブリーなファッションに身を包んだふわふわ系女子・トド子。のんびりとした口調でぶりっこなキャラクターがウザくて面白いのですが、赤澤遼太郎さんが見事に演じていてトド子が喋るたびにお客さんが肩を震わせて笑っていました。赤澤さんの新たな一面がクセになりそうです。
じょし松さんたちのやり取りがまた面白く、お互いの髪型やネイルなどをチェックしては「卍(まんじ)可愛い~」と褒め合ったり、集合写真を撮ろうとすると皆後ろに下がりたがったりと、女子なら思わず笑ってしまうネタが満載でした。舞台版"じょし松さん"もぜひシリーズ化して欲しいところです。

新キャストのサブキャラクターたちも大活躍! 新イヤミのMCに会場がアツくなる

おそ松さん3

もちろん6つ子やF6だけでなく、サブキャラクターたちも活躍しています。
チビ太役のKIMERUさんとハタ坊役の原勇弥さんは前作より続投。安定の存在感で、舞台に出てくるだけで笑いを誘います。

トト子役の出口亜梨沙さんとイヤミ役の窪寺昭さんは、今作からの出演です。
トト子ちゃんは6つ子とF6どちらとの絡みも多いので、舞台の上でたくさんの表情を見せてくれます。いつもトト子ちゃんにいやらしい目を向けてくる6つ子たちには容赦なく鉄拳制裁をくらわせて、全員をボコボコにしたあとに可愛い声でとぼける姿は鉄板。F6の前では夢見る乙女……というか妄想たくましい腐女子に? 今回は「私、変態かも……」と悩みつつ、"濡れ男萌え"の性癖を暴露してくれました。
彼女の頭の中で様々なシチュエーションで濡れ男を演じるF6の面々。惜しげなく上半身の裸を披露してくれた和田さんや、全身を縛られながら水をかけられていた安里勇哉さんなど、体を張って会場を湧かせました。他にもアニメでおなじみのアイドル姿や、ナース姿でイヤミ先生との掛け合いが絶妙だった"医者コント"など、最初から最後まで元気いっぱいのトト子ちゃんでした。

イヤミも常にテンション最高潮! 6つ子たちからヒドい扱いを受けたり、猫耳姿のF6に萌えたりと大忙し。トレードマークの出っ歯が外れると、タダのイケメンになるという噂が……レアな姿も見ることができました。
イヤミの活躍は劇中だけではありません。ライブパートに入る前のMCをイヤミが行います。うちわやペンライトを準備してドキドキしているお客さんに、声を出す練習を呼びかけます。恥ずかしがってなかなか声を出せないお客さんに対しても、容赦なくダメ出し。2階のお客さんや男の人も煽る煽る! 「ミーは失うものがないから怖くないザンス!」。そこまで言って会場を盛り上げようとしてくれる窪寺さんに、会場は爆笑。会場が一体となって声を出すことが出来ました。

最後まで会場一体となって盛り上がったライブパート

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イケメン編集部の日常コメディーマンガ「毎日が沼!」隔週金曜更新

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