「主人公補正がかからないハラハラドキドキのストーリー展開」マンガ『裏バイト:逃亡禁止』【みんなの推しホラー作品】

「アナタの推しを深く知れる場所」として、さまざまな角度で推しの新たな一面にスポットを当てていくnuman。2024年8月の深堀りテーマは“ホラー”。「苦手…」と言いつつ、ついつい見たくなる・聞きたくなる…「ホラーを推す」特集を実施中。

本特集の一つにあるのが、ホラーを推している人、ホラー作品にゆかりのある人から、映画・本・アニメ・ゲーム・YouTubeチャンネル…好きなホラーコンテンツを聞く「みんなの推しホラー作品」。numan読者が昨今の暑すぎる8月の真夏にヒヤッとできるような、ついつい“ホラーを推してしまう”ような、そんなひと時へと誘います。

今回は、ホラー作品好きのnuman編集部員がマンガ『裏バイト:逃亡禁止』を紹介します。

マンガ『裏バイト:逃亡禁止』とは？

田口翔太郎先生によるマンガ作品（漫画雑誌アプリ『マンガワン』『裏サンデー』（小学館）2020年1月より連載中）。とある事情で大金を求める2人の女性・黒嶺ユメと白浜和美は、軽い気持ちで合法違法を含むグレーゾーンの高額報酬アルバイト“裏バイト”に手を染めていく。

「次にくるマンガ大賞2021」のWebマンガ部門で5位に入賞した人気ホラー作品です。

numan編集部員のひとことレビュー

「主人公の女の子2人が高額な報酬をもらえる裏バイトで危ない目に遭うのかな？」くらいの感覚で読み始めたら、様子のおかしい人間や幽霊、怪異がしっかりとコワくて、深夜に読むと眠れなくなります。

“得体の知れない何か”から理不尽に与えられる恐怖に対抗しなくてはならず、「主人公だから大丈夫だろう」なんて思わせないハラハラドキドキのストーリー展開と時々はさまれるギャグの絶妙なバランスがおもしろく、一気読みしたくなる作品です。

裏バイトに足を踏み入れてしまうだけのことはあり、物語に出てくるキャラクターのほとんどが個性的。主人公の黒嶺ユメは、何か危険が迫ると口癖のように「臭い！！」と発してしまうのが独特で面白いです。

（執筆＝羽賀こはく）