伝説のメンチ切りはやっぱり地元が強かった！？『スタオケ Featuring 常陽工業／ラザルス学院』イベントレポート

2021年2月にサービスを開始し、好評配信中のスマートフォンアプリ『金色のコルダ スターライトオーケストラ』（略称：スタオケ）。

その『スタオケ』の学校別フィーチャリング声優イベント『金色のコルダ スターライトオーケストラ Featuring 常陽工業／ラザルス学院』が2021年11月13日（土）に開催されました。

リアルタイム配信と『スタオケ』初の有観客 イベントとなった本イベント、常陽工業高校にフィーチャーした昼公演の模様をお届けします！

イベント初登場となるヤス（新井良平さん）の開演前ナレーションから始まった本イベント、オープニング後は早速ドラマ『precious memories ～常陽工業高校～』【前編】から。

練習後の木蓮館ホールに残っていた刑部（伊藤健太郎さん）と主人公、仕事中の笹塚（石川英郎さん）。
そこへ買い出しから戻ってきた仁科（保村 真さん）と桐ヶ谷（谷山紀章さん）。
お互いにチューブアイスを半分こする刑部と桐ケ谷の仲良しぶりに、思わず二人と出会った時の頃を思い出す主人公ですが……。

常陽工業高校の二人との出会いは、アプリ内ではメインストーリー第2章の出来事。アプリ内のアニメ映像も差し込みながら回想としてその場で演じてくれるのは胸アツです！　さらにメインストーリー内では描かれていない当時の心境もモノローグで入っており、こちらも本当に胸が熱くなる素敵演出……。

生徒会長の刑部と不良集団「ウロボロス」のリーダーでもある桐ケ谷。最初は対立しているかのように見えた二人ですが、実は常陽を立て直すために表と裏からそれぞれ奮闘している仲間同士。彼らとの思い出をメインドラマでじっくりと堪能したところで、ヤス（新井良平さん）が慌てふためいて駆け込んできます。どうやら水戸の教育委員会が、刑部と桐ケ谷を探しているようで──？

と、何とも不穏なところで前編は終了。

「フルボイスでまた聞けるの嬉しい」「ストーリーもう一回読みたくなる」とコメントも盛り上がったのですが、なんと言っても視聴者の反響が大きかったのはヤスの存在(笑)。
リーダーの桐ケ谷を一途に慕い、ちょっぴりおバカな一面もみせてくれるワンコ系男子ヤス。開演前ナレーションもそうですが、ドラマで登場するヤスが可愛い！
ヤスが登場する度に、視聴者コメントは「ヤスー！」「ヤス可愛い」「ヤス癒やしキャラ」とヤス一色に(笑)。

そしてトークバラエティコーナーを挟んでの【後編】へと続きます。

教育委員会からは、なんと刑部と桐ケ谷がそれぞれの立場を交換して互いの理解を深めるように、とのお達しが。そこで二人は水戸へと戻ることになります。

生徒会室で、友枝を相手に生徒会長の仕事をこなそうとする桐ケ谷ですが、常陽を見下してくるような態度を取る他校に「頭数揃えてカチコミだ！」と息巻いたり、スピーチ原稿を長いと切り捨てたり、桐ケ谷の破天荒な行動に生徒会の面々は振り回されてしまいます。

一方、ウロボロスでの刑部は、「棒アイスの新作を買い占める他校の奴らに戦争を仕掛けたい」「バイクを持っているメンツでツーリングに行きたい」というヤスの報告に頭を抱えながらも、「取り扱ってる大型ショッピングセンターで購入しろ」「安全なルートを割り出せ、計画表を作れ」と至って合理的な解決方法を提示し、硬派で熱血なヤスは窮屈さに不満な様子。

困ってしまった友枝とヤスはそれぞれ刑部と桐ケ谷に愚痴をこぼしますが、
刑部は「桐ケ谷は手段はどうあれ結果は出す人間だからよ」、
桐ケ谷は「なんだかんだ言うとおりにやってりゃ上手いこといくんだよ」
と互いへの信頼をみせます。
正反対に見える二人ですが、常陽を茨城一の高校にするという目的を共有し、誰にも邪魔できない熱い絆が存在しているのでした。

こちらも回想を挟みながら、お互いを信頼しているからこその息のあった掛け合いや、刑部が桐ケ谷のことを他人の目がないところでだけ「晃」と呼ぶところなど、何度もいいますが胸アツポイントが盛り沢山。
もう一度第2章を読み返したくなること必至の素敵なドラマでした。

トークバラエティコーナーでは、新井さんの司会のもと、伊藤さん、谷山さんの常陽チーム、石川さん、保村さんのラザルスチームに分かれて対決します。
対決するのは、『スタオケ』ハーフアニバーサリー記念番組で行われた、伝説の（？）ゲーム「カードを選んでメンチ切りをせよ！！」。
サイコロを二つ振り、出た目の合計数の枚数だけカードを引き、カードに書かれたキーワードを使って一番怖いメンチが切れた人の学校が優勝！というゲームです。

３を出した伊藤さん、２を出した谷山さんの常陽チームに対し、２を出した石川さんと11(！)を出した保村さんのラザルスチーム。
谷山さんの提案により、ラザルスチームは合計13枚のカードを二人で分けることに。

「ドンパチ・お土産・ツッパリ」という3キーワードで無難に決めた伊藤さんに続き、
「俺様・土手・縦笛・最終兵器・トランペット・ゴール・奥歯」と７つのキーワードを組み合わせなければならない保村さん。
この「奥歯」に即座に反応したのは谷山さん。「奥歯は……なんか言わせちゃうんだろうな～」と思わず口にし「それを先に言うなって！」と爆笑の一幕も。
3番手はキーワードが少なすぎて逆にやりにくいと嘆く谷山さんですが、なんと選んだキーワードは「納豆」と「無双」(笑)。絶妙に茨城・水戸らしいチョイスにこちらも爆笑。
最後の石川さんは「相棒・お前・グリーンホール・カチコミ・頭・足」を使い、なんと客席ではなく相棒である保村さんにメンチを切ります。

全員のメンチ切りが終わり、会場の判定は……やはり「納豆・無双」のパワーワードが効いたのか、常陽チームの勝利！！
そして、優勝チームへの賞品はなんと水戸の干し納豆詰め合わせという、見事にオチのついたトークバラエティコーナーとなりました。

お待ちかねのライヴコーナーは、谷山さんによる『GROOVY DAYS』（桐ケ谷 晃）から！
2021年2月に行われた『スタオケ 1st Festival』では映像のみのショートVer.での披露でしたが、今回はフルサイズでのライヴ。これは嬉しい！
思わず体を動かしたくなるような軽快なメロディに谷山さんの伸びやかな歌声が合わさり、「楽しさ弾けてて最高」「これは声出せないのが辛い」とのコメントも。

続いて尺八の音色でしぶ～～～く始まるのは、伊藤さんの『Game Changer』（刑部斉士）。
『スタオケ 1st Festival』以来の披露に、「聞きたかった～！」とコメントが。
疾走感あふれるハードロックなナンバーに、客席では緑のペンライトが力強く振られていました。

最後の挨拶では、久々のコルダシリーズでの有観客イベントということで、
「人がいるってありがたいことなんだなあ」（保村さん）
「お客さんというコルダファミリーにとって欠かせない存在が目の前にいることの幸せを心から感じました」（伊藤さん）
「またコルダという絆で一緒の空間で会いましょう」（谷山さん）
と述べていらっしゃったのが印象的でした。

本イベントはアーカイヴで視聴が可能。（2021年11月21日(日)23:59まで）
配信チケットには、公演後の出演者からのご挨拶も！
今からの視聴チケット購入も11月21日(日)21:00まで可能なので、まだまだ間に合います！

アーカイヴで何度も観られるってパラダイスっすね！（by ヤス）

ぜひ皆さんも、何度も楽しんでくださいね！