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――もともと好きな世界観だったんですね。
関:
こういうアクション系は大好きでした。「ケンカバトルロワイアル」というコンテンツを映画化するということで、自分がもし出てなくても観に行ったんじゃないかな、と思うぐらいです。
――アクションシーンも満載。演じるうえでのプレッシャーはありましたか?
関:
アクションも不安はありましたけど、一つ一つ学びながら撮影させていただいた感じです。役柄的には普段の自分と全然違うキャラクターなので、そこの不安はありました。
――今回のこの鷲田隆を演じるにあたって大事にしたこと、意識したことは?
関:
鷲田がこれまで送ってきた人生を考えて役作りをしました。こういうバックボーンがあったからこういう人間なんだ、というのを何度も考えて……あと、日常からの食べ物も変えたりもしました。
――食べるものを変えた?
関:
例えば、鷲田は映画の中で魚肉ソーセージを食べるんですけど、僕自身、普段も魚肉ソーセージを買って毎日食べてました(笑)。そういう生活も含めて鷲田に近づきたいなと思って。
――そしていざ撮影に入ってみて、印象に残ってるシーンというと?
関:
板尾(創路)さんとのシーンはとても印象的です。とくに最後のシーンとか……。板尾さんから伝わってくる存在感というか、オーラというか。現場の雰囲気も独特だったなと思います。自分としても、クライマックスなので今までの思いが込み上げてきて、自然と涙がこぼれるような思い出に残るシーンになったと思います。
――どうしてもアクションシーンに目が行きますが、作品を拝見すると、そんなに喋る役ではないだけに、表情などで感情を伝えるシーンが大事になりますよね。
関:
本当に感情をどう伝えるかは難しかったです。言葉が少ないだけに一言一言で思いを伝える、表情で感じ取ってもらう、というのはすごく考えてました。
――一方でアクションシーンに関しては、いかがでした?
関:
実際に蹴りを当てるアクションが多かったので。どれくらいの塩梅で力をかけて当てればいいのか。力を加減すると嘘くさくなるし、スピードが落ちるし、かといって強くなると危ないし、そこが難しかったです。でも、舞杞維沙耶さんも格闘技経験がある方なので「全然来ていいよ」と言ってくださったので、そこに救われました。
――関さん自身、元々格闘技の経験や興味は?
関:
やったことはなかったんですけど、格闘技の試合を見るのは好きだったので、すごくワクワクしました。でも、当たり前ですけど、見るのとやるのは違いますね(苦笑)。
――仕上がりをご覧になって、ここはうまくいったんじゃないか、自分を褒めてもいいんじゃないかというシーンはありましたか?
関:
もっとこうできたんじゃないかとか、ここの言葉を強調した方が良かったんじゃないかとか、そういう点が多かったですね。でも、今できる最大限で挑んだ作品なので、その姿は観てほしいなと思います。
――ちなみに、今回演じた鷲田の共感ポイントはありましたか?
関:
育ってきた環境も本当に逆なんですよね。鷲田は孤立して一人で生き抜いていく感じで、僕は常に人といたい、っていうタイプなので(笑)。でも、仲間思いの部分は多分共通してて、自分自身も音楽活動で(ONE N’ ONLYの)メンバーに対しての想い、仲間を思う気持ちみたいな面では通ずるところがあるかなって思います。
――ONE N’ ONLYとしての活動も広がっている関さんですが、俳優活動への今後の思いを聞かせていただければと思います。
関:
やっぱりお芝居の仕事は、普段の自分と全く違う世界に入って、全く違う人間になれるというのが魅力ですし、面白いなと思っていて、今後も機会があれば挑戦していきたいと思っています。まだまだ演技経験は少ないので、いろんな役柄に挑戦させてもらって、模索していきたいですね。今後やってみたいなと思っているのはヒール役。自分とは180度違う役をやってみたいですね。
――では今作を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。
関:
個人的な部分で言うと、普段の自分との違いを見て欲しいです。それぞれの登場人物がそれぞれの人生を背負って戦ってくところを観て感じ取ってもらえるものがあると思いますし、1秒1秒大事にして挑戦しようと思う人の背中を押すような作品だと思います。あとは、なんといっても、男同士の熱い戦い。大スクリーンで見ると迫力がすごいので、ぜひ映画館で体感してほしいです。
(撮影:笹井タカマサ、スタイリスト:Masumi Yakuzawa(TRON)、ヘア&メイク:Emiy (Three Gateee LLC.)、執筆:田部井徹)
【衣装クレジット】
・Tシャツ、ジャケット(COACH) ・パンツ(VALAADO) ・シューズ(THE ONITSUKA)・ベルト(スタイリスト私物)
【お問い合わせ先】
・COACH/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン(0120-556-936)
・VALAADO/Sakas PR(03-6447-2762)
・THE ONITSUKA/オニツカタイガージャパン お客様相談室(0120-504-630)
9月6日(金) シネマート新宿ほか全国公開
出演●関 哲汰
栗原 類 武子直輝 福島善成(ガリットチュウ) 藤原倫己 羽柴まゆみ 舞杞維沙耶 安藤裕也 林 雄介 AZI 畠山育朗 フェアリン あいかりん せいせい ELVA / いしだ壱成 しゅはまはるみ / バン仲村 / 板尾創路
脚本・監督●千村利光
主題歌●「⾵乃時代」湘南乃⾵(134 RECORDINGS/Polydor Records)
挿入歌●「Fight or Die」ONE N’ ONLY(SDR)
オープニングテーマ●「Dead or Alive」ECLECTIC JAM(SLM)
配給●S・D・P
企画製作●映画「100秒の拳王 -ケンカバトルロワイアル-」製作委員会
©2024 映画「100秒の拳王 -ケンカバトルロワイアル-」製作委員会.
公式サイト:https://kenkabattle-movie.com/
公式X(旧Twitter):https://x.com/kenkabattle (@kenkabattle)
公式Instagram:https://www.instagram.com/kenkabattle/ (@kenkabattle)
関哲汰(せき・てった)
1997年11月24日生まれ、神奈川県出身。ダンス&ボーカルユニット「ONE N' ONLY」のボーカルとして活動中。
公式サイト●https://www.stardust.co.jp/talent/section3/sekitetta/
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