鈴木れな
物心ついたときから生粋のオタク人生を歩んでウン十年。最近の沼はアジアBLドラマ。 2次元から3次元までいろんなモノ・コトを推してます!
台湾BLドラマ「VBLシリーズ」の主演キャスト8人(V8)に聞くインタビューシリーズ、いよいよ第4弾は”AI系”『AntiReset』の平恒CPです。
何に対しても冷淡な大学教授・褚一平(チュー・イーピン)と、そんな彼を世話するために送り込まれたAIロボット・恒9(ホンジウ)。
人間とAIロボットの恋の行方は……?
本編配信中は、平恒CPの恋の行く末に一喜一憂した方も多いのではないでしょうか?
褚一平(チュー・イーピン)を演じた吳秉宸(ウー・ピンチェン)さんは、シンガーソングライターとしても活動しており、本作のオープニング曲である「是你」も彼が手掛けたもの。
ファンミーティングでも、緊張しつつも寄り添いながら「是你」を歌う二人の姿がとっても素敵でした!
恒9(ホンジウ)を演じるのは黃禮豐(ホアン・リーフォン)さん。
人間そっくりの姿と感情を持つAIロボットという難しい役どころを演じた黃禮豐(ホアン・リーフォン)さんの役作りは?
緊張気味の平恒CPのお二人、はにかみつつも真摯に答えてくださいました!
◆これまでのインタビューはこちら!
https://numan.tokyo/tag/V8/
INDEX
──まずは、お二人の出演作「AntiReset」について伺わせてください。本作の見どころは?
吳秉宸/ウー・ピンチェン(以下、吳秉宸):
「AntiReset」は、人とロボット、種を超越した恋愛を描いています。一方は冷淡な性格の人間、もう一方はAIロボット、彼らの間に特別な愛情が芽生え、徐々に愛し合うようになるんです。
黃禮豐/ホアン・リーフォン(以下、黃禮豐):
僕の演じる恒9(ホンジウ)は、AIロボットです。人間である褚一平(チュー・イーピン)と恋愛をすることで、人間の愛とはなにかを学習していくんです。
吳秉宸:
褚一平は、人間ですがずっと心の扉を閉ざしている人物です。でも恒9と出会ってからどんどんとその扉が開いていくんですよね。
その過程が見どころだと思います。
──仰るとおり、褚一平と恒9、二人の感情の花開いていく様がとても素敵だと思います。役作りはどのように?
黃禮豐:
僕の場合はロボットなので、人間に近づいていく過程を段階的に演じようと考えました。
例えば、初めて褚一平と出会うシーンでは、淡々と、表情もあまり変化しないように演じています。
段々と親しくなって経験を積んでいくと、表情や動きを少しずつ乗せていく。そこから自分なりの考えや感情を持つようになればさらに乗せてというふうに。
そして終盤で褚一平から離れていくシーンでは、もっと多くの表情や言い方などを取り入れる、というように段階的に演じ分けていました。
──なるほど。本編では、恒9がどんどん表情豊かになっていくところが印象に残りました。
黃禮豐:
ロボットなので最初は割と平均的な感じで、所作や歩き方なんかも個性を出さないよう抑えているんです。感情が入るようになってからもっとより人間らしくなるよう演じました。
──序盤では、まばたきをしない演技がすごくロボットらしいと感じました。
黃禮豐:
そうなんです。細かいところまで観てくださってありがとうございます。
──それが終盤では涙を流すように。
黃禮豐:
自分の感情が溢れ出てしまうんだろうなと思って演じていました。
──一方、人間である褚一平も、それまで閉ざしていた心の扉が恒9によって開かれていきます。
吳秉宸:
褚一平は、過去に失ったものが大きすぎて心の扉を閉ざしてしまった人物です。
もう人とは関わりたくない、関わってしまえば感情が芽生えてしまう。それは嫌だ、もうこれ以上傷つきたくないと思っているんですね。そこに恒9が現れるんです。褚一平にとって、恒9は、最初は単なる好奇心の対象でしかなかった。
ターニングポイントは、第4話のキスシーンですね。
この瞬間に気づくんです。自分はこのロボットにかなり感情移入していると。しかもどんどん好きになってしまっていると。もう無理だ、駄目だ、だったら心を開いてきちんと向き合おうと覚悟を決める、そんなシーンです。
そして初めての恋に夢中になってしまうんです。そして今度は彼を失うことを恐れ、彼を失うと自分の世界が崩壊するように感じるんです。僕もそういった段階を意識して演じました。
──イベントでもこのキスシーンを取り上げられていましたね。そして本編終了後の番外編では、二人の遊園地デートが描かれました。番外編の撮影はいかがでしたか? メイキングでは吳秉宸さんがアトラクションでフラフラになっていたようでしたが……(笑)。
吳秉宸:
バイキングとフリーフォールがすごく怖かったんですよ(笑)。
黃禮豐:
でも、怖がっているところも逆にこの役柄にはぴったりでしたよね。
吳秉宸:
脚本を読んで、遊園地に行くんだ、楽しいね、いいねいいねって盛り上がってたんですけど。実際行ったら乗らされるのはバイキングで、それはちょっと……って(笑)。
(一同・笑)
──本編と番外編の撮影を通じて、お互いの関係に変化はありましたか?
吳秉宸:
最初はとにかく共演するので、相手のことを理解しなければ、相手のやり方にも合わせなければと思っていました。
でも今は全く違いますね。何を考えてるのかな、これが必要かなとか、まるで家族のように彼のことがよく分かっているので、すごくリラックスして過ごせます。
黃禮豐:
僕も同じで、やっぱり最初は彼のことをよく知らないので、少し気を使います。自分の行動が相手を不愉快にさせるかもと心配していたんですがそんなことは全くありませんでした。
だんだんとお互いを知って、今では自然体でいられます。そばにいてくれるとすごく嬉しいです。
──そうやって二人の絆が深まっていった中で、日本でのファンミーティングイベントを迎えたわけですが、いかがでしたか?
黃禮豐:
「本当に会えるんだ!」ってなんだか不思議な感じがしましたね。
日本のファンの皆さんもすごく可愛らしくて。僕たち二人とも日本が大好きなので、ずっと日本に住みたいねって話してます。
吳秉宸:
そう、日本のファンの皆さんは、ほんとに可愛い。
とてもシャイで恥ずかしがり屋なんだけど、僕たちの行動に対するリアクションも、すごく礼儀正しくて品があると思うんです。
ファンの皆さんが笑ってくれたり、喜んでくれていたりすると、僕たちもすごく嬉しくて。
それに、皆さんお洒落してイベントに来てくださるんですよね、すごく可愛らしいと思います。
──ありがとうございます。それでは最後に応援してくださるファンの方に向けて一言お願いします。
吳秉宸:
いつも応援してくださって、本当にありがとうございます。
実は、僕たちの作品が日本の皆さんに気に入っていただけるなんて夢にも思ってなかったんです。しかもこんなに沢山の方がファンになってくださるってちょっと信じられない思いです。
でも僕たちの芝居が、皆さんの心を動かすことができたとしたらすごく嬉しいです。とにかく感謝しています。ありがとうございます。
黃禮豐:
僕も同じです。台湾から遠く離れてる日本にもたくさんのファンがいるということがとにかく嬉しいです。
イベントに来てくださった方、あるいは来られなかった方もいらっしゃると思いますが、皆さんいつも応援してくださってありがとうございます。
いつかまた日本で、皆さんとお会いできるよう願っています。
呉秉宸(ウー・ピンチェン)
1996年7月22日、台中生まれ。 血液型:A型
Instagram|https://www.instagram.com/roywubingo/
黃禮豐(ホアン・リーフォン)
1996年6月10日、台中生まれ。 血液型:B型
Instagram|https://www.instagram.com/huangleaf/
撮影:徳永徹
ヘアメイク:
翁 咏健
松本 智色(dynamic)
Katherine Jin
『AntiReset』は、2024年6月19日(水)23:00~よりCS日テレプラスにて放送されます。
V8インタビューもついに最後! 次回はVBLシリーズで総監修を務め、他にも『WBLシリーズ』など台湾BLドラマを数多く手掛けている蔡妃喬(ツァイ・フェイチアオ)さんが登場!
WBLシリーズの制作秘話を始め、制作にあたって心がけていることなどたっぷり大ボリュームでお話を伺いました!
6月30日(日)15:00~は独占インタビューを追加したVBLシリーズファンミーティング in TOKYO〈日テレプラス版〉が放送予定です。
詳細は番組ページ(https://www.nitteleplus.com/program/vbl-in-tokyo/)でチェックしてみてくださいね!
◆これまでのインタビューはこちら!
https://numan.tokyo/tag/V8/
氷のように冷淡な大学教授×人間の姿と感情を持つAIロボットが贈る、AIラブロマンス!
《あらすじ》
何に対しても冷淡な褚一平(チュー・イーピン)は、歴史学部で教鞭をとる大学教授。アクシデントでケガを負ってしまった褚一平のもとに、何かと世話を焼こうとする叔父が、身の回りのサポートのため、自社で秘密裏にテストを進めている商品――人工知能(AI)ロボットを送りこむ。自らを“お届け”するため、褚一平の家のインターホンを押すAIロボット・恒9(ホンジウ)。人間の姿と人間の感情を持つAIを前に、褚一平の中で、この不思議な恒9の仕組みを知りたいという欲望が湧き起こる。
《キャスト&スタッフ》
ホアン・リーフォン『今日も彼の朝ご飯』、ウー・ピンチェン「日光樹影(原題)」
ララ・チェン「一家團圓(原題)」、チョウ・ヨウシュエン、テイ・チャイ、ワン・インヤオ
演出:リエン・ユージャー 脚本:ツァイ・フェイチアオ、ガオ・ルーピン、シン・エイ
《Blu-ray/DVD情報》
2024.6.28(金)Blu-ray BOX&DVD-BOX発売!
Blu-ray:各13,200円(税込)/DVD:各11,000円(税込)
《配信/放送情報》
Rakuten TV、ビデオマーケットにて配信中!
CS 日テレプラスにて6月19日より放送
作品公式サイト:https://www.spoinc.jp/dc/t/vbl4.html
出品:三立電視(台湾)、エスピーオー(日本)
総監修:ツァイ・フェイチアオ「We Best Love」シリーズ、「My Tooth Your Love ラブリー・クリニック」
監修:シュー・ズールイ、シャオ・ジーウェイ「恋愛は科学!? -What is Love?-」「跟鯊魚接吻」(原題)
©2023 “VBL Series” Partners All Rights Reserved.
VBLシリーズ公式サイト:https://www.spoinc.jp/dc/t/vbl.html
鈴木れな
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