numan編集部
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8月11日に兵庫公演、8月18日に東京公演、8月25日に大阪公演が開幕するミュージカル『ヴィンチェンツォ』。大人気の韓国の連続ドラマの世界初ミュージカルに臨む、ヴィンチェンツォ・カサノ役の和田雅成さんにお話を伺いました。
INDEX
――『ヴィンチェンツォ』がどんなお話か教えてください。
原作のドラマが20話あるので一言で説明するのがすごく難しいんですけど、僕が演じるヴィンチェンツォ・カサノはイタリアマフィアの顧問弁護士という役どころです。そこから物語が始まるのですが、舞台となるのは韓国。中国の大富豪が韓国の建物の地下に金塊を隠す手伝いをし、その金塊を自分たちのものにしてしまおう……というお話です。そこに韓国の黒い噂の絶えない巨大企業や、建物の取り壊しに反対する住民なんかも絡んできて、果たして金塊を手に入れられるのか? という。
――和田さんが演じる、ヴィンチェンツォ・カサノはどんな人物ですか?
とてもギャップのある人です。一見するとカッコいいんですけど、めちゃくちゃ抜けているところもあって。彼は韓国系イタリア人なのですが、物語が進むにつれ母親との確執なども描かれます。
――ヴィンチェンツォのような人が身近にいたら?
嫌ですね!(笑) なんのためらいもなく銃とか使うので、いつ撃たれるか分からないですし……。頼りにはなると思うので、助けてくれたり、守ってくれるならたのもしいと思います。
――舞台を見てドラマを見てみよう、と思う人もいるかと思うのですが、作品の魅力は?
ヴィンチェンツォに限らず、すべてにおいてギャップが魅力です。ドラマを制作しているスタジオドラゴンのスタッフさんとお話したときも言われたのですが、ヴィンチェンツォはカッコいい部分と抜けている部分があるし、作品自体もマフィア映画のように撃ち合いや人が死ぬようなシーンもありつつ、コメディシーンも多い。ヴィンチェンツォたちが金塊を隠した建物・クムガプラザの住人たちはビルの取り壊しに反対しているのですが、彼らはめちゃくちゃ明るくて面白くて(笑)。シリアスなマフィアのシーンとクムガプラザの住人たちのシーンは表と裏というか、お互いがお互いのギャップを引き立てているのが魅力だと思います。
――ヴィンチェンツォはスーツ姿がすてきですが、和田さんが正統派なスーツを着る役を演じられるのはめずらしい気がします。
そうかもしれないですね。2.5次元の舞台だと、どうしてもキャラクターの個性が入ったスーツになってきますし。ただ、スーツを着てのアクションはめちゃくちゃ大変です!(笑) スーツは肩がしっかりしているし、ベストもつくと吊られている感じがあって、1公演終わるとすごく肩が凝っていて……しっかりほぐすようにしています。
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