IMP.椿泰我が“決して疲れた態度を取らない”という理由。言われて嬉しい言葉は「超かっこいい!」|『沼落ち5秒前!』推しをもっと知る30の質問

椿泰我(以下・椿):
ドラマ出演が子役のとき以来なので、今回お話をいただいて驚きましたし、総合格闘技の世界が描かれるということで、「わ…やばい」っていうのが率直な感想でした。子どもの頃からほとんど格闘に全く触れてこなかったんですよね。

できれば人生で一度も人を殴らず生きていきたいと思ってたので(笑)。今回演じる赤沢拳心は格闘技界注目の選手でチャンピオン役なので、どうしよう…っていうのはありました。

「レッドブルー」ソロビジュアル

「レッドブルー」ソロビジュアル

――鍛えないといけない、と?

椿:
そうですね。これは自分が悪いんですけど、お話をもらうタイミングの体がそんなに出来上がってなくて(苦笑)。6月にライブを終えて、次のツアーは来年なので、一旦、体が休憩してまして(笑)。でも総合格闘技ということは絶対脱ぐよな、と思って。説得力のある見た目は作らないと、と思って頑張ろうという感じでした。

――クランクインまではどのように準備されたんですか?

椿:
改めてパーソナルトレーナーの方に聞いて、クランクインまで3週間ちょっとだったんですけど、ジムに通って、キックボクシングをしました。体重的には7キロぐらい落としたんですけど、今回、僕が演じさせていただく拳心は空手の世界からMMAのほうに入ったので、またキックボクシングの世界とは違うんですよね。だからそこも苦労しました。

何より漫画原作の作品なので、そこにのっとってやらなきゃいけない。原作への敬意も込めてしっかりやっていきたいなということで、できる限りの調整はしました。


――UPされているお写真を見ると、本当に体を作られたんだなというのがわかります。

椿:
格闘練習まで(共演の皆さんに)誰にもお会いできなかったので、皆さんがどれくらいの体なのか、というのが把握できてなくて、どこまで追い込めばいいのか自分でもわからなくなって極限状態って感じでしたね。

でも、ビジュアル撮影のときに、カメラマンさんからも、監督さんからも「体、いい感じだね」と褒めていただけたので、見た目のほうは、一旦クリアしたので、これをキープしつつ、作品にどう入り込んでいけるか、っていうところだと思っています。

――赤沢拳心を演じていく中で感じていることは?

椿:
根っからの主人公キャラを演じるのってこんなに難しいんだっていうのは感じています。拳心は黙っていたら周りがついてくるんですよ。屈託ないリーダー感というか。あれをいざ演じてみるとすごく難しい。

うち(IMP.)のメンバーで言うと、影山拓也がリーダーでメンバーカラーも赤なんですけど、リーダー感というか、黙っていてもついていきたくなっちゃうような明るさを影山は持っていて、参考にする意味でけっこう影山の素行を見てますね。

――影山さんが持っているリーダー感を参考に。

椿:
そうですね。少年漫画から飛び出してきたようなやつなんで、これを真似るのってマインドを変えるしかないと思うんです。すごく難しかったです。原作をしっかり読めば読むほど、お芝居も自分が漫画みたいになっちゃって、そこをどう自分に落とし込むかというのがすごく難しかったですね。

――久しぶりのドラマでのお芝居ということで、感じられていることは?

椿:
舞台の出演が多かったので、声を張ってるんですけど、ドラマの中で求められる自然感はめちゃめちゃ難しい。あと、変に作り込んでしまってそれがどうしても舞台っぽくなってしまって、みたいなこともありました。模索しながら頑張っています。

――赤沢拳心の魅力、特徴はどんなふうに捉えてらっしゃいますか。

椿:
底抜けの明るさが魅力だと思ってます。この『レッドブルー』というタイトルにもありますけど、青葉との対比はすごい魅力的だと思いますね。最初はみんなに愛されるのは拳心だと思うんですけど、やっぱり徐々にみんな青葉のことを応援したくなってくる。

根暗な日陰者である青葉がトップになっていく、というこの物語の中で、拳心は根っからいいやつなのに、途中から嫌なやつに見えてくる面もあって、誰を応援するかによって全然見え方が変わってくる人物だと思います。見方によって拳心を恨んでくれてもいいし、拳心カッケーな、って思ってもらってもいいし、見方によって拳心の感じ方が変わるのが魅力な気がします。

――青葉の魅力が輝くには拳心の存在が大事ですよね。

椿:
そうですね。拳心って、発言の一言一言が本当にまっすぐなことを言ってるんですけど、家でセリフを読んでいても時々、イラッとするときがあるんですよ(笑)。言ってることは合ってるんだけど、そうじゃない時もあるじゃんって思うというか。この悪気のなさというか、まっすぐさ。でもイラッとさせる感じがクセになってくれたらいいなって思ってます。

――椿さんは演じながら拳心が好きになっている?

椿:
大好きですね。なかなかこういう勝者の余裕という感じは、僕自身のプライベートでは全くないので、ぞわっとするというか、惹きつけられるんです。

撮影していても、みんな俺(拳心)を追いかけてるし、それに気づかず、ただ俺(拳心)はまっすぐ行くという雰囲気があるので、普段全く経験できない感覚。そこもまた面白いなって思いますね。

まだ(撮影は)後半戦があるので、ブラッシュアップして作品の中で進化していければなと思っています。

――この先『レッドブルー』を楽しみにされている方に、こんなふうに楽しんでもらえたらいいな、というメッセージをいただければと思います。

椿:
格闘技ということで、ちょっと苦手意識がある方もいらっしゃるかと思うんですけど、僕自身も触れたことなかったMMAの世界をこの作品を通して知って、どんどんその魅力にハマっています。

格闘技の世界をわかりやすく教えてくれる作品でもあるので、僕たちが演じることによって少し興味を持っていただいて楽しんでもらえたら嬉しいです。そしてドラマを見て、原作も気になってもらえるぐらいしっかり忠実に表現していきたいなと思っています。楽しみにしてください。

「レッドブルー」キービジュアル

「レッドブルー」キービジュアル

――ちなみに椿さんのファンの方は、こういう役をやられるというのは驚きなのか、わかる、こういう感じあるよね、なのか…。

椿:
驚きだと思います。まず、ドラマ出演ということで驚きだと思いますし、その中でこういう役っていうのは予想外すぎると思います。

ファンの方も普段はバラエティで激辛だったり、体を張ったりすることが多い僕を見慣れてると思うので(笑)、そういうところだけじゃないんだぞ、というギャップを見せつけるという意味でも、新しい椿泰我を見せる作品になると思います。期待してください。

(撮影/笹井タカマサ、スタイリスト/櫻井賢之[casico]、ヘアメイク/大森創太(IKEDAYA TOKYO)、執筆/田部井徹)

PROFILE

椿泰我(つばき・たいが)
1998年2月10日生まれ、神奈川県出身。
7人組男性グループ「IMP.」のメンバーとして活躍。
公式サイト●https://tobe-official.jp/artists/imp

ドラマイズム「レッドブルー」作品概要

12月17日(火)MBS/TBS ほかで放送スタート!

少年サンデーにて連載中のプロ格闘家も愛読する重版続々の大人気MMA漫画で少年漫画界でいま最も勢いに乗るスポーツ漫画、「レッドブルー」が実写ドラマ化!

出演:木村慧人(FANTASTICS) 長谷川慎(THE RAMPAGE) 椿泰我(IMP.)
山下永玖(ONE N' ONLY) 大久保波留(DXTEEN) 武知海青(THE RAMPAGE) 大倉空人(原因は自分にある。) 須見和馬(DDTプロレスリング)
佐野岳  笠松将

監督: 林隆行 古澤健
アクション監督:田渕景也
MMA監修:岡見勇信
脚本:たかせしゅうほう 木村暉 目黒啓太
主題歌: MA55IVE THE RAMPAGE「MY PRIDE」(rhythm zone)
制作プロダクション:C&I entertainment
製作:「レッドブルー」製作委員会・MBS

Ⓒ「レッドブルー」製作委員会・MBS

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numan編集部

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