『ヴァンパイア男子寮』ステージレポート【AJ2024】

土岐隼一「隠し部屋にオタクグッズを並べるのは夢」、梅原裕一郎「壁ドンで壁壊れてた」『ヴァンパイア男子寮』ステージレポート【AJ2024】

「あなたのエサになりたい…!」
男装女子×溺愛ヴァンパイアとのキケンな同居生活が、4月7日より放送開始!

天涯孤独の少女・山本美人(みと)は、生活のため男装して働いていた店をクビになり、お金も住むところもなく困っていたところを吸血鬼の早乙女ルカに拾われる。自分の血を女性の血が苦手なルカの“エサ”にすることを条件に、女であることを隠したまま、男子寮でのキケンな同居生活を始めることに……。

『ヴァンパイア男子寮』ステージレポート【AJ2024】

そんなときめきのストーリーが描かれる『ヴァンパイア男子寮(ドミトリー)』は、「なかよし」創刊70周年記念作品、そして漫画家・遠山えまデビュー20周年記念作品として、少女漫画雑誌「なかよし」(講談社)で連載中。2024年3月23日(土)開催の「AnimeJapan 2024」のTVアニメ『ヴァンパイア男子寮』スペシャルステージではアニメの放送に先駆け、市ノ瀬加那さん(山本美人役)、土岐隼一さん(早乙女ルカ役)、梅原裕一郎さん(二階堂蓮役)らメインキャストが登場し、自身の胸きゅんシーンを語ると客席にも胸きゅんの嵐が吹き荒れた

原作は3ページごとに胸きゅんシーンがある!?

MCを務める天津飯大郎さんの呼び込みで、市ノ瀬加那さん、土岐隼一さん、梅原裕一郎さんが登壇。BLUEステージ内のみならず、後方の観客からの声援にも手を振って応える3人。4月からのTVアニメ放送開始直前ということもあり、『ヴァンパイア男子寮』の魅力をメインキャストの3人に語ってもらうことに。

まずは市ノ瀬さんから「The少女漫画な魅力がぎゅっと詰まっている」という甘々な原作の魅力が語られるだけでなく、「ルカや蓮たち個性的なキャラクターに原作の遠山えま先生の“色”が出ているところも魅力」という女性目線での意見が上がる。

皆さんご存知の通り、僕はオタクなので」と語りだした土岐さんは、『ヴァンパイア男子寮』以外にも遠山えま先生の漫画を読んだことがあるそうで……。何といっても「3ページめくるときゅんシーンがあるのが魅力」とアピール! オーディションのために『ヴァンパイア男子寮』を読んだ際は、前に読んだ作品よりきゅん度がパワーアップしていると驚いたと共に、きゅんだけでなくヴァンパイアの個性もありルカを演じるのが楽しいと報告。

そんな胸きゅんシーンは読んでいても楽しいし、アニメの見どころにもなるが、梅原さんはきゅんきゅんシーン以外の魅力もアピール。原作にもあったテンポのいいギャグシーンはアニメでも健在で、男装女子と吸血鬼だけでなく、性別にとらわれない愛が描かれるのも魅力と語る。

『ヴァンパイア男子寮』ステージレポート【AJ2024】梅原裕一郎

血を吸うに至るまでも胸きゅんの吸血シーン

『ヴァンパイア男子寮』のアニメを楽しむポイントを語るコーナーで上がった1つめのポイントは「愛を知らない女の子が愛を知る物語」! MCの天津飯大郎さんが声色を変えてタイトルを読み上げると、「乙女入ってる!」と市ノ瀬さんがツッコミながらも、美人が愛を知っていく過程を教えてくれる。

主人公の美人は家族がおらず、天涯孤独の身。
ルカに出会うことで少しずつ愛とは何かを知っていく……。愛を知る以外にもきゅんポイントはあり、幼い頃に両親を亡くしたため家族旅行にも行ったことがなく、ルカたち友達と行った旅先で見せてくれる新鮮な表情がとてもかわいらしい。目まぐるしく変わる美人の表情もポイントだ。

2つめのポイントは「ドキドキの吸血シーンに目が離せない」!
吸血シーンについては、ルカを演じる土岐さんが解説を担当。「ルカといったらやっぱり吸血シーン」ということで、監督たちからのこだわりも強かったと明かされる。そして、ただ血を吸うだけではなく、逆に吸わないシーンもあり、美人、ルカ、蓮の3人がそこに至る過程を楽しんでほしいとのこと。

3つめのポイント「個性豊かな男子寮メンバー」!
スクリーンに映る、美人が暮らすことになった聖ヶ丘男子高校男子寮の仲間を紹介するのは梅原さん。美人、ルカ、蓮の3人の関係性が注目なのはもちろんだが、神楽坂宝(CV:白井悠介)樹里(CV:榊原優希)にもきゅんきゅんシーンが! ふたりとも個性的なだけでなく、樹里がめちゃくちゃかわいいけれどネタバレになるのでどんなきゅんシーンかはまだ秘密……とのこと。

壁ドンで壊れている壁には伏線が……?

続いては、市ノ瀬さん、土岐さん、梅原さんの3人に選んでもらった原作の胸きゅんシーン紹介。市ノ瀬さんの胸きゅんプレゼンは「美人が“美少年”の顔になるシーン」。そもそも中性的なキャラクターが好きで、美人の見た目が好みど真ん中! という市ノ瀬さん。男装をした美人が女子高生たちに「めっちゃかっこよくない?」と言われている漫画のコマを指し、美人は男装のときはまつ毛が描かれておらず、女の子としてのシーンではまつ毛が描かれている! というポイントをアピール。

すると、土岐さんからは「美人は男の子として居ようとするけれど、モノローグは女の子なのでアフレコが大変そうだった」という指摘が。市ノ瀬さんも1話は少年感マシマシにしたので、モノローグでいかに女の子を出すかの切り替えが難しかったと語る。

『ヴァンパイア男子寮』ステージレポート【AJ2024】土岐隼一

そんな土岐さんの原作胸きゅんシーンは「本棚の裏にある秘密基地」。
「隠し部屋にオタクグッズを並べるのが夢」と語る土岐さんに「それはルカではなく部屋に対する胸きゅんでは?」というツッコミも入るが、ルカのギャップが垣間見られるシーンだから、ルカへの胸きゅんシーンということに。普段はクールでかっこいいルカだが、気を許した相手に見せる一面、秘密を知られた悪友に見せる顔にきゅんとする。その隠し部屋のシーンは音響監督こだわりの演出もあり、本当にギャップのあるシーンになっているそうだ。

梅原さんがプレゼンする原作胸きゅんシーンは「壁ドン」!
少女漫画の鉄板でもある壁ドンだが、スクリーンに映された蓮の壁ドンシーンでは、美人の背後にある壁が蓮の拳の周りからひび割れていて……。「こんなマックスな壁ドン知らない」「原作を読んだときに、壁壊れてるって引っかかった」などの声が上がった衝撃の物理的壁ドン、実はその後伏線として回収されるのでアニメでも注目して見たい。

そんなめちゃくちゃ力強い蓮に対して土岐さんは「蓮は距離の詰め方がグイグイだけど、言葉が多くないから一言一言の破壊力がすごい」と語る。アフレコでも蓮の「ここでそんなこと言っちゃう!?」というシーンがあると、マイク前で演じる梅原さんと市ノ瀬さんの後ろで、白井悠介さんが「いいのかよ!?」みたいな顔で俺を見てくるという裏話を暴露。市ノ瀬さんからは「私たちが真剣に演じている後ろでそんなことが起きていたのか……」というため息が。『ヴァンパイア男子寮』のときめきは、アフレコブースに生息する小学生男子たちの「ヒューヒュー!」にも裏付けられているようだ。

「また あした」のカバー曲にはたくさんのバージョンが!

告知コーナーでは、エンディングテーマがEvery Little Thing「また あした」を市ノ瀬さん、土岐さん、梅原さんがカバーしたものと発表されると驚きの声が。さらに、美人、ルカ、蓮それぞれのソロバージョンの他にも、デュエットやみんなで歌うバージョンもあるらしく、たくさんレコーディングをしたことが語られた。そのなかでどの曲をどのタイミングで流すかはまだスタッフも迷っているとのことで、どの話数で誰の「また あした」が聴けるのかも気になるところ。

オープニング主題歌はFANTASTICS「Sugar Blood Kiss」。FANTASTICSの楽曲歌詞史上一番「キス」という単語が多い曲ということで、「数えたくなる」という声も。

梅原さん「原作ファンもアニメで初めて触れる方にも楽しんでもらえる作品。アフレコも楽しんで演じさせてもらったので、作品にも楽しさが乗っていると思います」

土岐さん「原作を読んでくださっている方が好きなシーンを、監督たちが全部アニメに昇華してくれています。僕らも愛に没頭できるよう全力で演じたので楽しんでほしいです」

市ノ瀬さん「作品の醍醐味は、土岐さんと梅原さんの濃度の濃い甘い台詞。たくさん囁いてくれているので存分に楽しんでほしいし、健気でまっすぐな美人ちゃんの成長模様も見届けてほしいです」

作品の見どころを語り、ステージは幕を閉じた。

『ヴァンパイア男子寮』ステージレポート【AJ2024】市ノ瀬加那

王道少女漫画の、男装した女子が男子寮で暮らすドキドキハラハラの同居生活。
誰かに必要とされたい天涯孤独な男装女子、女性の血が吸えない二次元オタクのヴァンパイア、吸血鬼を敵視する不良少年の三角関係、美人がルカと蓮のどちらを選ぶのかも気になるところ。この春、愛に溺れたい女子必見のラブストーリーだ。

イベント概要

TVアニメ「ヴァンパイア男子寮」スペシャルステージ

開催日:2024年3月23日 (土)
会場 : 東京ビッグサイト AnimeJapan BLUEステージ(東京都江東区有明3-11-1)
出演者:市ノ瀬加那(山本美人役)、土岐隼一(早乙女ルカ役)、梅原裕一郎(二階堂蓮役)、天津飯大郎(MC)

番組概要

TVアニメ『ヴァンパイア男子寮』

TVアニメ『ヴァンパイア男子寮』メインビジュアル

■STAFF
原作:『ヴァンパイア男子寮』(講談社「なかよし」連載) 著:遠山えま
監督:長山延好
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン:靏田尚見
助監督:石栗和弥
プロップデザイン:大出翔平、佐藤玲子
衣装デザイン:箱田ななみ
美術設定:長澤順子
美術監督:海野よしみ
色彩設計:田中英里那、山弥夕夏
3D モデリングディレクター:吉武豊紋
3D エフェクトアーティスト:國廣真章
撮影監督:姫野めぐみ
編集:岡 祐司
音響監督:立石弥生
音楽:田山里奈
アニメーション制作:スタジオブラン
製作:「ヴァンパイア男子寮」製作委員会

■CAST
山本美人:市ノ瀬加那
早乙女ルカ:土岐隼一
二階堂蓮:梅原裕一郎
小森:羽多野渉
神楽坂宝:白井悠介
樹里:榊原優希

■公式サイト
vampire-dormitory.com

■公式X
@vampiredorm_PR

©遠山えま・講談社/「ヴァンパイア男子寮」製作委員会

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numan編集部

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