REI(ONE N’ ONLY)

REI(ONE N’ ONLY)“総合格闘技の世界”を語る1万字超インタビュー「推しは堀口恭司選手。日本が誇るべき存在です」

――たっぷり格闘技についてお話しいただいたところで、新曲「DOMINO」のお話もお聞きできればと思います!

REI:
そうでした、そうでした。新曲の話もしないとね!(笑)

――(笑)。「DOMINO」の推しポイントはどういったところになりますか?

REI:
「YOUNG BLOOD」や「Category」と同じく、“サウンドの強さ”ですよね。僕たちの強みでもありますし、それが「DOMINO」でも推せるポイントだと思います。

また今回のノリの良さは、南米感を強く出した「EVOL」の進化系のような雰囲気もあって。一緒に踊って楽しんでもらえたらいいなと思います。

あと、「DOMINO」はリリックがだいぶ独特なので注目してほしいですね!

――前作「TALKIN’」はポップでしたが、「DOMINO」はまたワンエンっぽい“力強さ”がある楽曲ですよね。

REI:
「DOMINO」は4月末のパシフィコ横浜公演に向けた楽曲なんです。「自分たちの楽曲を忘れないでほしい」と1本筋が通っている部分はあります。

「TALKIN’」はドラマ(テレ東 ドラマプレミア23『ブラックガールズトーク』)のタイアップだったこともあり、まずいろんな方に「聴きやすい」と思ってもらうことを重視していましたけど、「DOMINO」は「根本的な僕たちを魅せる」という意味を込めています

――今お話にも出てきたように、2024年4月27日のパシフィコ横浜に向けた全国47都道府県を回るツアー『ONE N’ SWAG 〜Hook Up!!!!!!~』もいよいよ大詰めかと思います。手ごたえは感じていらっしゃいますか?

REI:
僕らのことを知ってくれている人たちが少しずつ増えているなと。いろんな対バンイベントに参加する機会があったので、そこで僕らを見て「ONE N’ ONLY、ちょっとだけ知っている」くらいの方たちは結構いたと思います。そこから着実にツアーを重ねて、各土地に住むお客さんの近くに行けることで、より実感が湧いてくる感覚があって。

47都道府県にもなると、数字としてかなり大きいですしね。地道な作業というと語弊があるかもしれないけど、そういう着実に歩みを進めているところがいいなとは思います。実際に行ってよかったな、と。

――47都道府県ツアーを回っている中、早くも新曲2曲リリース。ONE N’ ONLYの5周年記念イヤーが終わっても攻めの姿勢が感じられます。

REI:
攻めすぎていますよね。やりすぎですもん(笑)。今後も攻めていきます!

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1日中考えてもらうために欠かさない、時間と内容にもこだわる「日々のSNS更新」

――着実な活動の中でのファンのみなさんとの交流はもちろん、REIさんがファンの人たちを“沼らせる”ために意識していることはありますか?

REI:
着実な活動に紐づいていますが、日々のSNS更新ですね。僕に沼ってもらうためには、それに尽きると思います。

――ブログを毎日更新されていますよね。

REI:
Weverse(韓国のファンコミュニティサービス)とブログを毎日更新しています。

昼間くらいにWeverseを1投稿。自分が気になっているもの、ハマっているもの、食事など何気ないことを書いています。ブログは1日の締めを書いている感じですね。

――ONE N’ ONLY自体、SNSが強いグループである中、個人でもSNSに注力していこうと思ったのには、どういったきっかけがあったのでしょうか。

REI:
自分が好きな人やものが頻繁にSNSを更新していたら嬉しいからですね。格闘技もそうですけど、更新がないと興味がなくなってしまったり、定期的に情報を見に行かなくなってしまいますもん。

また、更新内容も大切だと思っていて。ただ「練習しています」だけだと、「ああ、そうなんだ」で終わってしまう。自分が更新するなら、「どこが自分の魅力なんだ」と考えて投稿しています。

格闘技の話になってしまうのですが(笑)、RIZINだとYouTubeに「【密着】Preparation」という選手の裏側を映したドキュメンタリー動画を上げているんですね。先日、今成正和選手との対戦前に摩嶋一整選手のドキュメンタリー動画が上がっていて。

摩嶋選手って普段はサラリーマンとして働いているんですよ。同じようにサラリーマンとして働きながら格闘技をしている選手もいるので、そういう選手の素性を見られると僕らファンはすごく楽しい。

そういうところから、「自分も発信し続けた方がいいかな」と考えるようになったのもあります。特に、僕達みたいなアーティストは、推しの素性を見られるとファンの皆さんに楽しんでもらえると思うので。

――更新をお休みされたことってありますか?

REI:
ないです。ここ2年半は毎日更新し続けています。

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――それはすごい……! ちなみに、ブログやSNSで発信をする際に決めていることがあったら知りたいです。

REI:
基本的なところだと更新する時間帯、あとはファンの皆さんが気になっている話題に触れるようにしています。例えば、新曲のMVが発表された時には、MVの裏側について話すとか。

僕のファンの方は、僕の趣味に興味を持ってくださることが多いので、「趣味を分かりやすく伝えるためには、どうやって噛み砕いて書こうかな」と考えています。

――投稿する時間やファンの方が気になる情報をピックアップする……マーケティング的な目線でSNSを更新されていますね。

REI:
あはは(笑)。そうかもしれません。

例えば、1日に2つの投稿をする場合、同じ時間にアップされたら考える時間がその瞬間だけになっちゃうじゃないですか。なので、昼間にアップして、夜にもアップする。そうすることで、1日中僕のことを考えてもらえるという(笑)。だから、投稿する時間は大事だなと思います。

みんな日々お仕事や学校、生活の中でいろんなことをしているから、更新を怠って「あ、何かやっていたんだな」と忘れられてしまったり、気づかれなかったりするのはもったいないなと。

人って「時間とお金をかけたものほど好きになっていく・ハマっていく・沼っていく」と僕の中では思っているんですよ。僕自身、時間とお金をかけている趣味ほど、もっとやりたくなるし、好きになっているから。コアなファン層ってそういう方法でしかついてこないはずです。

――ご自身がオタクだからこそ理解できることですよね。

REI:
そうです、そうです。「自分がファンの立場だったらこうしてもらえると嬉しい」と思うことを、僕もしてあげたいです。

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趣味でも仕事でも何でもいい。沼は「努力が楽しいと思えること」

――ちなみにいろんなものにハマっているREIさんが、2024年に沼りそうな予感がしているものはありますか?

REI:
基本的に同じ趣味をずっとやり続けているんですけど……Weverseではよく話題に出しているのですが、最近は「スムージーづくり」にハマりだしました。

――あんなに格闘技についてお話していたのに、今度はオシャレというかかわいらしいというか……想定していなくて、ビックリしています(笑)。

REI:
(笑)。以前は、コンビニでスムージーを買っていたんですけど、「これ自分でもつくれるんじゃないかな?」と思い始めて、つくり出しました。ベリースムージー、バナナスムージー、キウイを使ったグリーンスムージー……いろいろつくってみているんですけど、これがかなりやばいっす。

――美味しくてやばい?

REI:
そうです。有機栽培の野菜やフルーツを使うのはもちろん、甘くするためにオリゴ糖やハチミツなどを使って、いい糖質を摂取することを意識しています(笑)。

ほかにも、「アロマオイル」にハマっています。

――「スムージーづくり」「アロマオイル」……どちらもインドアな趣味にハマっていらっしゃるんですね。

REI:
仕事が忙しくなってくると、なかなか外に出ないので。格闘技や野球、車などの配信は観ていますけど、それ以外で楽しめる趣味となるとインドアなものになってきますよね。

――お話聞いていて凝り性な印象を受けたので、漫画やアニメにハマったらすごいことになりそう……!

REI:
漫画だと『ONE PIECE』はやばいですよ……。漫画は全巻持っていますし、高校生の時からバイトしたお金を使って1体1万円以上するフィギュア「Portrait.Of.Pirates」シリーズも集めていました。

――『ONE PIECE』のお話ももっと聞きたいのですが、そろそろ取材終了のお時間に……。

REI:
趣味の話ならあと5〜6時間は話せますよ……!(笑)格闘技も各団体ごとに話せるので!

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――またの機会にぜひお願いします……!(笑) それでは最後に、たくさんの趣味があるREIさんにとって、沼とは?

REI:
「人生を楽しくするもの」だと思っています。人って淡々と生きていくこともできるじゃないですか。それが幸せだと感じる人がいるのも知っています。だけど僕は、「刺激があるからこそ人生は楽しくなるのかな」と考えていて。日常を退屈だと感じていたり楽しくないと思っていたりする人は、日々自分にとって刺激になるものを探してほしいなと思っています。

そんな刺激のベクトルを極端に振ったものが、僕のいる芸能の世界だったり、エンタメの世界だったりを趣味にすることだと思っています。僕たちのファンであるSWAGも、僕らを見るために応援するために生きてくれている部分があると思うんですよね。

エンタメに限らず、沼って何でもいいんです。人でもいいし、ものでもいいし、自分のためになることでもいいし……淡々と生きるのではなく、そういう刺激となるものを見つけられるだけでいい。なんなら仕事が沼でもいいと思いますよ。「仕事を頑張ること」「仕事で成果を出すために考えること」が沼でもいいんですよ。

――沼は趣味じゃなくてもいいと。

REI:
はい。僕は、「努力が楽しいと思えること」が沼だと思うから。いくら好きな趣味でも仕事でも「これは嫌いだな」「やりたくないな」と思うことって誰にでもあるじゃないですか。特に仕事は、そう思っている時間のほうが多いかもしれません。

でもね、「やりたくないけど、好きだからやる」と好きを原動力にできた時、はじめて人に伝わる感情や思いがあると思うんです。それって「こういう理由があるからやらなきゃいけない」という理屈では伝わらない感情なはず。

例えば、上司に言われて営業に行ったとするじゃないですか。売らなければいけない商品を本当は「良い」と思っていない中でプレゼンしたら、営業された相手も「ああ、こいつ言わされているな」「定型文を言っているんだろうな」と思ってしまう。それが伝わったら「じゃあ、いらないです」と言われてしまうのは当然ですよね。

でも、その商品を自分もちゃんと使っていて本当に「良い」と思っていたら、「この商品のここがよくて、こういう部分を僕は推しているんです」と自然に商品の良さを語れるじゃないですか。「ああ、本当に好きなんだな」「最初は興味なかったけど、ちょっと気になるな」と相手の気持ちを変えられる可能性があると思うんですよね。それは、どんな仕事においても当てはまると思っています。

趣味も仕事も一つひとつがそこに紐づくと思うと、沼のために生きるのも悪くないんじゃないかなって。僕にとっての沼はそういうものです。

REI(ONE N’ ONLY)“総合格闘技の世界”を語る1万字超インタビュー「推しは堀口恭司選手。日本が誇るべき存在です」

――素敵なお話、ありがとうございました!

REI:
まだまだお話しできるので、『アメトーーク!』のオファーお待ちしています!(笑)

(取材・執筆:ふくだりょうこ、編集:阿部裕華、撮影:小川遼)

ONE N' ONLY最新情報

2024年4月10日 新曲「DOMINO」配信リリース&MV公開

ライブ情報「ONE N' SWAG ~All out~」
2024年4月27日(土)神奈川県 パシフィコ横浜

『ONE N’ SWAG ~Hook Up!!!!!!~』特設サイト:https://fc.one-n-only.jp/pages/hookup
5 N’ 5(ファイブエンファイブ)特設サイト:https://one-n-only.jp/5th-Anniversary/
ONE N' ONLY公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC8Qwnts13zIh2EYUCau6m3w
ONE N' ONLY公式X:https://twitter.com/onenonly_tokyo
ONE N' ONLY公式Instagram:https://www.instagram.com/onenonly_tokyo/
ONE N' ONLY公式TikTok:https://www.tiktok.com/@onenonly_tokyo

ONE N' ONLY REI プロフィール

REI/沢村 玲(さわむら・れい)
1997年1月2日生まれ、静岡県出身。

Instagram:https://www.instagram.com/rei.sawamura_official/

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ふくだりょうこ

大阪府出身。大学卒業後、フリーランスのライターとして執筆活動を開始。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。たれ耳のうさぎと暮らしている。ライブと小説とマンガがあったら生きていける。

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