鈴木れな
物心ついたときから生粋のオタク人生を歩んでウン十年。最近の沼はアジアBLドラマ。 2次元から3次元までいろんなモノ・コトを推してます!
台湾BLドラマ「VBLシリーズ」の主演キャスト8人(V8)に聞くインタビューシリーズ、第3弾は”癒し系”『VIP Only(原題:保留席位)』の勁歷CPのお二人です。
創作料理店のオーナー・古勁(グー・ジン)を演じる黃丞邦(ホアン・チョンバン)さん、絶賛スランプ中のBL小説作家・劉歷(リウ・リー)を演じる陳玹宇(チェン・シュエンユー)さん。
ドラマの中では、包容力たっぷりに恋愛初心者の劉歷を導いていく古勁ですが、実際は劉歷を演じている陳玹宇さんのほうが年上。
黃丞邦さんは実年齢よりも10歳近く上の古勁を演じるにあたり、制作陣と話し合って短髪に髭というスタイルを取り入れたそうですよ。
さらに続く番外編では、あんなにダンディだった古勁の髭が綺麗サッパリ消失!!(笑)。あのイケメンは誰!?と驚いた方も多かったのでは?
本編より髪も伸び、さらに輝きを増したイケメンっぷりを余すことなく堪能できます!
ファンミーティングイベントで「お互いを動物に例えたら?」と聞かれた勁歷CPは、「真っ白で純粋なうさぎ」「見た目はキツネっぽいけど、実は常に僕のことを気にかけてくれている」とファンをほっこりさせる一幕も。さすが癒し系!
そんなお二人はインタビューの間も、時折目を見交わしながら柔らかな雰囲気でお話してくださいました。
INDEX
──まずは、初の日本ファンミーティングを終えての感想をお聞かせください。
陳玹宇/チェン・シュエンユー(以下、陳玹宇):
幸せでした!
日本のファンがSNSで、日本で会えるのを楽しみしているとコメントを下さっていたんです。こうしてイベントで皆さんとお会いすることができて、皆情熱的で僕たちも楽しかったですし、とても幸せでした。
黃丞邦/ホアン・チョンバン(以下、黃丞邦):
僕もすごく幸せだなと思いました。正直リハーサルの時はすごく緊張していたんです。
でも本番ではファンの皆さんがとても温かくて、僕らが何をしてもすごく喜んでくださって、とても楽しかったです。昼夜2回公演でしたが、たくさんのファンが来て応援してくれました。心から感謝しています。
──台湾でも多くのイベントに出演されていますが、日本と台湾で違いを感じることはありますか?
陳玹宇:
日本のファンの皆さんは、すごく礼儀正しくて優しい!
「いつも応援してます」とか「ありがとうございます」ってすごく丁寧に声をかけてくれます。
逆に台湾だと、皆フレンドリーでストレート。「大好き!」「頑張って!」みたいな。そういう違いはありますね。
黃丞邦:
日本でのイベントは撮影時間が決まっているので、それ以外の時間はステージでの僕たちのパフォーマンスを、すごく熱心に見てくださるんですよね。
僕たちの演技やトークに対して嬉しいとか楽しいとか面白いとか、ファンの反応がダイレクトに僕たちにも伝わってきました。
──ありがとうございます。それでは、お二人が主演する『VIP Only』の見どころは?
陳玹宇:
まずは台湾のグルメがたくさんでてくるところですね。牛肉麺を始め、美味しいものがたくさん登場しますのでぜひチェックしてみてください。
また、『VIP Only』はその時その時の自分に合う必要なものを見いだせるドラマだと思います。
落ち込んでいる時に観れば元気づけられますし、嬉しい時に観れば心がほっと温かくなりますよ。
黃丞邦:
この作品は、古勁と劉歷の二人の関係を淡々と描いていく優しいドラマです。ですが、細いところに目を向けると、僕たちの視線の動きや表情など、初恋の甘酸っぱさやトキメキを思い出させるような瞬間がたくさん盛り込んであるんです。
だから観るたびに受ける印象が違うかもしれません。何回観ても楽しめると思います。
──撮影時のエピソードや印象に残った出来事は?
陳玹宇:
古勁と劉歷の思いが通じ合うシーン(本編第9章)の撮影時ですね。
二人の関係のターニングポイントになる部分でとても大事なシーンなのですが、彼(黃丞邦)がすごく気持ちが高ぶってしまって涙を流していたんです。
おまけに鼻水も出ちゃってたんですが、僕は僕で演技に入り込んでいて全然気づいてなくて。
一生懸命演じて、キスシーンも終えて、カットがかかったら、監督と彼(黃丞邦)が「ちょっと拭いとこうか」って(笑)。
それでようやく鼻水だった事に気がついたんです。
本当に役にのめり込んで全力で演じていたので、後からそう言われてすごくびっくりしました。
黃丞邦:
僕が一番忘れがたいのは、水族館のシーン(本編第4章)です。
普段なら他のお客さんも普通にいらっしゃいますし、あの大きな水槽の前に二人きりでいられるなんてなかなかないことでしょう?
でも奇跡的に彼と二人であのシーンを撮影することができました。本当に幸せだなと思いましたし、大好きなシーンでもあります。
──すごく美しいシーンでしたよね! 本作のオーディションはいかがでしたか?
陳玹宇:
実は僕、この作品の前に別のオーディションで彼と一緒になったことがあるんです。その時は二人とも落ちてしまって特に仲良くなるきっかけもなかったんですが、この作品のオーディションに行ったら、相手役が彼だった。
不思議な縁を感じました。幸いにも監督やプロデューサーにも気に入っていただいて二人とも役をいただけることになりました。これも天の采配なのかな、縁があるところにはやっぱり集まるものなんだ、って感じた出来事ですね。
黃丞邦:
オーディションでは、僕たちの演技の時はどうしようかと控室で話し合っていたんです。彼は、とにかくいろんなアイデアを出してベストな状態で臨みたいと。それで細かい部分まで話し合いました。でも実はその方法、僕自身も普段から実行していて大好きなやり方なんです。
だから、相手役の彼が同じタイプだったことはすごく安心できました。そして、彼と一緒ならきっと新たな火花を散らすことができるだろうってワクワクしましたね。
──出会うべくして出会った、ということでしょうか。そうした出会いを経て、本編、そして番外編の撮影に入られたわけですが。
陳玹宇:
僕たちも番外編、大好きなんです。
──本編のその後、だからこその甘い甘い雰囲気が素敵でした。
陳玹宇:
そうなんです。すごく優しくて美しくて。
本編の撮影後に番外編の撮影に入ったんです。その時には僕たちの仲も深まって、言葉にしなくても分かり合える関係ができていたので、非常にリラックスして撮影に臨めました。
それに、番外編の脚本は僕たちに合わせて書かれていたので、二人で仲良く旅行に行って楽しむという気持ちで撮影できました。僕たちも出来栄えにとても満足しています。
黃丞邦:
番外編の撮影は、すごく楽しかったですね。実は僕たちがあまりにも仲良しすぎて監督にダメ出しされたんです(笑)。役柄からちょっとはみ出しちゃっているというか。
それくらい、思う存分楽しみましたね。
──お二人ともすごく仲良くなったと言われましたが、実際どんなところで感じますか?
陳玹宇:
例えば、彼が今一人になりたい時なのか、話しかけてもいい時なのかが分かるようになりました。本編撮影のときにはまだ分かってなくて、うるさくしちゃうこともあったんですけど(笑)。
番外編の撮影のときには、その辺りが分かっていたので、そっとしておいてあげました(笑)。
──それも大切なことですよね。それでは最後にファンの皆さんに一言お願いします。
陳玹宇:
まずは皆さんに心から感謝したいです。
「VIP Only」が配信されてからこれまで、たくさんのファンの方々が応援のメッセージを送ってくれました。写真をSNSにアップするとすぐにコメントをくださったり。
イベントで皆さんにお会いして、本当に応援してくださっているんだと実感しました。
ファンの皆さんは「VIP Only」という作品に優しさや温かさをもらったと言ってくれますが、逆に僕たちも皆さんに優しさ、温かさをもらっています。
頂いた気持ちを大切に心に留めておきたいです。
黃丞邦:
ファンの皆さん、とにかく可愛らしいと僕は思います。メッセージを下さるときも、日本語で書いてからわざわざ中国語に翻訳して送ってくれるんですよね。
時々誤訳かな?と思うところがあったりもしますが(笑)、僕たちが日本語が読めないからと手間を掛けて翻訳して送ってくれる。
そういった細やかな心遣いが嬉しいです。ずっと応援してくださってありがとうございます。
また日本でファンの皆さんとお会いしたいです。
※6/12更新:記事初出時に一部記載内容に誤りがありましたため、修正いたしました。
読者の皆さまをはじめ、関係者の皆さまにご迷惑をおかけいたしました。お詫び申し上げます。
黃丞邦(ホアン・チョンバン)
1997 年4月4日、宜蘭生まれ
身長|180cm/血液型:O型
Instagram:https://www.instagram.com/huang.0404/
陳玹宇(チェン・シュエンユー)
1995年4月21日、嘉義生まれ
身長|176cm/血液型:A型
Instagram|https://www.instagram.com/xy.chen_/
撮影:徳永徹
ヘアメイク:
翁 咏健
松本 智色(dynamic)
Katherine Jin
勁歷CPのお二人、時折はにかみつつも、柔らかい雰囲気でお話してくださる姿が印象的でした!
観た後で牛肉麺が食べたくなる(笑)、美味しそうな料理も見どころな『VIP Only』は、2024年6月10日(月)23:00~よりCS日テレプラスにて放送されます。
V8インタビュー、次回は『Anti Reset』の平恒CPが登場! こちらも掲載をお楽しみに!
さらに6月30日(日)15:00~は独占インタビューを追加したVBLシリーズファンミーティング in TOKYO〈日テレプラス版〉が放送予定です。
詳細は番組ページ(https://www.nitteleplus.com/program/vbl-in-tokyo/)でチェックしてみてくださいね!
◆これまでのインタビューはこちら!
https://numan.tokyo/tag/V8/
甘々なオーナーシェフ×恋愛初心者のBL小説家が贈る、甘くて美味しいヒーリング・ラブロマンス
《あらすじ》
作家にとって、インスピレーションを失うことは地獄だ。かつてベストセラー作家だった劉歴(リウ・リー)は、憧れの人が留学してしまって以来、その地獄の中で暮らしていた……。日がな一日「古宅」に籠もって思いを巡らす彼を、店のスタッフの劉育仁は邪魔者扱いし、オーナーの古勁(グー・ジン)は黙って観察していた。ある日、古勁の目の前で屈辱的な目に遭った劉歴は、やけ酒を飲んで泥酔し、皆の見ている前で古勁にすがりついた……。
《キャスト&スタッフ》
ホアン・チョンバン、チェン・シュエンユー「サンドイッチガールの逆襲」
チェン・ウェイイエ「 My Tooth Your Love ラブリー・クリニック」、ホアン・ホンシュエン「アテンションLOVE」、
チャン・ジョーウェイ「機智校園生活(原題)」
演出:リエン・ユージャー 脚本:ツァイ・フェイチアオ、シャオ・イーウェイ「天巡者」、チェン・リャンツー
《Blu-ray/DVD情報》
2024.4.10(水)Blu-ray BOX&DVD-BOX発売!
Blu-ray:各13,200円(税込)/DVD:各11,000円(税込)
《配信/放送情報》
Rakuten TV、ビデオマーケットにて配信中!
FODにて5 月1 日より見放題先行独占配信!
CS 日テレプラスにて6月放送予定
作品公式サイト:https://www.spoinc.jp/dc/t/vbl3.html
出品:三立電視(台湾)、エスピーオー(日本)
総監修:ツァイ・フェイチアオ「We Best Love」シリーズ、「My Tooth Your Love ラブリー・クリニック」
監修:シュー・ズールイ、シャオ・ジーウェイ「恋愛は科学!? -What is Love?-」「跟鯊魚接吻」(原題)
©2023 “VBL Series” Partners All Rights Reserved.
VBLシリーズ公式サイト:https://www.spoinc.jp/dc/t/vbl.html
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