西山宏太朗&渡部俊樹、“ネイル推し声優”が夢の対談!「西山さんは色気のあるモード系の黒が似合う」お互いの概念ネイルも実現【推しに会ってみた】

「アナタの推しを深く知れる場所」として、さまざまな角度で推しの新たな一面にスポットを当てていくnuman。今月の深堀りテーマは“推しの推し”。11月4日の「いい推し(1104)の日」にちなみ、誰かの推しとなり得る人が自身の推しに会いに行く【推しに会ってみた】対談を複数本掲載していきます。

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今回は“ネイル好き”という共通点を持つ声優・西山 宏太朗さんと渡部俊樹さんの特別対談を敢行!

numanでは、今年(2024年)7月に“ネイル推し声優”として渡部俊樹さんを取材しました。その際に「ネイル好き声優の方とコラボしたい」と第一に名前を挙げていたのが、西山 宏太朗さん

西山さんがSNSに上げているネイル写真を初めて見た時から、ずっと「ネイルについて語り合いたい」「ネイル施術させてほしい!」と思っていたそう。

これは今回の特集で会っていただくしかない!……ということで、お二人の対談を実現することに。

取材当日、渡部さんのSNSを覗いてみると「今日はとても楽しみな事があるのです」とワクワクを隠しきれない様子。定刻よりも少し早く撮影スタジオに入り、やや緊張した表情で西山さんの到着を待っていました。

いざ西山さんと対面すると、いきなりネイルトークで意気投合。お近づきのしるしにネイルシールとハンドパックを差し入れしあうところからスタートし、インタビューが始まるやいなや共通の趣味であるネイルの話を共通言語に、この日が初対面とは思えないスピードで親交を深めていました。

西山宏太朗・渡部俊樹

さらに、お互いをイメージした“概念ネイル”のチップを作成してもらうと、西山さんは“渡部さんの人柄をイメージしたニュアンスネイル”、渡部さんは“西山さんのギャップと色気を引き出すモードな黒ネイル”を披露してくれました。

“ネイル愛を深める会”の発足に至るまで盛り上がった、お二人の熱いネイル推しトークをたっぷりとお届けします。

「西山さんはポリッシュで凝ったデザインをできるのがすごい」渡部さんも絶賛の技術

――渡部さんにとって念願だった、西山さんとの対談です。まずは、実際にお会いした感想を教えてください。

渡部俊樹(以下、渡部):
今日を本当に楽しみにしていました。実際にお会いしたら、もちろんネイルもすてきなんですが、肌がきれい!

西山 宏太朗(以下、西山):
アハハ。照れますね(笑)。

渡部:
ネイルが好きな方は美意識が高くて、美容全般がお好きなんだなと、お会いして思いました。さっきも、控室でハンドパックの話題で盛り上がったんですよ。

西山:
渡部さんが、愛用しているハンドパックをプレゼントしてくださったんです。なかなかいただいたことがなかった物なので、すごく嬉しかったです。

早速使ってみたので、ふっくらとトーンアップした手をぜひ読者の皆さんにも見ていただきたいです。本当に渡部さんと、そのハンドパックを作り出した企業さまに感謝ですね(笑)。

 

西山宏太朗・渡部俊樹

ふっくらとトーンアップした西山さんの手

 

――渡部さんは、以前から西山さんのSNSでセルフネイル写真をチェックされていたとのこと。西山さんのネイルで「ここがすごい」と感じるポイントは?

渡部:
まず、ポリッシュで凝ったデザインを表現できるのがすごいんです! ポリッシュはジェルネイルと違って、一度ミスしたら全部オフしてからやらなくちゃいけないですし、デザインによっては乾く前に模様を描かなくちゃいけない。

しかも、西山さんはポリッシュならではの良さが活きる塗り方をされていて。以前から拝見していて「すごいな」と思っていました。

西山:
いやぁ、嬉しいですね。

――では、西山さんから見た渡部さんのセルフネイルの感想はいかがでしょう。

西山:
対談のお話をいただいたのをきっかけにSNSを拝見したら、もうすごくて。僕なんかが“ネイル好き声優”として並ぶのがおこがましいなという気持ちになっています。本当に「プロじゃん!」という感じです。

渡部:
いやいやいや、とんでもないです!

西山:
本当に色遣いやデザインのチョイスがすてきで。インスタグラムの写真もすごくこだわって撮影されているのが伝わってきて、圧倒されちゃいました。

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渡部:
ありがとうございます。なんだか照れますね(笑)。

西山:
こんなにレベルが高いネイルができる男性声優って、いないんじゃないかなって思います。

今回の対談は、僕を指名していただいたからこそ実現できたと伺っているので、いろんなお話が聞けたら嬉しいです。

渡部:
そうですね、たくさんお話したいです! ネイル仲間はいればいるほどいいですからね。

「もしかして渡部さんのスーツケースの中身は…」ネイル愛の深さに驚愕!

――ではまず最初に、渡部さんが西山さんに聞いてみたかったことを自由に質問してください。

渡部:
えーなんだろう……ネイルはいつ頃からしていらっしゃるんですか?

西山:
2021年に、星野源さんがアーティスト写真でジェルネイルされているのを見たのをきっかけに始めました。

正直、それまでは「男性がネイルをする=ゴツくて激しいヴィジュアル系」というイメージが僕の中にあったのですが、星野源さんは淡くて爽やかな色のネイルをされていて。

男性もネイルでそういうのをやっていいんだ」と気付かせてもらって、そのときに「僕もやってみたい」って思ったんです。すぐにドラッグストアに行って、ポリッシュネイルを買ってやり始めたのが最初ですね。

西山宏太朗・渡部俊樹

渡部:
僕もセルフネイルをやり始めた最初の頃はポリッシュからだったので、すごく親近感を感じています。ちなみに、好きなポリッシュネイルのブランドはありますか?

西山:
「OSAJI」というコスメブランドのものが好きですね。ナチュラル系の色味がすごくすてきなんです。あとは「ADDICTION」も好きですね。

渡部:
「ADDICTION」、良いですよね。すごく分かります! ポリッシュだと僕は「NAILS INC」が好きです。

西山:
あぁ、それも最高! すごく乾きやすいですよね。ちょっとお高いけど(笑)。

渡部:
そうですよね! 発色もいいし、ハケも使いやすい。最近はポリッシュのマグネットネイルとかも出していて。

西山:
へぇ~! あとでチェックしておこうと思います(笑)。

最近は100円ショップも活用していますよ。ポイントで色を入れたいときとか、手軽にいろんな色を試せますし、重宝していますね。

 

西山宏太朗・渡部俊樹

渡部さん私物のネイルポリッシュ

 

――西山さんから渡部さんに、聞いてみたいことはありますか。

西山:
渡部さんのお家には、どのくらいネイル用品があるんですか?

渡部:
今日は家にあるネイル用品、大体持ってきました。

西山:
え!? そういえば今日、すごく大きなスーツケースを持ってきていましたよね。もしかしてあれ、全部ネイル用品……?

渡部:
そうですね。

西山:
アハハハハハ! もう、すごすぎて笑っちゃいます。

渡部:
ジェルネイルだとUVライトとか色々と必要になるので、たくさん詰め込んできました。

 

西山宏太朗・渡部俊樹

渡部さんが過去に制作したネイルチップ

 

僕は今年の7月までネイルスクールに通っていたのですが、その時に使っていたバッグでは、持ち運ぶには容量が足りなくなってきて、あのスーツケースにしたんですよ。

西山:
なるほど、スクールに通っていたんですね。すごすぎる。スクールに通っていたとなると、ネイリスト検定も受けましたか?

渡部:
ネイリスト検定3級とジェルネイル検定初級は持っているのですが、これ以上は受けようと思っていないですね。合格を目指そうとすると、それに合わせた練習や知識が必要になるのですが、それよりも人に施術する方が楽しくなっちゃって。

西山:
たしかに、検定は検定のための勉強になっちゃいますよね。ネイルは楽しむことが一番大切ですから。

1本ずつ異なるデザインに、ひまわりネイル…お互いのお気に入りを自慢!

――最近お二人が施したネイルの中で、お気に入りのデザインを教えてください。

西山:
僕は、以前SNSにも上げたこのネイルです。

下地の色を塗って、爪先に花びらのようにぴょんぴょんぴょんって色を乗せるだけなんです。すごく簡単なのにかわいくて、好きなデザインですね。

渡部:
かわいい~! これもポリッシュということは、一度完全に乾かしてから色を乗せているってことですよね?

西山:
そうそう! あとはこれですね。

気合いを入れて、10本それぞれ異なるデザインで塗ろうと頑張ったものです。

――このデザインは、ポリッシュでやるとかなり時間がかかるのでは?

西山:
時間はめっちゃかかりました(笑)。でも、乾くのを待つ時間も嫌いじゃないんですよね。

一度ポリッシュを塗ると、何も触れなくなっちゃうじゃないですか。そういう時間って普段じゃ味わえないから、すごく無心になれる。写経とか書道をやっているような気持ちで集中できるので、この時間がけっこう好きなんですよ。

西山宏太朗・渡部俊樹

渡部:
それはすごいですね。僕、せっかちだから乾くのを待っていられなくて(苦笑)。いやぁ、でも本当にこの細かなニュアンスをポリッシュで作っているのは本当にすごいです。

西山:
渡部さんのお気に入りデザインも教えてください!

渡部:
えーっと、どれもお気に入りなんですが……(カメラロールのネイルフォルダをスクロールする)。

西山:
待って、本当にどれもきれい。すごい!

渡部:

このマーメイド風のネイルは、かなり気に入っています。夏っぽいデザインを作ろうと思って頑張りました!

西山:
これすごい。貝殻にも羽根にも見えてかわいい~! このデザインは、何時間くらいかかったんですか?

渡部:
これは2時間くらいですね。僕、本当に時間かかるんですよ。細かい失敗も許せなくて……。

西山:
渡部さんは、安心して任せられるタイプのネイリストさんですね(笑)。ポリッシュだと1週間くらいで落とすから、僕はいつも「ちょっと失敗してもいいや」ってなっちゃいますけど、ジェルだと3~4週間は一緒に過ごしますからね。

渡部:
そうなんですよ。あとはこれかな。

西山:
これもかわいい~。ひまわりだ!

渡部:
手描きで頑張ったひまわりがお気に入りポイントです。

西山:
これがシールじゃないなんて、信じられない(笑)。画面を拡大して見てもいいですか?

……わぁ、本当に細かいところまできれい! 渡部さんは、絵も得意なんですか?

渡部:
それが、絵心は全然なくて……。

西山:
えー! そうなんですね、意外。

渡部:
ネイルアートは絵を描くという感じではなくて、点と点を線で結ぶと形になる、みたいな感覚なんですよね。

例えば、こういう模様もそうですね。手描きのモロッカンネイルなんですけど……。

西山:
待って、これめっちゃかわいい!僕、これ好きです。これで絵心がないっていうのが信じられない(笑)。こんなに細かい模様を描けるのは、きっと性格も関係していますよね。

渡部:
たぶんそうです。すごく神経質なんですよ。ちょっとでもズレているのが許せなくて。このモロッカンネイルも、僕としてはちょっとズレていて、まだまだだなと思っています。

――お二人は今日もすてきなネイルをされていますが、どのようにデザインを決めることが多いのでしょう。

渡部:
前回の取材でもお話しましたが、やっぱりその時の気分や季節から考えることが多いですね。

すっかり秋らしい気候になってきたので、べっ甲デザインを入れつつ、深いワインレッド色のマグネットネイルにマットトップを乗せて仕上げました。ベロアみたいな質感になってかわいいんですよ。

 

西山宏太朗・渡部俊樹

渡部さんのネイル

 

西山:
その色、すごくかわいいなと思っていたんですよ。おしゃれ~。

――では、西山さんがデザインを決める際の決め手は?

西山:
僕は基本的に、凝ったデザインをするというよりワンカラーで、配色を変えて楽しむことが多いです。だから、決め手としては色ですかね。

ポリッシュはきれいに保てる期間がジェルより短い分、ワンカラーでパパッと塗って、ちょっとだけでもテンションを上げるというのが好きです。あと、クリアネイルも好きで、色を付けずにトップコートだけ塗ることもあります。

渡部:
指先がつやつやしているだけで、気分が上がりますよね。

西山:
そうそう。なので、そのときの気分に合わせて色を選んでいます。

西山宏太朗・渡部俊樹

――西山さんは今年(2024年)、オンラインネイルサロン「TaroSalon」が再開となりました。ネイリストKAIさんの指導のもと、ジェルネイルに再び挑戦されていますよね。

西山:
「TaroSalon」では毎回指1本分だけセルフで挑戦しているのですが、やっぱりジェルならでは良さに気づきましたね

乾くのを待たなくていいとか、長持ちするとかもそうですが、デザインの幅がすごくて。爪先に宝石を乗せているような気持ちにさせてくれるので、そこがいいなと思います。

渡部:
指先って日常生活で一番目に入る部分だと思うので、チラッと指先を見て「ふふっ」となる瞬間を集めていくと、24時間の中でもかなり大きな時間になるんですよね。

西山:
分かります。信号待ちしているときに、ふと手を見て「爪かわいい~」ってにやけちゃう。

たったそれだけで、ちっちゃなマイナスをプラスにできそうな気がします。それもネイルの魅力の一つですね。

胸を張って「ネイルが好きです」と言って、本当によかった

――お二人はSNSでネイル写真を頻繁にアップされていますが、周囲からはどんな反響がありましたか?

渡部:
これは僕なんかよりずっと前から発信されてきた西山さんに、ぜひ聞いてみたいですね。ネイルを始めた頃、周りの反応はどんな感じでしたか?

西山:
やっぱり最初は、「ライブとかイベントのためにネイルしているの?」という反応が多かったです。あまりにもよく聞かれるので、趣味でネイルをしている理由を説明するのがちょっと手間だなと思って、最初の頃は「そうです」って返していました(笑)。

でもいつからか、大きなきっかけがあったわけじゃないのですが、「本当のことを言えばいいや」と思って。「イベントでもあったの?」と聞かれたときに「かわいいからだよ」と言ったんです。

そうしたら「たしかにかわいいね」と言ってもらえて、そのときに「ただ好きだからネイルをやっている」ことを隠さなくてもいいんだと、自分の中で腑に落ちるものがあって。

それ以降は、もっとネイルを楽しもうと思えるようになりましたね。3ヶ月くらい続けてネイルをしていたら、それが周囲の人たちにとっても当たり前になっていて、僕のアイデンティティになっていました。

西山宏太朗・渡部俊樹

――仕事への良い影響も感じていますか?

西山:
そうですね。今回の対談が実現したのもネイルのおかげですし、ネイルをきっかけに人とのつながりも増えたなと思います。ラジオ番組でゲストに呼んでいただく際も、「ネイルすてきですね」と話題が一つ増えることが多いですね。

最初はネイルが好きなことをあまり公言できずにいましたけど、そこで違和感を感じて、胸を張って「ネイルが好きです」と言って本当によかったなと思います。

渡部:
すごく分かります。今でもまだ、ネイルしていることに驚かれることはありますが、それでも好きだから続けてきてよかったなと思います。

出演作品をきっかけに僕のことを知ってくれた方たちも、インスタライブでネイルの話をするとすごく喜んでくれるんですよ。ネイルをしていると手元もきれいに見えるから、皆さんに褒めていただける項目が一つ増えて、自信が持てるようになりました。

西山宏太朗・渡部俊樹

お相手の“概念ネイル”を作るなら? お手製チップを交換

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双海 しお

エンタメジャンルで執筆するフリーライター。2.5次元舞台が趣味かつライフワークで、よく劇場に出没しています。舞台とアニメとBLが好き。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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