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土岐隼一

声優アーティスト・土岐隼一がハマる愛犬との新生活「大変なこともあるけど、その大変さも幸せ」

「犬と過ごすこと、YouTubeアニメを見ること、ヨーヨーをすること、ゲームをプレイすること、喫茶店を巡ること、本を読むこと……いろいろハマっています」

これほど多くの沼にハマっているのは、声優アーティストの土岐隼一さん。仕事をしながらも、1日の中でスケジュールを組み立てながらいろんな沼をこなしているそう。

土岐隼一

「numan」公式Instagramでは、未公開カットを掲載中!

中でも土岐さんが1番ハマっている沼は、昨年運命の出会いを果たして一緒に暮らし始めた愛犬との生活。ワンちゃんが生活の中心になり大変なこともあるとのことですが、土岐さんは朗らかにこう語ります。「それがいい、それが幸せと思ってしまうんです」と。

そこで今回は、土岐さんがさまざまな沼とどのように付き合っているかを聞くと共に、今1番の癒しの存在であるワンちゃんとの出会いや生活についてたっぷりと語っていただきました。

さらに、「各楽曲の歌い方や曲順にこだわった」と話す全曲ラブソングの最新ミニアルバム『Another Birthday』の制作秘話、ソロアーティスト活動5周年を迎える今だからこそ感じる推されていることのありがたさ、声優業とアーティスト活動が相互で還元されていることについてもお聞きしています。

『FF14』、ヨーヨー、喫茶店巡り、読書…沼がありすぎて時間が足りない!

――はじめに、土岐さんがハマっている沼についてお話お願いします!

土岐隼一(以下、土岐):
僕、ハマっているものがめちゃめちゃ多いんですよ。興味が尽きないタイプなので、昔から男の子がハマるものには大体ハマってきていました。

今だと、犬と過ごすこと、YouTubeアニメを見ること、ヨーヨーをすること、ゲームをプレイすること、喫茶店を巡ること、本を読むこと……いろいろハマっていますね。

――すごい、本当にいろんなものにハマっていらっしゃる……!

土岐:
ここ数年ハマっているのは、『ファイナルファンタジー14(以下、FF14)』というオンラインゲームとヨーヨーですね。『FF14』は13年くらい、ヨーヨーはコロナ禍でやり始めたのでかれこれ3〜4年くらいハマっています。

土岐隼一

――1つずつお伺いしていきたいのですが、まず『FF14』について。オンラインゲームとなると交流がメインのように思いますが、どのように遊んでいるのでしょうか?

土岐:
長時間プレイするというよりは、毎日ログインしつつ時間を決めて遊んでいます。『FF14』は大学時代からプレイしているのですが、当時から入っているゲーム内のコミュニティに挨拶をしてから、その日やるべきことの目標を立てながらプレイしています。

ストーリーが重厚なので、交流しなくても楽しめてしまうのが『FF14』の良いところでもあって。年に1回ゲームソフト1本分のストーリーが追加されるので、メインストーリーを少しずつ進めるとか。

ほかにも、いい武器を手に入れるためにボスを倒すとか、ランダムでマッチングした人と一緒にバトルに行くとか。自由度がかなり高いゲームだから、畑を耕すこともあります。そうやって自分で決めた「今日やるべきこと」の目標を達成してから、ヨーヨーで遊んでいますね。

――ヨーヨーにハマったきっかけは?

土岐:
コロナ禍に、友達が「プラモデルとか好きならきっとハマると思うよ!」とプレゼントしてくれたのがきっかけですね。

ヨーヨーは僕が幼い頃に流行っていましたけど、それが独自の進化を遂げていてすごく面白くなっているんです。ヨーヨーそのもののデザインや特徴が一つひとつ違って、いろいろ買い揃えてしまうくらいにはハマってしまいました

今もバッグの中に(ヨーヨーが)入っていますよ(笑)。靴を選ぶ時と同じように、その日のファッションや気分で「今日はこれにしよう」と選んで持ち歩いています。

――ヨーヨーにはいろいろな技がありますよね。

土岐:
何万とあります。ヨーヨーのプロや大会のチャンピオンの人がインスタに技の動画を上げているので、やりたい技があれば動画を見て練習しています。

また、都内にヨーヨーの専門店がいくつかあるのですが、その中の一つの専門店の店員さんと仲良くなったので、オススメのヨーヨーだけでなく技を教えてもらうこともあります。昨日もちょうど宮田(俊哉、Kis-My-Ft2)くんへプレゼントするヨーヨーを買うために専門店に遊びに行っていました(笑)。

――タイムリーですね(笑)。土岐さんご自身は大会に出ようと思わないのでしょうか。

土岐:
大会に出られる人はレベルが違うので出ないですね(笑)。大会に出られるような技は一朝一夕にできるものじゃないと思うんです。アニメが好きな人に「じゃあ今からアフレコブースに入って役を演じてみて」と言うことと同義だと思っています(笑)。

土岐隼一

――一筋縄では習得できないレベルということですね……。一つ気になったのが、仕事が忙しい中で、どうやっていろんな趣味をこなしているのかということです。

土岐:
寝ません(笑)。……というのは半分冗談で、例えば仕事から帰ってご飯を食べたりお風呂に入ったりしたあとに、翌日の仕事の準備が終わったら1日1時間と時間を決めて、ゲームをしたりヨーヨーをしたり。

ゲームも止まらなくなるシーズンはあるものの、『FF14』は対戦ゲームではないから、「これ終わったら今日は終わり!」とできるんですよね。対人戦だと勝っていたら負けるまで、負けると負けを取り戻すまでやってしまうと思うのですが、僕はそうではないので時間で区切って楽しんでいます。ヨーヨーも同じですね。

昔は1つのことを何時間も続けることができたのですが、今は仕事もあって1つのことだけに時間を割くのはもったいないので、いろんなことを詰め込んでしまうタイプです。だからこそ、飽きがこないというのがある反面、友達と遊ぶことがあまりなくなってしまったのですが……。1日の中にいろんな予定を詰め込んでしまうから……。

――でも、皆さん誘ったら付き合ってくれませんか……?

土岐:
そうそう。みんな優しいから付き合ってくれるんですよ……! それが逆に申し訳なく感じてしまうので、1人で遊ぶことの方が多いです。

――とはいえ、スケジュールを組み立てながらいろんなことができるというのは、時間の使い方がお上手な証拠ですよね。

土岐:
言い換えれば忙しないということなのですが(笑)。でも、充実はしていますね!

YouTubeやSNSをずっと眺めているタイプではなくて、情報収集のために見るくらいですし。ぼーっとする時間も決めていて、それこそ趣味の喫茶店巡りを兼ねて一息つく時間を楽しんでいます。喫茶店では読書をすることもありますけど、何もしないでぼーっとしていることが多いです。

土岐隼一

――喫茶店はいろんなところへ行かれるんですか?

土岐:
仕事の合間に行くことが多いので、いろんなところを巡っています。前の現場と次の現場の間にある喫茶店を探して行くことが多いですかね。純喫茶に行くこともあれば、スタバ(スターバックスコーヒー)のようなチェーン店に行くこともあります。

――喫茶店に行くと必ず注文するメニューはありますか?

土岐:
喫茶店で1番頼むのはコーヒーですね。チェーン店では、季節限定メニューを頼むことが多いです。今の時期だと、ほうじ茶ラテやウーロンティーラテを飲むことが多いかもしれません。

――たしかに、限定メニューはチェーン店ならではの楽しみ方の1つですね。また、喫茶店では本を読むこともあるとお話されていましたが、どんな本を読むのでしょうか。

土岐:
漫画も読みますが、基本は小説が好きですね。ファンタジー、SF、ミステリー……いろんなジャンルが好きです。ジャケ買いすることも多いですよ。

タイトルや帯を見て「面白そうだな、読んでみよう!」という勢いで買ったりもします。

――いろいろな作品を読んでいると思うのですが、中でも面白かった作品はありますか?

土岐:
一瞬で読み終えたのは、映画化もされている東野圭吾さんの『マスカレード・ホテル』かな。あと、『死刑にいたる病』(著:櫛木理宇)も面白かったです。これも映画化されていますね。

どちらの作品もですが、世界観に入り込んでからは一気に読み進めてしまいました。僕、小説を読む時は世界観に入るまではゆっくりなペースで読み進めるのですが、最初の10数ページ、起承転結の“承”あたりからスイッチが入ると読むペースが一気に上がるんですよ。『マスカレード・ホテル』『死刑にいたる病』はまさにそんな作品でした。

今1番ハマっている愛犬との生活「生活の基準になるほど癒しの存在」

――いろいろな沼にハマっている中で、今1番ハマっている沼を挙げるなら何でしょうか?

土岐:
今1番ハマっているのは、犬との生活ですね!

去年の10月くらいに犬を飼い始めて、生活の基準がほぼ犬になっています。朝起きて仕事へ行く前に散歩に行って、帰ったらもう1回散歩に行って……犬とおもちゃを引っ張り合いっこしながら仕事の準備や動画を見ますし、散歩をしながら『ドラクエウォーク』をしています(笑)。

土岐隼一

――何をするにもワンちゃんが軸にあるんですね(笑)。ワンちゃんを迎え入れようと思ったきっかけを教えてください。

土岐:
もともと実家で犬を飼っていて、犬が大好きだったんです。また、ここ数年で周りの仕事仲間がなぜか犬を飼い始めて、「いつかは犬や猫と一緒に暮らしたいな……」とずっと思っていたんですよ。

とはいえ、動物と暮らすって気合がいるから、仕事を始めてすぐは無理だなと思っていました。そんな中、たまたま自分が引越しした家がペット可の物件だったんです。

おそらく1年で1番忙しかった去年の8月終わりくらいに、「仕事にも慣れてきたし、この時期を乗り切ったら絶対に犬と暮らしたい!」と思い立って。ブリーダーサイトを見ていたら、「この子がいい!」と思える子を運命的に見つけたので、飼うことに決めました。

――決め手は何だったんですか?

土岐:
もともとコーギーを飼いたいと思っていたんですよ。コーギーは尻尾を短く切ってしまうことが多いのですが、できれば尻尾が残っている子がいいなと思って探していました。

あと、デビュー10周年を記念した写真集のロケ撮影で行った台湾で、有名な占い師さんに偶然占ってもらった時に、「ラッキーカラーは白と黒」と言われたんですね。

なので、「白と黒の子がいないかなぁ」と見ていたら、たまたまブリーダーサイトに「黒い女の子が生まれました」と掲載されていて。しかも、尻尾が残っていたので、その子に決めました。生後2ヶ月くらいの頃にわが家へ来て、どんどん大きくなっています。

――実際にワンちゃんと一緒に暮らしてみていかがですか。

土岐:
僕のライフスタイルに犬が合わせてくれているので、そんなに大変ではなくて。ただ甘やかすわけではなく、悪いことをしたらちゃんと叱るタイプなので、今はいたずらや無駄吠えはしなくなりましたし。興奮した時だけは「ワンワン!」と吠えますけど、僕には全然吠えないし、甘噛みもしない賢い子です。

その子の性格次第なところもありますけど、犬は頭が良いですし群れで過ごす性質だから、ダメなことは「ダメ!」と教えてあげればちゃんと覚えるんですよ。

土岐隼一

――「ダメなことはちゃんと叱る」もそうだと思うのですが、犬と暮らす上で意識していることがあれば知りたいです。

土岐:
犬の要求にすべて応えないことですね。犬の要求を全部聞いてしまうと、「この人は全部言うこと聞いてくれる都合のいい存在」と思われてしまうので気を付けています。叱る時にはしっかり叱る。

飼い始めた時から、クレートトレーニング(狭く囲まれた場所でのトレーニング)もやりました。今は夜12時くらいにクレートに入ってもらって、布を被せて「おやすみ」と伝えると人間と同じ時間にしっかり寝てくれます。

――ワンちゃんが人間の生活リズムに適応してくれれば、人間側の生活リズムが整いますよね。

土岐:
そうなんですよね。それに、犬と暮らし始めてから「犬がいるからこそしっかりしなければ!」と思うようになりました。自分の遊びの予定より犬を優先しなければいけませんからね。

なので、仕事でよほどのことがない限りはちゃんと家に帰るようにしています。何か予定があれば、実家の家族にお世話してもらうようにしています。大変なこともありますが、犬を飼っている人間からしたら、「それでいい」「それが幸せ」という気持ちです(笑)。

――幸せに健やかに過ごしてくれるだけで幸せになりますもんね……。声優仲間の皆さんもワンちゃんを飼われているとのことですが、ワンちゃん同士で交流させましたか?

土岐:
先日、廣瀬大介の犬と僕の犬を会わせました! 僕の犬は嬉しかったからか興奮しすぎてしまい、まだ犬と戯れることができないので、しっかり廣瀬大介の犬に怒られていました(笑)。「ダメだぞお前!」って(笑)。最後は少しだけ距離が縮まっていたので、これからもっと仲良くなってくれればいいなと思っています。

今後も声優仲間のワンちゃんと交流していきたいと思っています。仕事が早く終わった日に犬を連れてみんなでどこか行けたらいいなと。犬は本当に癒しですね……。

土岐隼一

あ、あと、もう1つすごくハマっているのが『ナミちゃんとミーコさん』というYouTubeアニメを見ること。女の子のナミちゃんとしゃべる猫のミーコさんが一緒に生活しているだけのショートアニメです。

以前『モモウメ』というショートアニメで声優をしていた方がつくっていて、男性の方たちなのに声を調整していることもあり、男性だとまったく気付かないほど女の子と猫ちゃんを上手く演じているんですよ(笑)。それがシュールで毎回笑ってしまいます。

――いろんなストーリーがアップされていますが、中でもお気に入りのお話はありますか?

土岐:
お気に入りは、出かけるナミちゃんを後ろからじっと見つめるミーコさんの動画「ミーコはねえ、寂しいのよwww」と猫好きの友達が共感していた「申し訳なさそうに机の物を落とすネコ」です。

“猫あるある”な内容が面白いだけでなく、ナミちゃんとミーコさんの友達同士のような会話がずっと繰り広げられている映像がたまらなく好きでハマっています。見始めて2年ほど経ちますが、まったく飽きないです(笑)。

――ワンちゃんとの生活や『ナミちゃんとミーコさん』など、総じて動物がお好きということが分かりました。

土岐:
好きですね! 犬と暮らす前は友人と犬カフェや猫カフェ、動物園に行くのが好きでした。仕事を始めてからそんなに行けてはいないですけど、地方の動物公園とかに行っていましたよ!

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次ページ▼いろんなコンセプトのラブソング集『Another Birthday』制作裏話

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羽賀こはく

横浜市出身。インタビュー記事をメインで執筆。愛猫2匹に邪魔をされながらゲームや漫画を楽しむことが生き甲斐。

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