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2023年9月14日よりシアター1010で東京公演、9月22日よりKAAT神奈川芸術劇場で神奈川公演が始まる『ブラッククローバー the Stage』。『週刊少年ジャンプ』で連載され、アニメ化・映画化も果たした熱いファンタジー作品の初の舞台化。
魔法騎士団のトップ「魔法帝」になることを夢見る、魔力を持たない熱血少年アスタを演じる植田圭輔さんと、アスタの幼馴染みにしてライバルの天才魔道士・ユノを演じる武子直輝さんに、舞台『ブラクロ』の見どころをお聞きしました。
INDEX
――原作が35巻まで刊行されていますが、『ブラッククローバー the Stage』はどのあたりのお話になりそうでしょうか?
植田 登場するキャラクターのビジュアルも出ているので、皆さんが予測はされているあたりかと思います。どこを描くにしても、熱いお芝居になるんじゃないかとは思いますが……。物語が持っているメッセージ性がとても濃くて分かりやすいので、どれだけ王道を本気でやれるかにかかってくるんじゃないかな。
武子 あとは、次回に繋がりそうな匂いもありますよね。
植田 うん、やりたいね!
武子 続きもやりたいです!
――ご自身の役が決まった際、植田さんがアスタ役、武子さんがユノ役とお互いにお聞きになった際はいかがでしたか?
植田 どうだった?
武子 率直に言うと「俺がユノ!?」というのは、若干ありました。
植田 あははは!(笑)
武子 俺ってユノ感あります?(笑) どちらかと言うと、自分の性格はアスタに近いと思うので。これまで演じてきた役も熱血系が多いですし、段々大人になってきたからこそのユノ役かな、と思うと嬉しかったです。原作の漫画も大好きだったので。アスタが植田さんと聞いて「絶対やりたい!」とも思いましたし。
植田 ありがとう(笑)。
武子 実は、僕が2.5次元舞台をやりたいと思ったきっかけの舞台でダブル主演をされていたのが植田さんなんです。その作品を見たときに「2.5次元舞台ってこんなに面白いんだ!」と感動して。華やかで、でもカッコよくて。アニメや漫画から飛び出してきたようなそんなイメージだったので、今回植田さんと共演するのが楽しみで……。
植田 ちょっと前に共演しちゃったけどね(笑)。
武子 そうなんです、8月にちょっとだけ。
植田 でも、セッションはしてないからね。
武子 そう、一緒の舞台上にはいましたが、会話はない役だったので。これから一緒にお芝居ができるのが楽しみです!
植田 共演してそうでしてなかったよね。僕も『ブラッククローバー』はアニメで観ていましたが、今回改めてコミック1巻から読み返してみたとき「これは俺がやらなきゃ」という思いが湧いてきました。今の自分がこのアスタという役からもらえるものってたくさんあるんだろうなという思いと共に、アスタを通じて伝えられることがたくさんありそうだなというのを感じて「これは絶対にやらなきゃいけない気がする」ってマネージャーに伝えたのを覚えています。
直輝のことはまわりの役者仲間からもよく聞いていたし、自分でもそう言っていたのでユノを演じるの、本人は意外だったかもしれないけど僕は合っていると思いました。クールな役ばっかりやることが多い人がユノを演じるのと、いろんな武器を持っている人がいざクールな役を演じるのってけっこう違うんですよ。クールな役には法則がありますが、その法則だけでは乗り越えられない内情を、熱血だったり人に影響を与える側の役を演じてきた直輝がやるのは作品にとってすごくプラスだなと思って。素敵なキャスティングだと思いました。
――武子さんはアスタに近いそうですが、おふたりとも性格はアスタタイプでしょうか?
植田 僕もほぼアスタなんですけど、ここまでじゃないかな(笑)。そう考えると、ユノのほうが近いのかな? ふたりは似て非なるものだけど、根底は一緒じゃないですか。
武子 持っているものと性質は違うけど、たしかに根っこは同じ。でもユノの思いはすごく理解できるんです。
僕も最近は大人しいんですけど、20代前半の頃は現場でも元気でムードメーカーみたいになることが多かったので。年齢と共に徐々に落ち着いて今みたいになった感じはありますが、そう考えるとユノっぽい部分もあるかもしれないですね。めちゃくちゃ負けず嫌いですし(笑)。でもやっぱり、どちらかと言われたら、アスタタイプだと思います。
――脚本・演出の伊勢さんから、今回の舞台演出や役について何かお話はありましたか? アスタは叫ぶシーンが多そうですが……。
武子 僕は伊勢さん演出の舞台に参加するのが初めてで。先ほどお話した、僕が2.5次元舞台に目覚めたきっかけの植田さんの舞台の演出も伊勢さんだったので、とても楽しみにしています。
植田 俺は別番組で、伊勢さんから「期待してる」みたいなコメントをいただきました。アスタみたいに叫ぶことが多い役も経験はあるので、公演を重ねつつ自分の限界値はどこだ、みたいなものが分かったうえでバランスを考えてやっていきたいと思ってはいます。
武子 台本の1ページ目から叫んでますからね(笑)。
植田 喉の強さでキャスティングされたのかもしれない(笑)。
武子 あははは!(笑)
植田 そこは裏切れないですね(笑)。
――植田さん演じるアスタに期待していることや楽しみなシーン、武子さん演じるユノに期待していることや楽しみなシーンは?
植田 やっぱり、成長してから改めての拳を合わせるところですね。あんなにきれいなシーンを見たのは久々だったので……。
武子 眩しかった!
植田 そう、夕日が眩しい! 素晴らしいシチュエーションなので、舞台でも楽しみなシーンです。
武子 何も知らない状態で漫画を1話から読み始めたら、アスタとユノって仲が悪そうに見えるじゃないですか。
植田 一番最初はね。
武子 でもけっこう序盤で、そうじゃないよっていうのが分かる。今回の舞台はもしかしたら、まだ『ブラクロ』に詳しくない人が見てくれるかもしれないので、そのニュアンスをどういう風に見せるのかに気を使っています。
はったりをかけるじゃないですが、ふたりの仲の見せ方が楽しみ。アスタのシーンだと、魔法騎士団の入団試験も楽しみです。アニメで見たときにめちゃくちゃ鳥肌が立ったので、舞台でのあのシーンの表現に期待が高まります。
植田 アニメの演出すごくよかったもんね。
武子 そうなんです、白黒になったりして。あのシーンを植田さんがどんな風に演じて、どんな演出がつくのか……。
植田 のうのうと口上述べていたり。
武子 ずっとしゃべってますもんね。
植田 そう、ずっとしゃべってるところをバコン!
武子 台詞もいいんですよ~。
植田 「テキトーに頑張ってイイ思いをする為に魔法騎士団に入るんじゃねー。死に物狂いで、魔法帝になる為だ」ってやつでしょ?
武子 そこです! 普通は楽なほうを取るじゃないですか。でも、自分が死に物狂いでやらないと魔法帝になれないというのを分かっていて、それをすぐ言葉に出せるところがアスタのカッコイイところ。
――アスタ・ユノともに15歳ですが、ご自身が15歳のときはどんなことをしたり考えたりしていましたか?
植田 15歳っていうと、中学3年生?
武子 と、高校1年生ですね。
植田 僕はサッカー!
武子 俺は受験かなぁ……受かるか受からないかやばい、みたいな。
植田 高校受験、頑張ってたんだ?
武子 それが、頑張ってなくて。頑張ってないのに、やばいってずっと言ってました(苦笑)。
植田 それなんか分かる(笑)。
武子 成績表が1とか2とかばっかりだったし。
植田 俺も高校受験の前日、朝5時までゲームやってた。
武子 あははははは!(笑)
植田 僕らの15歳は、そんな感じでしたね。
――おふたりが個人的に注目している登場人物や役者さんは誰でしょう?
植田 俺はマルス(演/高崎翔太さん)とノエル(演/小宮有紗さん)かなぁ。
武子 僕はユノと同じ『金色の夜明け』所属になるので、クラウス(演/菊池修司さん)とミモザ(演/加藤夕夏さん)ですね。
植田 修司とは面識あるの?
武子 ないんです、今回が初!
植田 仲良くなれると思うよ。
武子 やっぱり、同じ魔法騎士団『金色の夜明け』の仲間は気になっています。
――『ブラッククローバー the Stage』への意気込みをお願いします。
武子 魔法がテーマの作品なので、どんな演出になるのかとても楽しみです。そこは演劇ですしアナログな部分もたくさんあると思うのですが、演出とお芝居がマッチングしてどんな化学反応を起こすのか、演出に負けないくらい全力で取り組んでいきます!
植田 魔法がすべてと言われる『ブラクロ』の世界のなかで、まったく魔力を持たないアスタが魔法帝を目指していくので、現在の自分に少し迷いを持っているような人にも刺さると思うんです。自分でもそういう風に思うことってあるし。悩んでいる人に、頑張ってるなとか、俺らが叫んで汗を流している姿で伝えられるものもあると思うんです。そんな使命感から、この作品や役にしっかり向き合わなくてはと気合いが入っています。
そして、今回が1作目ということで、この作品が未来に繋がっていくのかいかないのかというのも我々の頑張りで決まってくると思うので、頑張りますというのと同時に応援のほどお願いいたします。
撮影/徳永徹
「ブラッククローバー the Stage」
■原作
『ブラッククローバー』田畠裕基(集英社ジャンプ コミックス刊)
■製作委員会
主催:「ブラッククローバー the Stage」製作委員会
(エイベックス・ピクチャーズ/HIKE/キョードーファクトリー/テレビ東京/ぴえろ)
■スタッフ
脚本・演出:伊勢直弘
殺陣:新田健太(JAE)
舞台監督:川畑信介(obbligato)
美術:濱田真輝
照明:村山寛和(マーキュリー)
音響:田中亮大(Paddy Field)
映像:ワタナベカズキ
衣裳:八重樫伸登
ヘアメイク:松前詠美子
特殊造形:林屋陽二
演出助手:入江浩平
宣伝写真:TOBI(LT Graph)
宣伝美術:大柳玲於(LT Graph)
ロゴデザイン:栗原高明
WEB製作:岡本宏輔
制作:倉重千登世、有賀美幸
■キャスト
アスタ:植田圭輔
ユノ:武子直輝
ノエル・シルヴァ:小宮有紗
マグナ・スウィング:毎熊宏介
ラック・ボルティア:三井淳平
ヤミ・スケヒロ:桜庭大翔
ミモザ・ヴァーミリオン:加藤夕夏
クラウス・リュネット:菊池修司
ロータス・フーモルト:萬谷法英
マルス:高崎翔太
【東京】
会場:シアター1010
〒120-0034 東京都足立区千住3-92千住ミルディスⅠ番館 10F
公演:2023年9月14月(木)~18日(月・祝)
9月14日(木)開演18時~
9月15日(金)【昼の部】開演13時~/【夜の部】開演18時~
9月16日(土)【昼の部】開演13時~/【夜の部】開演18時~
9月17日(日)【昼の部】開演13時~/【夜の部】開演18時~
9月18日(月・祝)【昼の部】開演12時~/【夜の部】開演16時~
【神奈川】
会場:KAAT 神奈川芸術劇場
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町281
公演:2023年9月22日(金)~24日(日)
9月22日(金)開演18時~
9月23日(土) 【昼の部】開演13時~/【夜の部】開演18時~
9月24日(日)開演13時~
【チケット情報】
最終先行:7月24日(月) ~ 7月31日(月)
【チケット料金】
・東京公演 (全席指定・税込)
特典付S席:11,000円
S席:9,900円
A席:8,800円
・神奈川公演 (全席指定・税込)
特典付S席:11,000円
S席:9,900円
A席:8,800円
■公式サイト
https://bclover-stage.com
■公式X(旧Twitter)
@bclover_st(https://twitter.com/bclover_st)
(C)田畠裕基/集英社・ブラッククローバーthe Stage製作委員会
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