吉田可奈
エンタメ系フリーライター。作詞家。趣味特技は世界各国のサバイバルオーディション番組の投票。著書本『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん?』(ともに扶桑社)。
2024年もいよいよラストスパート! 今年もnumanではアニメ、声優、アイドル、2.5次元俳優など…幅広いジャンルの“推し”を深掘りし、さらなる魅力をお伝えしてきました。きっと皆さんも、さまざまな推しに魅了されてきたことでしょう。そんな皆さんにとっての推しを振り返り、さらに掘り下げるために、スペシャルな年末特集を実施。今年1年の推しへの感謝とともにお楽しみください。
超特急、M!LK、さくらしめじ、SUPER★DRAGON、ONE N’ ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiS、ICEx、Lienelという、スターダストプロモーション所属の男性アーティスト集団、EBiDAN。
2024年はそれぞれが多くの音楽番組やバラエティ番組などに出演し、EBiDAN全員での冠番組『DAN! DAN! EBiDAN』や、『EBiDANのフォトリップ』などが始まるだけでなく、それぞれのグループが圧倒的に飛躍し、ライブの動員も右肩上がり。
全グループが参加し、夏の恒例イベントとなっている『EBiDAN THE LiVE』は、2023年、2024年と国立代々木競技場第一体育館で2日間、3公演開催され、メンバーがシャッフルされたり、ここだけのオリジナル曲を演奏したりと、大きな盛り上がりを見せている。
ここでは、2025年にさらなる人気を集めるであろうEBiDANの9組を紹介!
INDEX
ファンネーム【8号車】
変顔度 ★★★
ギャップ度 ★★★★
プロパフォーマンス度 ★★★★★
EBiDANの革命児 圧倒的なパフォーマンス&バラエティ力でTOPに向かって爆走中
カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシ、シューヤ、マサヒロ、アロハ、ハルの9人組。2011年に結成し、2025年に14周年を迎えるメインダンサー&バックボーカルグループ。
2022年に新メンバー4名を発表し、現在の9人体制に。優しさと強さを合わせ持つ歌声のタカシと、テクニカルで印象的な歌声を持つシューヤによる圧倒的なボーカルに、7人の個性的なダンスが合わさりとてつもない爆発力を持つ彼らの楽曲は、ときにコミカルに、そしてセクシーにと曲により表情をガラッと変え、リリースごとに驚きを感じさせてくれる。
さらにリョウガを筆頭にメンバーたちはバラエティ力に長けており、楽曲中の変顔とライブで見せる全力でふざける場面では、8号車とともに多くの笑顔を共有している。安定した“一桁”と言われる初代メンバーと、“二桁”と言われるあらたな風を吹き込んだ新メンバーの化学反応で驚きの進化を遂げ、もともとライブのチケットが取りづらいことで有名だったが、現在チケットはさらなるプラチナチケットへ。
メンバーそれぞれがドラマなどでも活躍しており、タクヤこと草川拓弥や、ハルこと柏木悠を筆頭にドラマからのファンも急増中。なかでもタクヤのメンバーカラーは緑で、多くのファンをドラマ出演後に連れてくるため、超特急とJRの案内所にかけて「みどりの窓口」と言われることも。
テレビ出演が増えたことで彼らのことを知った人たちが超特急に“乗車”するのは時間の問題。2025年のさらなる活躍が楽しみだ。
ファンネーム 【み!るきーず】
メンバー同士相思相愛度 ★★★★★
演技力度 ★★★★
泣き虫度 ★★★★
み!るきーず以上にメンバーも愛しているM!LKは愛と絆の味
吉田仁人、塩﨑太智、佐野勇斗、山中柔太朗、曽野舜太による5人組。2014年に結成。一足早く俳優としてブレイクした佐野勇斗が、映像作品のインタビューのたびにM!LKについて熱く語ったり、大きなライブを実現するたびにメンバーがそろって号泣するなど、彼らの軸となっているアイドル活動は地道な活動が徐々に評判を呼び2023年に念願だった初の横浜アリーナでの単独公演を大成功に収めた。
さらに10周年を迎えた2024年の10月からは東阪アリーナツアーを開催。ポップで聴きやすい楽曲はとても耳なじみがよく、塩﨑がプロデュースするライブステージは、メンバーのことを誰よりも知っているからこそできる、それぞれの魅力を引き出している。
さらに“愛されリーダー”の吉田が10年間、ライブで言い、育て続けてきた「チェスト~!」という言葉は、EBiDANが好きな人なら全員が叫んだことがあるはず。
自他ともに認める王子様ルックスの山中はそのファッションセンスを活かし衣装を制作。
末っ子の曽野舜太は頭脳明晰、英語が堪能というハイスペックながら、先日開催されたさいたまスーパーアリーナのライブでは「末っ子だから守ることはできないけど…」と号泣しながら、「M!LKは10歳になって、これから何歳までなれるかわからないけど、みんなで守ってって! 俺、ついていくから!」と宣言し、会場中のみ!るきーずが温かい拍手を送る一幕も。
ちなみに10周年を記念した新曲『I CAN DRINK』はデビュー曲『コーヒーが飲めません』のアンサーソング。み!るきーずと共に成長したM!LKが主人公のこの曲は、『コーヒーが飲めません』のメロディをサンプリングしたり、同じ振り付けが入っていたりと、2曲一緒に楽しむことができる。現在はメンバー現在初の地上波冠番組、TBS『限界突破!やってM!LK』が放送中。
ファンネーム【きのこりあん】
リスペクトで成り立つ運命共同体度 ★★★★★
クリエイティブ度 ★★★★
正反対度 ★★★
性格も作る楽曲も正反対のふたりは寄り添いながら大きく成長中!
田中雅功と髙田彪我による同じ学年の2人組フォークギターユニット。ともに小学校高学年の時にギターをはじめ、そのタイミングで2014年にさくらしめじを結成。翌年3月に『いくじなし/きのうのゆめ』をリリース。
人との距離感がとても近く、コミュニケーションが大得意の田中と、マイペースで人見知りな髙田の性格は自他ともに認める正反対。『EBiDAN THE LiVE』の楽屋では、EBiDANの他のメンバーと積極的にコミュニケーションを取るために楽屋にいなかった田中に対し、髙田は楽屋から出なかったというエピソードも(笑)。
とはいえふたりはとても仲が良く、制作する楽曲も、田中はキャッチーかつポップネス、さらには訴えかけるバラードを得意とし、髙田はセンスのある抒情的な楽曲が得意。そんなまったく異なる曲を作るからこそ、お互いを心からリスペクトしている。
彼らが主演を務めるドラマ『カプカプ』は、彼らに当て書きをした脚本だからこそ、彼らもまるで自分たちのようと証言。変声期の前から楽曲をリリースしているため、初期の頃の楽曲と今の曲の変化は大きく驚くが、2024年に初期の名曲をレコーディングしなおした『Sakurashimeji Classics Vol.1』をリリース。2024年にSakurashimejiと表記を変更したいま、さらに多くの人達に彼らの歌が届くべく、大きく成長中!
ファンネーム【BLUE】
楽曲派を唸らせる度 ★★★★
わちゃわちゃ度 ★★★
個性の宝石箱度 ★★★★
音楽ファンを唸らせる楽曲と抜群のバラエティ力で飛躍の年に
志村玲於、古川毅、ジャン海渡、飯島颯、伊藤壮吾、田中洸希、池田彪馬、松村和哉、柴崎楽の9人組ミクスチャーユニット。2015年に結成。当時最年少の柴崎と松村は小学5年生の11歳で最年長の志村が16歳というユニットだったが、現在は最年少組も20歳を超え、2025年には、メンバーが誰一人変わることなく結成10年を迎える。
デビュー当時から定期的に公開されていた身長順がどんどん変化していくのと同時に実力も伸びそれぞれが個性を磨き上げ、歌やラップ、ダンスはもちろん、音楽制作にヒューマンビートボックス、芝居に鉄道の趣味を活かしてバラエティ番組に出演するなど様々な分野で活躍。
デビュー当時からHIP HOPをべ―ストしたクールでダークな楽曲が多かったが、今は年齢と経験値を重ねさらにセクシーに、深みのある楽曲を歌い、パフォーマンス。
かと思えばファンクラブの周年イベントDRA FESでは、『龍崎高校』と銘打ち全員で大喜利をしたり驚くような罰ゲームをしたりと、クールなビジュアルに反しバラエティ力はお墨付き。
最近では『DAN! DAN! EBiDAN』で披露したジャン海渡の一発芸、瞬間移動が話題に。2024年はメジャーデビューも果たし、音楽フェスなどにフィットするパフォーマンスを披露する彼らはこれからさらに飛躍しそうだ。
ファンネーム【SWAG】
地球の裏側でも大活躍度 ★★★★★
メンバー同士の絆度 ★★★★
ビジュアルとのギャップ度 ★★★★
南米でブレイク中! TikTokのフォロワー580万人越えを叩き出す唯一無二の存在
ボーカルのTETTA、REI、EIKUと、ラップ&ダンサーのHAYATO、KENSHIN、NAOYAの6人組。TikTokをきっかけに日本より一足先に地球の裏側、南米で大ブレイクし、2023年には南米ワンマンツアーを決行。現在はラテンカルチャーを取り込み、J-POPとLatin Musicを融合した“Jatin Pop”を追求している、まさに唯一無二のボーイズグループ。
TikTokでは現在日本人男性音楽アーティスト1位の580万人越えを記録。楽曲は『DOMINO』や『Fiesta』など踊り出したくなるようなテンションが上がる曲も多いが、『Video Chat』や『My Love』などメロウでキュートな楽曲も歌いこなす。
楽曲やビジュアルからはクールで近寄りがたいイメージがあるが、仲の良いメンバーたちが揃うと、早口で好きなことを深く話し出す博識なREIを筆頭にずっと天然トークで場を和ませるTETTAなど、男子高校生の休み時間のようなトークが繰り広げられる。
さらにラップのリリックやコレオを手掛けるHAYATOや、EIKUはギターにベース、ドラムにその肉体を活かして『最強スポーツ男子頂上決戦』に出場したり、超特急のタクヤを兄に持ち、様々なドラマなどに出演するNAOYA、さらには主演したBLドラマ『未成年』がアジア中で話題を呼んでいるKENSHINなど、才能は引き出されるばかり。
彼らの主演映画『BATTLE KING!! Map of The Mind-前編・後編-』が2025年に2作連続公開。
ファンネーム【観測者】
独特な世界観度 ★★★★
顔面偏差値度 ★★★★★
次世代俳優度 ★★★★
人気の原因は際立つ個性と圧倒的ビジュアル!
大倉空人、小泉光咲、桜木雅哉、長野凌大、武藤潤、杢代和人、吉澤要人の7人組。2019年に1stシングル『原因は自分にある。』をリリース。一度聞いたら忘れないグループ名だが、愛称の“げんじぶ”として馴染み、2022年には遊び心あふれる歌詞が印象的な『原因は君にもある。』をリリース。
吉田可奈
エンタメ系フリーライター。作詞家。趣味特技は世界各国のサバイバルオーディション番組の投票。著書本『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん?』(ともに扶桑社)。
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