津田健次郎、芝居への飽くなき探求心。声優のルーツは"映画"にあった。

タイバニ』のネイサンでは、低音ボイスを生かしたガラガラ声の女性役というのもあいまって、キャラクターの濃さにより拍車がかかっていたように思います。

さらにマンガ『極主夫道』では主人公・龍の声だけでなく実写PVにも出演。ファンからはその風貌や雰囲気を含め「ぴったり」「津田さん版の実写もみたい」という声が相次ぎました。

『極主夫道』(著:おおのこうすけ)実写版PV

声を職業としているすべての方が実写にハマるというわけではありません。若干の違和感を覚えることもあるでしょう。
しかし、津田さんの場合にはその違和感は全くありません。それは津田さんの役者としてのルーツに関係しているのだと思います。

声優と俳優。ルーツは"映画"にあった

声優だけでなく、役者としても着々と成果を出している津田さん。声優・俳優を両立する彼のルーツは“映画”にありました。

明治大学文学部で演劇を学ぶほど、お芝居が好きで映画監督を目指していた津田さん。大学時代は古い洋画からマニアックなミニシアター系の映画までとにかくよく観ていたのだそう。ところが、ひょんなことから演じることに興味を抱き、劇団の養成所に所属。そこから俳優人生が幕をあけます。

DVD『マグダラなマリア―魔愚堕裸屋・恋のカラ騒ぎ―』

DVD『マグダラなマリア―魔愚堕裸屋・恋のカラ騒ぎ―』

via DVD『マグダラなマリア―魔愚堕裸屋・恋のカラ騒ぎ―』

その後さまざまな作品に出演。声優として活動する一方、2006年には『陥人-どぽんど-』に出演し、兄として慕った男に、その愛ゆえに利用されてしまうイアーゴーを好演しました。

2008年から出演していた『マグダラなマリア』シリーズでは、エキセントリックな娼婦・グレイスをコミカルに、毒々しく演じています。

筆者が津田さんを「俳優」として認識したのは『マグダラなマリア』シリーズが最初でした。

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numan編集部

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