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ウィズステージは、"観客は登場人物の一員"という設定でストーリーを展開し、キャストが客席に向けて語りかけたり、観客自身に物語の展開を選ばせる“ifセレクト”を行ったりと、まるで舞台に参加しているかのような演劇を演出し、上演する舞台制作ブランドです。
乙女ゲームの選択肢を選んでいるような感覚も楽しめる、新感覚のエンターテイメントとなっています!
これまでのウィズステージでは、お客様が気兼ねなく参加できるように、客席に予めペンライトが用意されていましたが、今回は指輪状のフィンガーライトが入場時に配られました。これで、観客は手ぶらで来場しても何も問題ありません!
あとは劇中でキャストからいくつかの選択肢が与えられた後、「○○がいいと思う人はライトを振って!」という指示が出されるので、あなたが望む選択肢でライトを掲げればいいだけ! このフィンガーライトは記念にお持ち帰りOK! ご観劇の記念にぜひ。
原作の『結ひの忍』は、Ameba、mixiゲーム、GREEで配信されているカード式シナリオゲーム。
”忍者×おむすび”をキーワードに、明太子、しらすなどのおにぎりの具材の擬人化(!?)として話題となりました。
物語の舞台は広大な領地と豊かな資源、そして春夏秋冬の四季を同時期に有する平和な国――稲穂ノ国。
その平和の影で活躍するのが、”おひつの里”をはじめとする特殊な里で生まれ育った“結忍(ゆいにん)”たちです。
今回の舞台では、二つの国を治める殿となった双子、稲穂 光(汐谷文康さん)と稲穂 錦(新澤典将さん)の誕生日を祝う生誕祭が開催されるところから始まります。
7日間にわたる生誕祭の式典の数々に飽き始めた双子のもとに、先代・旭が遺した宝の噂が届きます。その噂とは“美しく輝く一対”を天守閣に持っていくと、宝の扉が開く……というもの。
光と錦の命令により、“美しく輝く一対”を探し、噂にまつわる調査を進める結忍たち。果たして結忍たちは、無事に生誕祭の最終日を迎えることができるのでしょうか?
冒頭で分かりやすくゲームのおさらいと、今作のあらすじの紹介があるため、初めての方も安心して楽しむことができます。
なるほど、おにぎりの具材の擬人化だから、稲穂ノ国が舞台で、お米自体が1番権力を持っているのか……と納得(笑)。
とにかく登場人物が多い本作ですが、おにぎりの具材の擬人化とあって、それぞれのキャラクターが何の擬人化で、何と繋がりが強いのかを考えながら見ると、キャラの個性やそれぞれの人間関係(おにぎり関係?)が分かりやすいのです!
チャラチャラしているようで、やるときはやる明太子(和合真一さん)、芯は強いが物腰柔らかなしらす(木村敦さん)、この2人の結忍を中心にまとまっていくメンバーたち。性格はだいぶ違う明太子としらすですが、今回の物語で時には敵との戦いで背を預け合い、冗談を交えながら笑い合う、幾度もピンチとチャンスを乗り越え、絆を深めていきます。
ちなみに今回の記事では分かりやすく、"明太子"、"しらす"、と具材そのままの呼び名で書きますが、彼らにも介鱈 辛明(すけたらからあき)、白洲 竜王(しらすりゅうおう)といった正式な名前がありますので、気になる方はぜひ公式をチェックしてください!
かっこつけで俺様キャラながらもキメきれないお馬鹿っぷりで場を和ますツナマヨ(柏木佑介さん)、ダンスパフォーマンスでは、ブレイクダンスのようなアクロバットな動きを披露し、身体能力の高さを実感。劇中は面白キャラの印象が強いですが、ここぞとばかりにかっこよさを見せつけてきます。
頼もしく父性あふれる鮭(山沖勇輝さん)はフードから覗く横顔があまりにも美しい。元々感情の起伏が激しくありませんが、そんな鮭が仲間を思い激昂する姿は、心に思いが響き感動を覚えます。
お酒の入ったひょうたんを持ち歩き飲んだくれているマグロ(堀江慎也さん)、でもやるときはやります!
そして腹筋を露出しワイルドに皆を盛り上げる野沢菜(小谷嘉一さん)。私は長野出身なので、つい野沢菜を応援してしまいます(笑)
分かりやすく仲が良いのが昆布(與座亘さん)とわかめ(立原寛也さん)。なるほど海の幸繋がりか……と思いながらほのぼの見られるかわいいコンビでした。
玉子(小林瑞紀さん)はかわいい顔して裏表が激しくボソっと黒い発言をする”闇の玉子“と呼ばれる一面が……!?
そんな玉子をかわいがってくれる兄貴分がおかか(足立英昭さん)。おかかと野沢菜の兄貴分コンビの絆が感じられるシーンはじーんとしました。
おとなしく口数少ない唐揚げ(嶋崎裕道さん)は物語後半、自分の殻を破るシーンが印象的で、仮面を半分かぶって表情は見えにくいですが心動かされました。
本作の中でもひときわ異彩を放っていたのがゴマ(中三川雄介さん)。単独行動が多く、トリッキーな動きで場をかき乱します。
常にイチャイチャしているプロデューサーのブレッド(村上渉さん)と振付師チェリー(田邊俊喜さん)!
ブレッドは「YOU○○しちゃいなYO!」といういかにもプロデューサーなノリが目立ち、チェリーはアドリブ全開の非常に強烈なおネエキャラでした(笑)。
そんな2人が連れているのはライト(杉本勝久さん)&プリズム(木原健人さん)というアイドルの2人組。あざとさ満点な彼らのかわいらしいパフォーマンスにも目が離せません!
そしてさらに、4人のほかにも舞台オリジナルキャラクター、先代の稲穂旭に仕えた伝説の忍・しば漬け(矢島八雲さん)が登場。どうやら彼は“美しく輝く一対”にまつわる先代が残した遺言を持っているようで、貫禄を感じるその振る舞いにも注目です。
そして舞台の最後、エンディングを選択する“ifセレクト”もありました!
そんな、どっちのエンディングも見たい! 選べない! と私は頭を抱えてしまいました。正直両方見たかったです!
ウィズステージVol.4『結ひの忍』はただいま東京・六行会ホールで上演中です。稲穂ノ国からの帰り道には、きっと推しの具材のおにぎりが食べたくなるかも!? 新しい舞台の形を、ぜひご覧になってください。
以下、ゲネプロ写真。
執筆:通崎千穂 @tsu_otometsu
編集:白鳥 雅
■DATA
ウィズステージVol.4『結ひの忍』 | |
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公演期間 | 2017年11月23日(木・祝)~26日(日)全7公演 |
キャスト | 和合真一、木村敦、柏木佑介、山沖勇輝、小谷嘉一、足立英昭、與座亘、嶋崎裕道、小林瑞紀、立原寛也、堀江慎也、中三川雄介、汐谷文康、新澤典将、村上渉、田邊俊喜、杉本勝久、木原健人、矢島八雲、會田海心、木下佳、千葉瑞己 |
劇場 | 六行会ホール (東京都品川 区北2-32 -3) |
演出 | 滝井サトル |
脚本 | 雲井るみ |
原作 | 株式会社ビジュアルワークス |
プロデューサー | 渡邊圭・増野光晴(モノガタリ) |
主催・制作 | モノガタリ |
公式サイト | http://with-stage.com/yuinoshinobi/ |
公式Twitter | https://twitter.com/withstage |
Copyright | © Visualworks. / mono-gatari All Rights Reserved. |
【ゲネプロ写真追加】和合真一、木村敦、柏木佑介ら出演!おにぎりの具材が擬人化!? ウィズステージ第4弾『結ひの忍』ゲネプロレポートhttps://t.co/L9rll1IgMl#結ひの忍 #ウィズステージ#和合真一 #木村敦 #柏木佑介 #山沖勇輝 #小谷嘉一 #與座亘 #足立英昭 #立原寛也 pic.twitter.com/W2hjIMGJMv
— numan編集部 (@numan_edd) November 28, 2017
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