numan編集部
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そして宇宙歴8世紀末、二人の天才――“常勝の天才”ラインハルト・ラインハルト・ミューゼル/ローエングラム(永田聖一朗さん)と“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリー(小早川俊輔さん)の登場により歴史は大きく動くことに……。
INDEX
”アスターテ星域”で発生したこの戦いは、数で勝る同盟軍が帝国軍を包囲し勝利すると予測された戦い。しかし、同盟軍は帝国側の艦隊指揮官であるラインハルトの策により優勢を覆され、一転して窮地に陥ることに。
勝利を確信するラインハルト。そこに指揮官負傷により同盟軍の艦隊指揮を引き継いだヤンが立ちはだかり……。
舞台上の大スクリーンには壮大な宇宙、そして、その宇宙を戦場とする艦隊戦が大迫力の音声と共に映し出され、まるで宇宙空間にいるかのような広がりを演出、客席の人々を『銀英伝』の世界へと引き込みます。
また、戦闘メインの章とはいえ、本作の大きな魅力とされる“人間ドラマ”も濃密に展開されていき、舞台上では刻々と変化する戦況とあわせて、人々の思惑が代わる代わる交錯していきます。
帝国側では、永田さん演じるラインハルトが古参の将から若さゆえに裏で侮られる中、確固たる意志と自信を持って指揮し、周囲を見返していく様は痛快!
同時に、そんな泰然としたラインハルトが家族同然の腹心・ジークフリード・キルヒアイス(加藤将さん)にだけ見せる心を許した表情など、信頼しあう二人の絆には思わずドキリとさせられます……!
苦境の中でも時にはユーモラスに、時には飄々と「心配するな。私の命令に従えば助かる」、「負けはしない」と味方を鼓舞する姿は、カリスマ性あふれるラインハルトとはまた違った指揮官としての、人間としての魅力を見せてくれます。
第一幕目から緊迫した戦闘から始まる本舞台ですが、『銀英伝』の世界観や主役となるラインハルトやヤンがどういったキャラクターなのかがキャスト陣の熱演により感じ取れます。長い歴史を持つ本作ですが、“初『銀英伝』”の人もグッと世界に引き込まれるはずです。
勇猛かつ公明正大な性格のミッターマイヤーは、過去、民間人に非道を働いた貴族出身の部下を軍規に基づき銃殺。そのことが貴族の恨みを買い、投獄され謀殺の危機に陥ってしまいます。
ミッターマイヤーの危機に、親友であるロイエンタールが助力を願ったのが帝国の中で頭角を現し始めたラインハルトであり、救出の見返りとしてミッターマイヤーと共に忠誠を誓うことを約束。ロイエンタールの願いを受け入れたラインハルトは、キルヒアイス、ロイエンタールと共にミッターマイヤーの救出に赴くことに……。
このロイエンタールとミッターマイヤーの物語はアニメ版では描かれなかったシーン。“静”と“動”とも言える親友ふたりの強い絆を畠山さんと釣本さんが熱演。より深い『銀英伝』を観られるのも、舞台版ならでは。
己の野心実現のため昇進を望むラインハルト、それとは逆に野心を持たず、望まぬ昇進をさせられ更なる逆境に追い込まれていくヤン――そんな対照的な様子を見せる二人を永田さんと小早川さんが見事に表現していました。
今後より苛烈になっていく帝国と同盟二国間の戦い。本舞台はその壮大な“伝説”の序章ともいえるもの。伝説の渦中に立つラインハルトとヤン、二人の英雄の運命が今後どう動いていくのか――幕を開けた壮大な伝説を最後まで見届けてください!
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