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シリーズ第24作は「夢」をテーマにしたストーリーです。ゲストヒロインである貫庭玉サキの悪夢の場面は、シリーズ屈指のホラー演出でした。
悪夢の中で、サキは亡くなった母親・サユリと会いますが、突如としてサユリの顔が崩壊して怪物になってしまいます。逃げ惑うサキの足を怪物の手が掴んで引きずっていく場面はホラー以外の何ものでもありません。
しんのすけたちがサキの悪夢に乗り込みますが、荒廃した薄暗い世界の中で次々と怪物たちに襲われます。そして触手の怪物がサキを捕まえてしまいます。怪物化したサユリの顔を持った触手の怪物は巨大化し、恐ろしい咆哮をとどろかせます。怪物の正体は、自分のせいでサユリが事故死してしまったと思っているサキのトラウマでした。
画面いっぱいに恐ろしい顔を見せながら暴れまわる怪物の姿は、観客の子どもたちにもトラウマを植え付けたことでしょう。怪物の恐ろしい咆哮は、すべてサユリ役の吉瀬美智子さんが演じています。
シリーズ第25作は、しんのすけと子どもの宇宙人シリリのロードムービーです。これまでの24作品の意匠が全編に散りばめてあることも話題になりました。
森の中の一軒家に住むUFOマニアの男性に野原一家が世話になる場面では、不気味なホラー的な演出が施されていました。野原一家は脱出に成功しますが、この男性は純粋すぎるUFOマニアであり、実はいい人だったというオチがつきます。
その後、しんのすけとはぐれてしまったシリリが一人で街をさまよう場面や、サーカス小屋に迷い込んでサルの集団に脅されたり、火の輪くぐりを強制されたりする場面も不気味に描かれていました。
劇場映画ではありませんが、番外編としてAmazon Prime Videoのオリジナル作品として発表された『クレヨンしんちゃん外伝 お・お・お・のしんのすけ』を紹介しましょう。
タイトルからもわかるように某妖怪アニメのパロディー的な作品です。妖怪園児、お・お・お・のしんのすけが、タマタマ親父(ひろし)とともに、家出した母の妖怪ケツデカオババを探すという物語でした。
エピソード7では、薄暗い廃墟の病院におびき出されたしんのすけが、半裸の妖怪使いディーノに捕まって亀甲縛りされてしまいます。子どもにとってはある意味、恐ろしい場面でした。
8月9日からは新作『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』も公開されています。毎回クオリティの高さが話題となる本シリーズですが、第31作目となる『オラたちの恐竜日記』にはドキドキの展開が待ち受けているのでしょうか?
ホラー描写が特徴的なシリーズを予習していくと、少し違った視点で楽しむことができるかもしれません。
(執筆:大山くまお)
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