numan編集部
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オープニングではまずレイン役の高橋広樹さん、ジェイド役の小野坂昌也さん、ヒュウガ役の小野大輔さんが登場。本当に久しぶりの『ネオ アンジェリーク』オンリーということもあり、それぞれのキャラクターから、あなたに会いたかったという気持ちが強く強く伝えられます。
「お前もそうだろ? 会いたかったよな?」
という問いかけに対して会場からは大きな拍手。レイン役の高橋さんは「エクセレント!」と嬉しそうに微笑みました。
続けてルネ役の山口勝平さん、ベルナール役の平川大輔さん、マティアス役の楠大典さん、ロシュ役の木村良平さんも次々とステージに上がり、最後にセンターに立ったアンジェリーク役の遠藤綾さんには、まるで後光が差しているようでした。
キャストが全員揃ったところで、最初に披露された楽曲は……『SILENT DESTINY』! イントロが流れると会場から割れんばかりの歓声が上がりました。アニメ『ネオ アンジェリークAbyss- Second Age-』のOPでもあり、10年前の『大陸祭典』でも歌われたこの楽曲、あれから10年も経ったとは思えません。
今回のメインドラマは2017年12月に発売された『ネオ アンジェリーク 天使の涙』の時間軸のお話。新キャラクターであるカミーユ(山下大輝さん)がナビゲーター役としてイベントを進行してくれました。
メインドラマ前半は、セレスティア教団の教団長であるルネを中心としたストーリー。
怪我をしたルネは、新しい皆の住居である「せせらぎ邸」に身を寄せています。せせらぎ邸でルネに寄りそうヒュウガとアンジェリークは、彼を心配して少しの外出でも控えるように止めますが、外の空気を吸いたいルネは「いいでしょ?」とかわいく2人におねだりします。そのあまりの愛くるしさに、ヒュウガもアンジェリークもたじたじ(笑)。
しかし少しだけと庭に出て気分転換をしていたルネたちのもとに、突然モンスターが現れます。
ルネを安全な場所に移し、一人戦うヒュウガを追って自分も戦いに出ようとするアンジェリーク。 ルネはつい、そんな彼女の手を掴んで止めてしまいます。 危険な場所に行かせたくない、と思ってしまったルネ。しかし、彼はぐっとその気持ちを抑え、「ヒュウガの力になってあげて」と彼女を送り出します。
やがてモンスターを撃退できた2人がルネのもとに戻ってきます。
元銀樹騎士だからこそ、教団長であるルネと女王の卵であるアンジェリークを命を賭してでも守る、というヒュウガに、ルネはせせらぎ邸での穏やかな日々の中で忘れかけていた自分の使命を思い出します。
「僕は、ルネであって、ルネじゃない。セレスティア教団の教団長だから」――。
ルネはこのままアンジェリークの傍にいては、彼女を好きな気持ちを抑えられない、先ほどのように戦いに赴く彼女を止めたくなってしまう……だからセレスティザムに帰らなければと静かに決意するのでした。
メインドラマ後半はレインを中心としたストーリー。
ファリアンでアンジェリークと再会したベルナールとロシュ。この辺でモンスターが出現していると依頼を受けたアンジェリークは寝る間も惜しんで奔走していた様子。
一方アーティファクト財団の専務理事となったレインはアンジェリークと離れ、星の舟の整備に寝食を忘れて取り組んでいます。今や二人は立場も違い、以前のように気軽に会うことも難しい状況なのです。
そんな彼らを心配し、ジェイドはファリアンのホテルを使っての皆での食事会を提案します。
翌日、食事会の約束を前に、アンジェリークはモンスターとの戦いで力を使いすぎ、倒れてしまいます。ロシュからアンジェリークが倒れたと聞いたレインは顔色を変えてアンジェリークのもとへ。
眠っているアンジェリークの枕元で、レインは
「アルカディアを守ることは大切だが……俺は何よりお前が……」
と苦悶します。目を覚ましたアンジェリークは、自分もレインを心配していて「会いに行きたかった」と素直に彼に伝えます。
お互いの気持ちを確認した2人は改めて、アルカディアの平和のために無理をせず頑張ろうと誓い合います。レインはアンジェリークの手を握り、彼女と2人で過ごす幸せな未来を必ず掴むことを決心するのでした。
それぞれのメインドラマに続けて、ルネの新曲『Promise~小指の誓い~』、レインの新曲『Silent Rose』が初披露されました。
ルネがセレスティザムを出たり、レインとアンジェリークが離れて暮らしたりと、前作から2年後が舞台となっている『ネオ アンジェリーク 天使の涙』。彼らとの新たな物語をぜひゲーム本編でお楽しみください!
また、イベント内ではキャストによる『ネオ アンジェリーク 天使の涙』の紹介コーナーも。ゲーム内のシーンを生アテレコする場面もあり、会場内はうっとり胸きゅん♡かと思いきや、そこはネオ アンジェリークのキャスト陣、相変わらず笑いの要素も容赦なく突っ込んできます(笑)。小野坂さんが最後の挨拶で「このコーナーが一番楽しかった」と仰っていたのも頷ける、名(迷?)コーナーでした。
今回のバラエティコーナーは『おれきるSP! 2018』。WEBラジオ『ネオ アンジェリークAbyss~陽だまり邸へようこそ~』でヒュウガ役の小野大輔さんとベルナール役の平川大輔さんが寄せられたお悩みをズバッと斬っていくコーナー「あなたのために俺が斬る!」略して「おれきる」の特別版です。前回の「大陸祭典」でも爆笑必至だったこのコーナーが再び戻ってきました!
まずはお手本として平川さんが木村さんの「寝るタイミングを逃してしまう」というお悩みを斬ることに。
お酒を飲んでいるうちに寝るタイミングを逃して飲み過ぎてしまうという木村さん。
小野坂さんから「置鮎(龍太郎)くんは2杯で寝るよ!?」 と思わぬ先輩の名前も飛び出し、会場は大爆笑。年齢を重ねれば解決する……? ということで、10年ぶりの『大陸祭典』にかけて「10年後を待て!」と平川さんがお悩みを斬りました。
続いては遠藤さんの「髪の毛を切ろうか迷っています」という女性らしいお悩みを、小野坂さんが「ブーボーザンギリ!」と謎の語感の良さ(笑)で斬り、最後は小野坂さんの「トンファーの使い道に困っています」というお悩み。「以前のイベント」の時にジェイドの武器と同じトンファーを買ったものの、今は使い道がないそうです。
山口さんから「メルカリに出す!」という現実的な意見も出ましたが「思い出の品!何かに使いたいの!」とのこと。このお悩みを斬ることになった木村さん、「燃えないゴミの日に出す!」といういたって現実的かつ常識的かつ強引な結論に至りました。
「だから思い出の品なの!」と小野坂さんが抗議しつつも、コーナー終了。10年の時を経ても相変わらず? 抱腹絶倒のバラエティコーナーでした(笑)。
イベント中盤では『ネオ アンジェリークSpecial』の時間軸でのミニドラマもありました。
ルネに言われ、セレスティア教団主催のクイズラリーのテストプレイに参加することになったロシュの物語です。が、出される出題はなぜかロシュのプライベートな内容ばかり。
最後にルネからの「とある路地裏の情報屋の気になる相手は女王の卵? それとも1人のかわいい女の子?」という出題に、ロシュは
「俺にとってはただ1人のかわいい女の子だ。俺はあいつに夢中なんだぜ」
と当然とばかりに回答。
そんな彼に対してルネは「僕だって彼女に夢中なんだ。君には渡せないな」とライバル宣言。
するとそこに「ちょーっと待った!」とレインとヒュウガが登場。
「俺たちに勝てないようじゃアイツは渡せない!」と息巻く過保護なオーブハンター達に「恋のライバルとして登場しなくていいのかよ!?」と思わずつっこむロシュなのでした(笑)。
今回の愛のメッセージコーナーのテーマは「Happy Dining」。ヒロインと結ばれた後の甘い食事のひとときです。
トップバッターはロシュ。帰宅したヒロインを、彼女の好きな料理ばかりでもてなしてくれますが、食べる前に話があると、仕事のしすぎをたしなめられます。
そんなロシュの様子が嬉しくて思わず笑ってしまうヒロイン。不服な様子の彼は
「もしまた無茶をするなら、患者の前で今と同じことするぜ?」
とヒロインにキスをしてしまいます。
続いてマティアス。本を薦めてもらったお礼に料理を、と申し出るヒロイン。どうしても引かない彼女にマティアスは
「そなたが私のためを想って作ってくれれば、それが私の好きな料理です」
と答えます。彼女と次の約束が出来ることが、嬉しくて、たまらなく苦しいとマティアスは胸の痛みを覚えるのでした……。
続いて『Sweetsの魔法』を歌いながら現れたジェイドに会場からは感嘆の声が上がります。
ヒロインのリクエストに応えて料理を作っているようでしたが、リクエストされたのがジェイド自身の好きな料理ばかりだったようで……?
ジェイドに喜んでほしかったから、というヒロインに、料理は一旦休憩して、今一緒にいられることを感じたいという嬉しそうなジェイドなのでした。
最後はベルナール。夕食を作り始めるベルナールに、後から帰宅したヒロインが手伝いを申し出ますが、今日は自分がやるからとヒロインを甘やかします。
そんなベルナールに後ろから抱きつくヒロイン。無邪気な彼女にベルナールは
「いい子だからもう少し待っていて」
とキス。お約束ですが、最後の「僕の可愛い奥さん」はずるいですね……。
最後は待ってましたのライヴコーナー。
1曲目はヒュウガの『紫紺の火道』。ヒュウガの初めてのキャラクターソングです。何年経って聞いても、己の道を貫く彼の強い想いが伝わる楽曲でした。
2曲目はベルナール&ロシュで『高鳴る鼓動はAllegrissimo』。舞台上の左右の階段を使い軽快に二人で下りてくると絶妙なコンビネーションで歌い上げます。最後はセンターで肩を組む二人に黄色い歓声が上がりました。
3曲目はルネとマティアスの教団コンビで『粉雪のCrescendo』。この時期にぴったりな楽曲です。荘厳で清らかな1曲ですが、山口さんが楠さんのお腹をパンチしたりと、普段の仲の良さが伺えるやり取りも(笑)。
そしてライヴコーナー最後の1曲はまさかの『オーブハンター5のテーマ』!
途中レインの「アメイジング!」やジェイドの「今行くよ!」という掛け声も当時のまま入り、会場はこの日1番の盛り上がりに。中央で祈るポーズをとる遠藤さんを中心に全員での決めポーズもばっちりでした!
ちなみにこれらの懐かしいキャラクターソングは、先日発売された『ネオ アンジェリーク ヴォーカルコンプリートBOX』に収録されていますのでこちらもチェックしてみてください!
イベントは余韻が冷めぬままエンディングに。
キャストの皆さまからの10年分の想いがこもった挨拶が続きます。
遠藤さんの「マジ半端ねぇ!」の絶叫や、楠さんの「元教団長ビーム!」、小野さんの「ヒュウヒュウガ!」など前回の大陸祭典を彷彿とさせるフレーズも久しぶりに飛び出し、懐かしさに浸る中、やはりキャストの皆さんから出るのは「次は全員揃ってまたやりたい」というお言葉でした。
実は今回のイベント、ニクス役の大川透さんが病気療養のため、お休みされることになったのです。そんな中、小野さんから、会場に届いていた大川さん宛てのお花の写真を送ったところ、「感謝します、マドモアゼル。元気です。必ず皆様のもとに帰って来ます」というお返事があったという報告があり、会場全体が涙ぐみました。
ネオロマンスの色々な作品が集うイベントでも、ずっと『ネオ アンジェ』愛を訴えてきた高橋さんも、2度目のオンリーイベントに感無量といった表情。全力の「アメイジング! エクセレント! ブリリアント!」のコール&レスポンスをいただきました。
最後は、10年前の大陸祭典のアンコールでも歌われた、『ネオロマンス♥キャラソン総選挙』で見事1位を獲得した『軌跡~the brilliant days』を全員で大合唱。
10年という時を経て、キャスト・ファンの団結、そして作品愛はどんどん深くなっているのを実感できたイベント。
でも10年はやっぱり長いので、次回はもっと近いうちに、ぜひオールキャスト揃った「大陸祭典」を! と願ってしまう夜でした。
執筆:通崎千穂 @tsu_otometsu
前回から約10年の時を経て、オンリーイベント開催!
『ネオロマンス♥フェスタ ネオ アンジェリーク大陸祭典2』レポート|アメイジングなひととき!https://t.co/yc6ac7s0Bv#大陸祭典2 #ネオアンジェリーク #高橋広樹 #小野坂昌也 #小野大輔 #山口勝平 #平川大輔 #楠大典 #木村良平 #遠藤綾
— numan編集部 (@numan_edd) February 22, 2018
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