zash
子供の頃から培ってきた映画、海外ドラマ、特撮、アニメの知識を活かして活動中。各媒体でコラム、取材レポート、インタビュー記事を執筆する他、雑誌やマスコミ用リリースへの寄稿も行っている。
「スターアンドストライプは戦闘機隊を率いて現場に到着する。これまでのアニメの中でも最高のキャラクター紹介の一つだ。星条旗は畏敬の念を抱かせ、クールさを醸し出す。日本のヒーローとは一線を画すものとなっている」
そのデザインや出で立ちをもはやベタ褒め状態なのですが、同レビューでは続けて、スター役の声優を務める朴璐美さんについても言及。曰く「朴璐美は完璧なキャスティングで、キャラクターに重みを与えている。彼女を応援せずにはいられない」と、こちらも高評価。
確かに朴璐美さんが声を当てることにより、スターの人間味のある部分が強調されており、初めてお目にかかるヒーローとは思えないほどに感情移入してしまったのは事実。だからこそ、リアクターたちもスターの活躍に胸を熱くしていたのかもしれません。
IGN英語版のレビュワーはここ数年の『ヒロアカ』に対して、あまり肯定的でない意見を述べており、「ストーリーが停滞していた」と同レビュー序盤で前置きをしているのですが、最終的に7期を見始めてみたら「ここ数年で最高のショーの一つだ」と述べるなど、今期に対しては良い評価を下しているようでした。
その他、オール・フォー・ワンや死柄木弔と併せて、今期のメインヴィランの一人に数えられている荼毘に対する評価もうなぎ上り。
アニメのレビューを数多く掲載する「CBR」の第8話に関するレビュー記事には「しばらくの間、ファンは荼毘を不気味な悪役として見ていたが、同エピソードで荼毘つまり轟燈矢を被害者として見ることになる」という文面が踊っています。
同レビューによると「エンデヴァーの育て方に最も苦しんだ彼がいかに自らを捨てて荼毘となったのか。エピソード全体が轟燈矢のキャラクターを知るための構造になっている」とのこと。
『ヒロアカ』ではこれまでたくさんのヒーローやヴィランのオリジンが描かれてきていますが、ここにきて荼毘のバックストーリーにエピソードの大半を費やしたのは正しいことだと言うのです。
そこから弟である轟焦凍とのバトルへと移行していくことで「単なるヒーローとヴィランの対決以上のものになっている」と表現されています。全体的な評価としては10点満点中9点の高得点を叩き出しており、轟家の暗い部分を浮き彫りにしたドラマ性の高さを評価していました。
序盤から箸休めなしに衝撃展開の連続である『僕のヒーローアカデミア』7期。海外ファンたちはスターアンドストライプへの評価が非常に高いように思えました。星条旗を纏ったヒーローの登場を今か今かと待ちわびていた節があるのかもしれません。
また、その脚本や演出への評価も高いように感じ、内通者暴露までの過程や荼毘の真実など、話の運び方の素晴らしさへの惜しみない賛辞が印象的でした。
(執筆:zash)
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