加藤日奈
アニメ系やコミック、2.5次元舞台俳優、声優系インタビューやコラムなどWEBメディアを中心に活動するフリーライター。所有するBLコミック小説が3,000冊を超えて増殖し続けている紙派の腐女子。
ネタバレ回避での感想としては、心身とも追い込まれた哀ちゃんに、コナンくんがかける言葉ひとつひとつが直球で誠実で、物理で距離感ゼロで優しいです。頼りがいあり過ぎ案件で何度も泣きました。
精神的にも行動的にもガッツリ哀ちゃんも寄り添い、なんなら自分の生命の危機さえ厭わず守り抜こうという漢気。
“哀ちゃん救出”のために最後まであきらめない男・コナンくんいや工藤新一に今作で改めて沼落ち確定ですし、甘いロマンチックが過ぎるしと、その行動力に、今作のコナンくんは“爆イケ”以外言葉が見つからないぐらい! 切なキュンキュン感が波のように押し寄せて止まりません!
あまりにも余韻が胸キュンなので『自分の願望が生んだ幻覚だったのかな……?』と不安になりましたが、SNS上でも「コナンが歴代屈指の男前」「コナンくんと哀ちゃんイヤホン半分この場面で死んだ」「ラスト間際で萌え過ぎて悲鳴出そうになった」などの声も多数見かけたので、現実だったようで良かったです。
そして今回注目したのは、やはり黒ずくめの組織“ジン”! そもそも黒ずくめの組織は圧倒的なヴィランであり、あらゆるキャラクターたちを苦しめ、恐ろしい存在なので決して共感できる部分は一切なしのはずなのですが、ヴィランならではの妖しさにドキッとしてときめいてしまいました。
というのも、ジンが海上に降り立つシーンでは、なぜかやたらとキレイな夕陽をバックに、それに照らされてキラキラと光る波しぶき。強い潮風にあおられて、ひらめく長い銀髪。スレンダーボディに黒のトレンチコートがはためき、さりげなく帽子が飛ばないように押さえるジン。
正直いってビジュアル爆発、大優勝。スクリーンがまぶしくて目を細めたオタクです。
スタイリッシュ登場がオシャレ過ぎて、思わず「ジンニキのイメージビデオかな?」と沸いて無音かつ心の中でキャッキャし放題! ノーリアクション鑑賞の修行は辛い道のりです。
加藤日奈
アニメ系やコミック、2.5次元舞台俳優、声優系インタビューやコラムなどWEBメディアを中心に活動するフリーライター。所有するBLコミック小説が3,000冊を超えて増殖し続けている紙派の腐女子。
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