加藤日奈
アニメ系やコミック、2.5次元舞台俳優、声優系インタビューやコラムなどWEBメディアを中心に活動するフリーライター。所有するBLコミック小説が3,000冊を超えて増殖し続けている紙派の腐女子。
森下:僕はまず、ボーイズラブ(BL)作品を見たのが初めてだったんです。なので最初に読んだ感想は「登場人物全員が男性だ!」でした(笑)。
それから、最も気になったのは僕が演じるタクミ(葉山託生)が抱える「人間接触嫌悪症」とはなんだろう?というところ。
実際にある病名ではないから自分の中での解釈を考えたり、どう表現するべきかが大事になりますよね。
例えば作中で、タクミが特定の誰かに触られたら発症するのか?すごく近づかれたら発症するのか?どの距離ならいけるのか?どんな症状が出るのか?とか‥…、自分の中で最初は認識が曖昧だったので、そこをずっと考えていました。
加藤:「人間接触嫌悪症」の解釈は難しかったよね。
僕はとても(ピュアな愛が)まっすぐに描かれているな、と感じました。この人とこの人が惹かれ合って、この人はこう行動して……など純粋で分かりやすい愛の物語が、とても理解できる。でも、シンプルに現わすのは逆にとても難しいことだとも感じます。そういうことを含め、僕たち役者に向けて、今回の映画はまっすぐな愛のある脚本だと思います。
――『タクミくんシリーズ』は“学園BLの金字塔”とも呼ばれる作品です。いま日本でも世界的にもBLはブームとなっていますが、BLに対する印象はどのようなものでしょうか?
加藤:BL作品がブームになる理由が分かりますよね。だって、“愛の形”ってどこにでも存在するじゃないですか。恋人にも、友達にも、家族にも、スタッフさんにも。そして、なかでもBL作品は特に表現が純粋で“純愛”だと感じます。とてもストレートな愛情表現で……。
森下:うん、本当に僕もそう感じた。今までBL作品に触れたことがなかったけれど、同性同士でも異性とでも、純粋な愛とか恋愛というのは何も変わらないし、好きな人を想う気持ちに変わりはないから。僕が演じたタクミに関しては本当に、すごく綺麗にまっすぐな恋愛を描いてるんだな思いました。
加藤日奈
アニメ系やコミック、2.5次元舞台俳優、声優系インタビューやコラムなどWEBメディアを中心に活動するフリーライター。所有するBLコミック小説が3,000冊を超えて増殖し続けている紙派の腐女子。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます
特集記事
ランキング
電ファミ新着記事
「今年ものすごい勢いでバズったゲーム」80タイトル。2024年の注目作まとめ
2024.12.25
2024.12.25