『ヒプマイ』岩崎諒太＆河西健吾、榊原優希インタビューを一挙公開！どついたれ本舗の妄想炸裂？十四の収録秘話も

どついたれ本舗は、M-1のてっぺんを取ったも同然！？

――白膠木簓＆躑躅森盧笙の「毎度！生きたろかい！～OSAKA Big Up～」の曲や歌詞を渡された際はいかがでしたか？

岩崎　びっくりしました！　銀シャリさんに漫才パートを書いていただけるってすごいですよね。

河西　そうね、M-1王者だもん。

岩崎　声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクトに、M-1王者参戦って情報量が多い！（笑）　簓と盧笙のどついたれ本舗も一度はお笑いでてっぺんを目指していたわけですから、その目指していたてっぺんに行った人が歌詞を書いてくれるってすごいことですよ。銀シャリさんが漫才を書いてくれたから、銀シャリ＝どついたれ本舗ですよね。

河西　うん、そう……だね？

岩崎　ということは、どついたれ本舗はM-1のてっぺん取ったってことでいいんじゃないですか？

河西　……いいと思う（笑）。

岩崎　大西ユカリさんも大阪を代表するソウルシンガーですからね。こちらも熱い！　漫才パートもあり、歌パートもあり、オオサカの魂が入っている感じがして誇らしいです。

河西　またこういうのやりたいですね。

岩崎・河西　銀シャリさん、大西ユカリさん、ありがとうございました！

――普段とは違い、漫才パートのある「毎度！生きたろかい！～OSAKA Big Up～」のレコーディングはいかがでしたか？

岩崎　ラップのときはラップでリズムがあるんですが、今回の漫才は完全にトークなんですよね。でも後ろでは曲が流れている。だから、サビ前までに漫才を収めるのが難しくて……。

河西　漫才もふたりで何回か打ち合わせしてからやったけど、微妙な１拍速いとか、２拍遅いとか本当に微妙な部分が難しかった。でも、いい経験をさせてもらったよね。キャラクターだけじゃなく自分たちも大阪出身だから、仕事で漫才ができたのが嬉しかった。

岩崎　歌詞もね、のっけからボケてますから。２行目でボケて、３行目でツッコまれるという（笑）。

河西　歌詞カードにはないですが、歌はちゃんと「はい、どうも～」から始まるからね。

岩崎　そう。最後もちゃんと「ありがとうございました」で終わるんですが、その抜け具合が完全に漫才師のそれなんです。自画自賛になっちゃいますが。

河西　大阪で育ってきたからこその、絶妙な抜き具合だよね。

岩崎　１回も漫才の舞台に立ったことはないけど、場数踏んでる感が出ていたんじゃないかと思います（笑）。

――関西弁で歌うのはいかがでしたか？

岩崎・河西　めちゃめちゃ楽でした！

『ヒプマイ』の宇宙進出を目指す！？ラストはオオサカ一本締め

――山田一郎以外のキャラクターは今回のEPでラップではない曲を歌うそうですが、岩崎さんと河西さんが個人的に気になるキャラクターやペアは？

河西　天谷奴零＆入間銃兎の「白と黒」は、どっちも黒やんと思って気になっています（笑）。

岩崎　あははは！（笑）　どっちも真っ黒ですね！　逆に零が白なのかもしれない……。

河西　たしかに。「白と黒」「天谷奴零＆入間銃兎」だからね。名前の並びからすると、零が白の可能性が高いかも。

岩崎　じゃあ、零が白、銃兎が黒ということで。

河西　うん。

岩崎　「白と黒」もちょっと昭和っぽくて、追う側・追われる側みたいな感じの面白さがありましたね。

河西　ルパンと警部みたいな感じもあって。

岩崎　あと「燐火」は、碧棺左馬刻のソロなんですよね。

河西　もしも今回のEPの第２弾があるなら、左馬刻にFling Posseみたいな曲を歌ってほしいと思っていて。

岩崎　浅沼（晋太郎）さんの負担がすごそうですけど……。

河西　浅沼さんだったら、やれると思う！

岩崎　あとはBonus Trackの「Bounce Back!」ですよ！　帳残星（CV：大塚明夫さん）＆帳残閻（CV:中尾隆聖さん）の曲に驚きました。聴かせていただいた楽曲も、圧がすごい！　このおふたりが参加されるなら、もう俺ら「なんでもやります！」しか言えないですもん（笑）。

河西　速水（奨）さんでさえ、なんでもやってくれちゃうからね。おふたりもライブに出てくれたらいいよね。

岩崎　ゲストパート、中王区だけでもものすごいのに、大塚さんと中尾さんが来ちゃったらもう大変なことになりますよ！？　「Bounce Back!」帳兄弟と「おままごと」邪答院仄仄（CV：ファイルーズあいさん）のインパクトが強すぎて、全部持って行かれそうです……。

河西　そして、山田一郎の「HIPHOPPIA」！　ヒプノシスマイクがキャンセルされても、ラップはできるという心意気が感じられます。

岩崎　今回、本当にすごいですよね。ラップじゃなくてもガチなんだなというのが感じられるラインナップになっている。

河西　『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』だけど、ラップじゃなくてもこれだけすごいものができるんだぞ、というパワーが感じられるし、カッコいいラップ以外の部分も見せつけているのが素晴らしい。

――「The Block Party -HOMIEs-」、そして今後の『ヒプノシスマイク』への意気込みをお願いします。

岩崎　今回のEPで、ラップのみならず業界全体に音楽の輪を広げたということで、日本国内のみならず、世界、いやもう宇宙規模の広がりが見せられたと思います。まずは、全世界に向けて『ヒプノシスマイク』をとどろかせていきたいと思います。

河西　なるほど。

岩崎　でも世界は通過点で、最終的には『ヒプノシスマイク』の宇宙進出を目指します！

河西　え、確定なの？

岩崎　確定です！

河西　じゃあ、キングレコードのNASA支部とか作らないと。

岩崎　そうですね。まずはJAXAからですが、一回『ヒプノシスマイク』の楽曲をシャトルに積んでもらって、宇宙空間で流してもらえたらと思います。

河西　「Division Rap Battle- +」をぜひ宇宙で、と（笑）。世界、宇宙と壮大な話が出てきましたが、段階を踏まないと。まずは日本を『ヒプノシスマイク』で席巻したいですね。今いる６チーム以外にも、日本のいろいろな地域のディビジョンの代表を集めて、世界に打ってでるためのチームが作れたらいいですね。

岩崎　『ヒプノシスマイク』の日本代表チーム！

河西　海外のディビジョンとも戦うことになると思うので、ワールドツアーに向け、まずは国内を強化して行きましょう！　それで世界各国のディビジョンとラップバトルを繰り広げていると、宇宙からの侵略ディビジョンがやってきます。

岩崎　地球内で争ってる場合じゃない！

河西　そうなったら、ユニバース・ディビジョンを結成して、エイリアン・ディビジョンと戦わないといけないですね（笑）。

岩崎　完全なる妄想ですけど……ホンマの話しなくていいですか？

河西　どついたれ本舗だし、いいんじゃない？　言ったら夢が叶うかもしれないし。知らんけど。

岩崎　そうですね。言ったもん勝ち、今後の『ヒプノシスマイク』の発展と展開に乞うご期待ということで……。

河西　一本締めで締めさせていただきましょうか。

岩崎・河西　ほな大阪締めで！　打ちまーしょ！（パンパン）もひとつせー！（パンパン）祝うて三度！（パパン、パン）

撮影／井上ユリ

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榊原優希さんインタビュー「実は2021年に、ドキドキしながら収録していました」