『ちいかわ』の聖地が判明か。日本の伝承と島編の類似点。特産品や島二郎にもヒントが?

可愛さとは裏腹に、たまに見せるハードな展開が話題の『ちいかわ』。通称“島編”では、その島のモデルが愛知県なのではという説が浮上しました。

そこで今回は『ちいかわ』島編で噂される聖地巡礼スポットと聖地メシをご紹介します。

『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』1巻(講談社)

『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』1巻(講談社)

愛知県の伝説と『ちいかわ』ストーリーに類似点が

まずは『ちいかわ』島編の鍵となる人魚伝説から、愛知県春日井市にあるお寺が浮上。

『ちいかわ』島編では、うさぎが島への招待チラシを持ってきたところから話がスタートします。島の民家に残された伝説の生物図鑑には「人魚の肉を食べると永遠のいのちが手に入るってうわさじゃ」と書かれてあり、なんだか不穏な空気が漂って……。

愛知県・春日井市には円福寺 八百比丘尼堂があり、『八百比丘尼(やおびくに)』と呼ばれる伝説が存在します。その伝説とは、首から上が人間という不思議な魚を食べてしまった女性が、それ以来歳を取ることがなく、800年間も生きながらえるというもの。人魚の肉を食べると長寿になるという点は『ちいかわ』島編のストーリーと共通しています。

愛知県発祥の“シロノワール”や“しるこサンド”が登場

また島に行くきっかけとなった招待チラシには、愛知県名古屋市発祥の喫茶店である、コメダ珈琲店の名物デザート・シロノワールと思われるイラストが描かれていました。

さらに人魚をおびきよせるために使われたのはしるこサンド。しるこサンドは愛知県小牧市に本社を置く松永製菓の名物お菓子です。

はっきりと「しるこサンド」と書かれていたため、愛知県を連想する読者が続出しました。それにしても、しるこサンドで人魚をおびきよせるという発想がなんともかわいい。

謎の“島二郎”にそっくりな像の存在も指摘

ちいかわに貝汁を出してくれた店主の島二郎は、回想シーンの中で海に行き、貝をたくさん採っているところが描かれています。愛知県の三河湾周辺や渥美半島では大アサリやカキなど多くの貝が採れることで有名。昔から貝がたくさん採れるため、この地域では貝塚遺跡が10カ所も残されているんだとか。

また、討伐の報酬として提示された特産品詰め合わせの中に醤油が入っていたり、セイレーンが味噌漬けを調理する場面が登場。愛知県の特産品のひとつとして、醤油や味噌があります。

さらに一部の読者の間では、愛知県佐久島に存在する“海神”の像と島二郎の姿がそっくりだとの指摘も……。ますます『ちいかわ』島編のモデルは愛知県であるような気がしてきますね。

ストーリーが進むにつれて、シビアな展開を迎えている『ちいかわ』島編。文明崩壊後の世界だとも考察されているだけに、実在の地域とのリンクはその裏付けとなりそうです。

『ちいかわ』島編のモデルとなった場所は公式発表されていませんが、聖地巡礼スポットと、聖地メシを体験しに愛知県に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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numan編集部

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