鈴木れな
物心ついたときから生粋のオタク人生を歩んでウン十年。最近の沼はアジアBLドラマ。 2次元から3次元までいろんなモノ・コトを推してます!
総勢13名!という豪華な顔ぶれで開催された【奇蹟のファンミーティング in TOKYO】。人気台湾BLドラマ『奇蹟』のファンミーティング(FM)ということでドラマのタイトルにちなみ、本当に奇蹟のような一日、奇蹟のようなイベントでした……。
『奇蹟』主演のK4に続き、敵対する組織のキーパーソンとなるジャン・トン(張騰)を演じたウェイン・ソン(宋偉恩)さん、その仲間であるアージュン(阿雋)役のホアン・ジュンジー(黃雋智)さん、ファン・ジョールイの弟・范姜睿臣(ファンジアン・ルイチェン)を演じたアン・ジュンポン(安俊朋)さん。
そして義雲盟の仲間、阿賢(アーシエン)役、アーロン・ライ(賴東賢)さん、阿碩(アーシュオ)役、ハンク・ワン(王碩瀚)さんの5名にそれぞれお話を伺いました。
アン・ジュンポンさん以外の4名は、昨年10月の台湾BLドラマ『正負之間~Plus & Minus』FMにも出演されていましたよね。
「来年もまた会いたいです!」との言葉通り、一年ぶりのファンとの再会に意気込みもたっぷりなインタビュー、ぜひお楽しみください!
INDEX
──去年に引き続き、今年も日本でのイベント開催ですが、出演を知ったときのお気持ちはいかがでしたか?
ウェイン・ソン/宋偉恩(以下、宋偉恩):
もう、実家に帰る気持ちですね!
(一同、笑)
宋偉恩:
飛行機降りたときから嬉しくって、満面の笑顔になりました。
ホアン・ジュンジー/黃雋智(以下、黃雋智):
13人で一緒にイベントができると聞いてすごく楽しみでした。絶対賑やかになるんだろうなって想像したりして。
宋偉恩:
その賑やかっていうの俺のことでしょ(笑)!
黃雋智:
(笑)。去年は『正負之間』チームともそれほど親しくなかったのですが、イベント後にすごくいい友達になったので、今回新たなメンバーが増えて今度はどんな関係が築けるんだろうって楽しみです。
アン・ジュンポン/安俊朋(以下、安俊朋):
『HIStory4』(※)に出演したときには、まだ新型コロナウイルスの影響があったときでどこにも行けなかったしFMもできませんでした。でも、その時からずっと日本に来たかったんです。だから今回実現できてすごく嬉しかったです。もう日本に着いて日本の空気が吸えるだけで満足です(笑)。
※アン・ジュンポン/安俊朋さんは、台湾BLドラマ『HIStory4 隣のキミに恋して~Close to You』(2021年)に、イエ・シンスー役として出演。
──いえいえ、まだ日本のファンと会ってませんから!(笑) では、ドラマ『奇蹟』についてお伺いしたいのですが、今回ウェインさんは、ジャン・トン(張騰)という悪役を演じました。役作りはどのように?
宋偉恩:
僕が演じるジャン・トンは、それほど出演シーンが多くないんです。それ故に、脚本から得られるヒントが少ないという面もあれば、逆に自分の想像を膨らませて演じられるという面もあります。
ジャン・トンの役作りは、とにかく愛に飢えているということは絶対で、それ以外の部分は僕の想像を膨らませました。外見で言えば、まず目つきですね。怖い目つきが必要だと思いましたし、身体の動きも硬くするように心がけました。でも、出来上がった配信を見るとちょっと物足りなさも感じましたね。
──そのジャン・トンに陰のように付き従うアージュン(阿雋)を演じたジュンジーさんはいかがでしたか?
黃雋智:
アージュンは、中身が空っぽなんです。ジャン・トンへの尊敬の念はあっても本当に自分がない。そこは悲しいなと思いました。もっと自分らしさを持ってほしいと演じてみて思いましたね。
──ジュンポンさんは、ファン・ジョールイ(范哲睿/演:カイ・シュー)の弟であるファンジアン・ルイチェン(范姜睿臣)を演じました。
安俊朋:
関係的には兄弟なんですが、役作り的には「兄」を意識しないようにしていました。単なる肩書としての「兄」であって、そこに感情をのせないように演じました。
──撮影現場ではいかがでしたか?
安俊朋:
今回、僕の役はCPではないので、自分が別世界の人間なのかなと思うくらいでした。だって、皆CP同士で話し合ってるし、休憩の時もやっぱりCP同士で会話してるし。僕、誰と話せばいいんだろう、役づくりするしかないなと(笑)。
CP作るとしたらおじいちゃん(范弘達/演:ヤン・リエ)かな、腹黒同士だし、とか思ってましたね(笑)
印象に残ったシーンとしては、バイ・ゾンイー(白宗易/演:タロ・リン)とのホテルのドアの前のシーン。(11話)
バイ・ゾンイーは優柔不断な面もあるキャラクターなのですが、あのシーンでは「会いたい」という気持ちがすごく伝わってきましたね。
──ルイチェンがいないと、もうあの二人は出会えなかったですもんね。
安俊朋:
僕に感謝して欲しいです(笑)。
──ウェインさんとジュンジーさんには、去年のFMの思い出を伺いたいのですが。
宋偉恩:
印象的だったのは、日本のファンの礼儀正しさ。最後に写真撮影する時に皆深くお辞儀してくれて、そこがすごく印象に残ってます。
黃雋智:
日本のファンとSNSでやり取りをすることがあるんですが、去年のFMで実際にそのファンの方たちと会うことができたんです。ネット友達とやっと会える、みたいな感覚になりました。
──ジュンポンさんは、日本は初めてですか? 今回行きたいところややりたいことは?
安俊朋:
以前、学生の時に日本に来た事があります。でも今回は……スケジュールの都合ですぐに帰国しないといけなくて……。
宋偉恩:
CP相手がいない寂しさに加えて、日本に来てもすぐ帰らないといけない寂しさですよ。でも、日本の空気吸えるだけでいいって言ってたよね(笑)。
──それでは、今回のFMに向けての意気込みをお願いします。
宋偉恩:
去年はコロナの影響で声が出せなかったので、今年はぜひ、会場の屋根が吹っ飛ぶくらいの勢いで皆の声が聞きたいです。そんな一瞬を作りたいですね。
二人で共演した『HIStory3』から数年が経ってもずっと応援してくださってありがとうございます。感謝の気持を伝えたいです。
黃雋智:
FMで、一瞬でもいい、ファンの皆さんがすっごく幸せを感じてほしいです。
自分も大人になって、人生って決して楽しいことばかりではないと思うこともあります。でもFMで誰かの幸せな瞬間を作ることができればいいなと思っています。
言葉や国が違い、常に会えるわけではないけれど、ずっと僕たちを応援してくださって本当に嬉しいです。
これからももっと皆さんに会える機会を増やしたいです。楽しみにしています。
安俊朋:
まずは、日本のファンに感謝したいです。皆さんの応援がないとここまで来ることはできませんから。ぜひ感謝の気持ちを伝えたいです。FMを楽しんでくださいね。
──ありがとうございました!
──去年のFMでは「また来年会いましょう」とのアーロンさんの言葉が印象に残りました。今回のFMの出演を知ったときのお気持ちは?
ハンク・ワン/王碩瀚(以下、王碩瀚):
(日本語で)やった!
アーロン・ライ/賴東賢(以下、賴東賢):
願いが叶ったな、と。
──ファンの皆さんも待ち望んでいたと思います。去年のFMの思い出はありますか?
王碩瀚:
僕は「キスシーンは僕たちが一番でしょ!?」コーナーがすごく印象に残ってます。
マックス(林上豪)とシュエン(石承泫)がその時すっごく緊張していたんですけど、もう今は二人とも余裕な感じですよね(笑)。
賴東賢:
「チンピラシリーズ」のコーナーで、去年はハンクが髪が短髪だったのもあってすごく雰囲気があったんですよね。
それで彼がタバコを吸おうとした瞬間にもう自然にライターをつけようとしたことを覚えています。「ボス!」って(笑)。
王碩瀚:
日本のファンはすごく盛り上がってくれますよね。日本だと(イベント中の)撮影はできないせいか皆熱心に見つめてくれる。
賴東賢:
自分たちの言葉や、行動の一つ一つに皆さんが全部反応してくれるので、そこがすごく印象に残ってます。素晴らしいと思いました。
──去年はFMだけでなく、ハンクさんのYouTubeチャンネルや、Instagramなどでも日本を満喫している様子が伺えましたが今年はいかがですか?
王碩瀚:
ハリー・ポッターに行きたいです!
※2023年6月にオープンした「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 –メイキング・オブ ハリー・ポッター」
賴東賢:
僕は、個人的なスケジュールは把握してないんです。なぜなら、ガイドは彼だから(笑)。皆さん、どうぞInstagramでご確認お願いします。
──では逆にお二人の台湾おすすめスポットを教えていただけますか?
賴東賢:
台北にある「寧夏夜市」の魯肉飯がおすすめです!
王碩瀚:
僕は「華山1914文創園区」かな。芝生もあっておしゃれな空間なんですよ。
──ありがとうございます! ぜひ行ってみたいです。さて、ここからはお二人が出演された『奇蹟』のお話を伺います。『正負之間~Plus&Minus』に続いて久々の共演となったわけですが、撮影はいかがでしたか?
王碩瀚:
懐かしい部分もあり、でも全く変わってない部分もあって。本当に会った瞬間すぐに演技に入れましたね。
──入浴シーンでしたが、アーロンさんはいかがでしたか?
賴東賢:
お風呂なので少しは温かいのかなと思ったら、全然冷たい水で。
王碩瀚:
僕は入らなくて済んだので、すごく嬉しかったです(笑)。
──お二人は「義雲盟」の一員という役柄でしたね。
王碩瀚:
はい。アーシエン(阿賢)とアーシュオ(阿碩)という役でしたが、劇中では日本に行くという設定だったのでそこからの展開を二人で考えましたね。
賴東賢:
六本木でもっと大きなことをやろうって(笑)。
──メイキングでもお話されていましたよね。カラオケ店を数件経営しているとか。
王碩瀚:
(PDの方を見ながら)すごく楽しみにしてます! 2つのグループが争って戦うシーンなんかもすごく期待してます!
──抗争シーンもありなんですね(笑)。
賴東賢:
六本木で車を全部止めて、そこでのアクションシーンの撮影もすごく期待してます!
全員:
お願いします!
王碩瀚:
3話ぐらいでいいですかね。
賴東賢:
うん、3話ぐらいで。
──では実際に『奇蹟』の出演シーンを見ていかがでしたか?
王碩瀚:
撮影のときのイメージそのままに出来上がっていましたし、さらにヤクザっぽい雰囲気が増していて良かったと思います。
賴東賢:
僕もイメージ通りに出来ていたなと思ったのですが、一つ後悔していることがあって。
日本に行く設定だったので、ドアをバーンと開けながら(日本語で)「こーんにーちはーッ!」という感じで入りたかったのですが、出来なくてとても残念です。
──メイキングでもお話されていましたね。ではドラマ『Be Loved in house 約・定~I do』での共演から2年以上が経ちますが、今相手役は自分にとってどんな存在ですか?
王碩瀚:
言葉を交わさずとも、すぐに一緒に演技に集中できる存在かな。一度目と目が合うだけで、お互い何をやりたいかがすぐキャッチできるんです。
賴東賢:
『Be Loved in house 約・定~I do』の時は主演だったのでいろいろなプレッシャーを感じていました。
でもそういった困難を一緒に乗り越えた仲間として、会う度にずっと昔から仲のいい友達に会うような気持ちになります。すごく特別な存在です。
──普段からも親交があったり?
王碩瀚:
プライベートでは、彼はジムによく行くし、僕はテニスをよくやるので、行く場所はちょっと違うんですよね。
賴東賢:
でもお互い運動が好きという部分が共通しているので、よく連絡はとって話をしています。
──それではFMに向けての意気込みをお願いします。
王碩瀚:
前回のFMでも、キャラクターを設定してステージに上がったんですが、今回はまた違うキャラクターを設定しているので、ぜひ楽しみにしてください(笑)。
賴東賢:
一年前のステージで約束したことが、本当に叶うってすごいことだなと。僕も楽しみだし、FM自体を楽しもうと思います。ファンの皆さんにも楽しんでもらえるよう頑張りたいと思います。
──ありがとうございます。日本のファンに向けてお二人からメッセージを頂けますか?
王碩瀚:
(日本語で)
いつも、本当にありがとうございます。
賴東賢:
(日本語で)
いつも応援してくれて、ありがとうございます。
日本語が得意なハンクさんは、インタビューでも日本語多め! お二人のラストのメッセージはぜひ音声で皆さんにお届けしたい!と思いました。
ウェインさんはご自身も仰っていたように終始ニコニコの笑顔が印象的! 終始笑いの絶えない取材になりました。
インタビュー第三弾は同じく台湾BLドラマ『正負之間~Plus & Minus』のキャストの皆さんのお話をお届けします。こちらもぜひお楽しみに!
<関連記事>
【インタビュー】台湾BLキャストに聞く、日本のファンに感じた印象は?「控えめで愛に溢れてる」【いま見るべきはアジアBL『奇蹟』③林上豪・石承泫・鄭齊磊・李見騰 編】
https://numan.tokyo/feature/2uhyjisn/
【インタビュー】台湾BL『奇蹟』がキてる…! 人気の秘密をキャスト4人に聞いてみた【いま見るべきはアジアBL『奇蹟』① K4編】
https://numan.tokyo/feature/13ik8lvy/
【オフィシャルレポート到着】まるで奇蹟の一日! 大人気台湾BLドラマ『奇蹟』のファンミーティングが開催。俳優13人が大集合!
https://numan.tokyo/news/aks3lnm4/
【インタビュー】台湾BLドラマ『正負之間~Plus & Minus』日本FMに豪華8名のキャストが登場「初めてのFM、楽しみだけどちょっとドキドキも」
https://numan.tokyo/interview/Z1CTU/
【イベントレポート】皆の願いが叶った奇跡の瞬間!「『正負之間〜Plus & Minus』ファンミーティング〜運命から奇跡へ」が開催。「来年もまた会いたいです!」
https://numan.tokyo/news/BbnC3/
出演:
カイ・シュー(徐愷)、タロ・リン(林毓桐)、ナット・チェン(陳柏文)、ルイス・ジャン(姜典)、ウェイン・ソン(宋偉恩)、アンガス・シェ(謝承均)、リアンジァー(亮哲)、ホアン・ジュンジー(黃雋智)、ボボ・ルオ(羅奕傑・ATOM BOYZ(原子少年))
プロデューサー:アニタ・ソン(宋鎵琳)、リン・ペイユー(林珮瑜)
制作統括:ジアン・ビンチェン(姜秉辰)
原作・脚本:リン・ペイユー(林珮瑜) 監督:ウー・モンタン (吳孟糖)
2023年/台湾・日本/25分×13話
©2023 "KISEKI: DEAR TO ME" Partners All Rights Reserved.
≪ストーリー≫
医学を志す高校生だったバイ・ゾンイー(白宗易/タロ・リン)は、怪我をし路上で倒れていたファン・ジョールイ(范哲睿/カイ・シュー)を助け、やむを得ず自分の家まで連れて行くことになる。成り行きで同じ屋根の下で一緒に過ごすことになった二人。アルバイトをしながら学校に通う孤独だったゾンイーは、ファン・ジョールイとの生活でヤクザ組織のメンバーとは知らずに惹かれていく。そして、組織のもめごとに巻き込まれ、ゾンイーは自らジョールイの代りに罪をかぶり刑務所に入ることになる。一方、ジョールイが所属する義雲盟のメンバーアイ・ディー(艾迪/ルイス・ジャン)は、幼馴染で同じ義雲盟のチェン・イー(陳毅/ナット・チェン)に密かに思いを寄せているが、チェン・イーは義父でボスのチェン・ドンヤン(陳東揚/リアンジァー)を慕っており、アイ・ディーは報われない思いをずっと抱えていた…。4年後、運命は再度4人をめぐり合わせる。お互いの幸せを取り戻すために、彼らは過去の過ちや後悔と向き合わなければならない。
BD:16,500円 DVD:13,200円(税込)
【特典映像】メイキング、衣装合わせ、合宿風景など
【封入特典】ブックレット(8P)
<初回限定特典>【封入特典】フォトブックレット(8P)/<奇蹟>オリジナルフィルム風カード
発売元:エスピーオー/Rakuten TV/ビデオマーケット
販売元:エスピーオー
■公式サイト:
https://www.cinemart.co.jp/dc/t/kiseki.html
©2023 "KISEKI: DEAR TO ME" Partners All Rights Reserved.
鈴木れな
物心ついたときから生粋のオタク人生を歩んでウン十年。最近の沼はアジアBLドラマ。 2次元から3次元までいろんなモノ・コトを推してます!
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます
特集記事
ランキング
電ファミ新着記事
2024.11.1