【海外の反応】『ダンダダン』に「俺の人生の中で最も狂った作品だ」と最大級の称賛!? ギャルメイクに「何者だ…ピエロか？」と戸惑いも

2024年秋アニメとして放送が始まった注目作『ダンダダン』。アニメの製作が決定した時点から大きな注目を集めていた本作は、日本だけにとどまらず、海外でも大きな反響を獲得しています。

なぜ『ダンダダン』は海外で人気を博しているのでしょうか？　本稿では、『ダンダダン』に対する海外の反応をご紹介します。

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レビュワー「想像しく、カラフルで、クリエイティブな狂気」と称賛

『ダンダダン』は、2021年より「少年ジャンプ+」にて連載中の龍幸伸によるマンガを原作としています。スゴ腕霊媒師を祖母に持つ綾瀬桃とオカルトマニアの高倉健（通称：オカルン）。ひょんなことから“ターボババア”に囚われてしまったオカルンの呪いを抑えられるのは、超能力が覚醒した桃のみ……。桃とオカルンの奇想天外なオカルティック怪奇バトルが幕を開けます。

原作マンガには不気味でおどろおどろしい妖怪などが登場する一方で、ジャンプ作品特有の抜群のユーモアセンスで随所に笑いを織り交ぜてくる作品です。

まずはレビュワーの意見を見てみましょう。アニメやゲームのレビューを数多く掲載している「GAME RANT」には、アニメ版放送に先がけて上映された『ダンダダン：ファースト・エンカウンター』のレビューが掲載されています。同作は、アニメ第1話から第3話を劇場アニメ化したもの。

レビュー冒頭では、「本作はここ数年で最も期待されていた作品の一つで、様々なスタイルと見事なストーリーテリングに精通している。誇大宣伝のようにも感じたが、予想以上に楽しめる作品だった」と、語られています。大々的な宣伝を行っていた割には予想を下回る出来栄えだったといったような作品が、最近の作品でも何本か思いつきますが、そんなことは一切なく、最高の出来栄えだったと称賛されています。

友人2人と共に同作を鑑賞したというレビュワーは『ダンダダン』の“とある魅力”に注目。

「騒々しく、カラフルで、クリエイティブな狂気が人々を惹きつけるが、本当に人々を惹きつけるのは、その“間”だ。ペースの早いアクションから、キャラクターの人間的な瞬間へシームレスに移行することができる色調の弾力性がある」と評価。「アクションシーンもどれも素晴らしく、一つとして同じような表現はない」と大絶賛。

主人公2人の声優を務める花江夏樹と若山詩音の演技に対しても「完璧にマッチしている」と、もはや脱帽といった意見でした。

ギャルのメイクに「あれはピエロか？」文化の違いに戸惑いも

レビュワーの評価は非常に高いものを得たようですが、熱心な海外アニメファンの代表的存在であるリアクターたちはどのような反応を示しているのでしょうか。

YouTubeへリアクション動画を投稿しているアニメ大好きリアクターのニコラス（NicholasLightTV）は、『ダンダダン』第1話の冒頭から呆気に取られてしまいます。

オープニング終了後に唐突に物語が始まることに対して「どうなってんだ？何事もなくスタートしたぞ！　オープニングの後に一息つかせてくれよ」と困惑。桃がクズ彼氏にケリを入れる場面では「ケツを蹴れ！」と一言。しかし、その後に桃が返り討ちにあってしまうと目が点に……。

一体このアニメはどんな作品なんだ？と困惑している様子が映像から見て取れます。

個人的に面白いなと思ったのは、桃がクソ男に対して「タコ！」と悪態をついた瞬間に、英訳では「Octopus」と表記され、悪口で「オクトパス！」という文化の無い英語圏の人々にとっては、とても不思議に映っているようでした。

そういった文化の違いは他にもあり、桃のクラスメイトの一人に、いわゆる“ヤマンバ’’メイクの女子高生がおり、彼女を見つけるや否や「あれは何者だ……ピエロか？」と戸惑っているのが爆笑ものでした。

ニコラスは日本の名優である高倉健のこともご存じないようで「ケン・タカクラ…？　誰それ、野球選手？」と。さらには日本の任侠ものなどでかかるような音楽に対しては「イタリアンミュージックがかかったぞ」と、冒頭から少々内容についていけていない様子。しまいには「これってコメディなの！？」と発します。

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そして物語が本題に入り、いよいよ2人が幽霊と宇宙人を探しに行く場面。ここでニコラスは、オカルンが向かったおどろおどろしいトンネルの描写を見て「なんだこりゃあ！？　すげえリアルだ！」と驚きの表情を見せます。