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森下紫温&加藤大悟『タクミくんシリーズ』

映画『タクミくんシリーズ』森下紫温&加藤大悟が“BL”に思うこと「愛はどこにでも存在する」

森下:僕はまず、ボーイズラブ(BL)作品を見たのが初めてだったんです。なので最初に読んだ感想は「登場人物全員が男性だ!」でした(笑)。
それから、最も気になったのは僕が演じるタクミ(葉山託生)が抱える「人間接触嫌悪症」とはなんだろう?というところ。

森下紫温&加藤大悟『タクミくんシリーズ』インタビュー
実際にある病名ではないから自分の中での解釈を考えたり、どう表現するべきかが大事になりますよね。
例えば作中で、タクミが特定の誰かに触られたら発症するのか?すごく近づかれたら発症するのか?どの距離ならいけるのか?どんな症状が出るのか?とか‥…、自分の中で最初は認識が曖昧だったので、そこをずっと考えていました。

加藤:「人間接触嫌悪症」の解釈は難しかったよね。
僕はとても(ピュアな愛が)まっすぐに描かれているな、と感じました。この人とこの人が惹かれ合って、この人はこう行動して……など純粋で分かりやすい愛の物語が、とても理解できる。でも、シンプルに現わすのは逆にとても難しいことだとも感じます。そういうことを含め、僕たち役者に向けて、今回の映画はまっすぐな愛のある脚本だと思います。

森下紫温&加藤大悟『タクミくんシリーズ』インタビュー

加藤「“愛の形”はどこにでも存在する」

――『タクミくんシリーズ』は“学園BLの金字塔”とも呼ばれる作品です。いま日本でも世界的にもBLはブームとなっていますが、BLに対する印象はどのようなものでしょうか?

加藤:BL作品がブームになる理由が分かりますよね。だって、“愛の形”ってどこにでも存在するじゃないですか。恋人にも、友達にも、家族にも、スタッフさんにも。そして、なかでもBL作品は特に表現が純粋で“純愛”だと感じます。とてもストレートな愛情表現で……。

森下:うん、本当に僕もそう感じた。今までBL作品に触れたことがなかったけれど、同性同士でも異性とでも、純粋な愛とか恋愛というのは何も変わらないし、好きな人を想う気持ちに変わりはないから。僕が演じたタクミに関しては本当に、すごく綺麗にまっすぐな恋愛を描いてるんだな思いました。

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加藤日奈

アニメ系やコミック、2.5次元舞台俳優、声優系インタビューやコラムなどWEBメディアを中心に活動するフリーライター。所有するBLコミック小説が3,000冊を超えて増殖し続けている紙派の腐女子。

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