スマートフォン向けアイドル育成アプリ、『あんさんぶるスターズ!』の3Dライブ「2nd tour“Bright Star”」が7月4日~6日にインテックス大阪、7月20日~23日に幕張メッセで開催され、約4万人を動員、感動のなか幕を閉じた。
『あんさんぶるスターズ!(以下あんスタ)』は2015年4月に配信を開始したアイドル育成アプリ。300万ダウンロードを突破した同アプリは、今年4月に3周年を迎え、5月に行われた感謝祭は盛況な様子を見せた。
その『あんスタ!』のアイドルたちがライブを行うのが『あんさんぶるスターズ!DREAM LIVE(通称スタライ)』だ。2017年10月から行われた1stツアーは全国4都市(東京、大阪、名古屋、仙台)を巡り、生バンドによるアレンジの効いた生演奏や、装飾品や表情など微細な部分まで作りこまれた「まるで生きているかのような3D」などが高く評価された。
大晦日には年越しライブも催され、ファンはアイドルたちと共にカウントダウンで年を越し、アンコールでは2ndツアーの開催が発表された。
満を持して、今月4日からインテックス大阪でスタートした2ndツアーは、初日から満員御礼。開演5分前、アイドルたちによる注意事項のアナウンスからファンのテンションは一気に高まり、オープニングムービーが流れると同時に自然とスタンディングでの観覧となった。
トップバッターは元気いっぱいのアイドルユニット「Trickstar」。夏らしい衣装のアイドルたちがせり上がりで登場すると、黄色い歓声が客席のあちこちから響く。
続いてTrickstarの紹介で、今回のツアーから初参加となった和風ユニット「紅月」、そして双子ユニット「2wink」がそれぞれ曲を披露し、コール&レスポンスで客席を盛り上げた。
2winkは会場にちなんで関西弁でのMCも。「元気~? って聞いたら元気やで~って答えてね!」というアイドルからのリクエストに応えて「元気やで~!」というファンからのレスポンスが会場を満たした。
今回のツアーではコール&レスポンス用の歌詞がステージ上方のモニターに表示され、ステージの左右にアイドルたちをアップで映すモニターが設置されたこともあり、より一体感のあるライブとなった。
また、会場が広くなったことでステージの広さに余裕が出来、複数のユニットが曲の合間のMCに登場したこともファンの心を掴んだようだ。ユニットの枠を超えた人気アイドル同士の会話に、会場内のファンのボルテージがより高まった。
更に今回のライブツアーでは全ユニットの衣装替えがあり、中には所謂“推し”の衣装チェンジに感極まって涙するファンの姿も。
場所を移し、7月20日から4日間にかけて行われた幕張公演。過激で背徳的と謳われるユニット「UNDEAD」は、ライブ初披露となるロックナンバーで会場を盛り上げつつ、艶やかなミディアムナンバーを歌い上げ、色気のあるステージで観客を魅了。
優美かつ華麗な騎士道ユニット「Knights」はその名のとおり、騎士を模した衣装を身に纏い、アップテンポなダンスナンバーや、ソロパートが印象的なバラード曲を歌い上げる。
大阪とは違うセットリストやアイドルたちの姿に、ファンからは喜びの悲鳴が。
更に、アンコール後に発表された「2019年春、3rdライブ決定」の報にはひときわ大きな歓声があがり、力いっぱい振られた色とりどりのサイリウムがファンの喜びを表していた。
1stからより進化したステージ演出や迫力のある生演奏、そして出演人数も増えた活き活きと歌って踊るアイドルたち。ライブの間中、彼らは確かにそこに存在し、生きていた。
次の3rdライブは2019年春。普段とは全く違う形で目の前に現れるアイドルたちのまさに夢のようなライブから、今後も目が離せない。
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