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『カリスマ』小野友樹&日向朔公2ndシーズン最終回振り返り&アルバム発売記念インタビュー!

『カリスマ』小野友樹&日向朔公「最終回で『みんながカリスマ』が流れた瞬間に泣いていた」2ndシーズン最終回振り返り&アルバム発売記念インタビュー!

超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』2ndシーズンの最終回から2か月。
#107「仮住」を見てなぜか泣いてしまったという小野友樹さんと、七人のカリスマが「君らしい君でいい」と言ってくれるところが刺さったという日向朔公さん。

なんだかよくわからないけれど、クセになる曲やMVが話題すぎる超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』から、2ndアルバム『カリスマジャンボリー』が発売! 小野友樹さん(正邪のカリスマ・伊藤ふみや役)日向朔公さん(内罰のカリスマ・湊大瀬役)にアルバムの注目曲や、2ndシーズンの思い出、今後への展望をお聞きしました。

『カリスマ』小野友樹&日向朔公2ndシーズン最終回振り返り&アルバム発売記念インタビュー!

伊藤ふみや(いとう ふみや)(CV:小野友樹)
正邪のカリスマ。206号室の住人。カリスマハウスに住人たちを集めた張本人。ハウス内では最年少で、スイーツ好きの甘党。

湊大瀬(みなと おおせ)(CV:日向朔公)
内罰のカリスマ。203号室の住人。ネガティブで自己評価が低く、ことあるごとに死のうとする。よく頭にビニール袋をかぶっている。

ふみやが見抜いた? 虎姫柊は「破壊のカリスマ」!?

――2月15日公開の#107「仮住」で2ndシーズンが最終回を迎えましたが、今のお気持ちは?

日向朔公(以下、日向):
続きが気になります……! あんな終わり方をされてしまって……(笑)。2ndシーズンでは虎さん(虎姫柊)がカリスマハウスに入って来ましたが、あのハウスって凡人は入居不可なので、ふみやさんが虎さんのどこを見てカリスマだと認識して招き入れたのか。

小野友樹(以下、小野):
その答えは2ndシーズンの最終回にすべてが詰まっていたんじゃないかと思います。虎姫はそうだな……「破壊のカリスマ」かな? ふみやは虎姫の内側にある、破壊衝動みたいなものがとんでもないというのを見抜いていたのかもしれない。それを最後に解放したからこそ、ふみやが「来ないか」と手を差し伸べていたのでは説が僕のなかでは濃厚です。
凡人の皮を被っているけれど、内側に秘めているものはやばいんだぞと。実は凡人ってそういうものなんだという、『カリスマ』を見てくれている人たちへのメッセージも込められていたんじゃないかと思っています。

日向:
すご~い!

小野:
意外と考察しているでしょ?(笑)
凡人代表の虎姫として、カリスマハウスに体験入居してもらって。それは皆さんのことを指していて「お前らも内に秘めたものがあるだろ」って最終話で言っていたんじゃないかな。

超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』小野友樹インタビュー

――2021年秋に始動した超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』。今年で3年になりますが、作品やキャラクターへの印象は最初の頃と今とで変化しましたか?

日向:
僕が演じる湊大瀬はわりと“死”を連想させるキャラクターなので、ギャグをメインにした作品だと扱いづらいところもあるのかなと最初は思っていました。役作りやキャラクターのすり合わせでもできるだけ笑えるようにして、かわいそうにはしないように意識しましたが、受け入れてもらえるのかなという不安はありました。いざ始まってみると、内罰のカリスマだけどポジティブな部分もあって、だから面白いんだというのを自分のなかで見つけてからは、そこに向かって大瀬と一緒に走っていった印象です。
最初の頃は「自分が嫌われたくないからハウスの仲間と離れる」という行動を取っていた大瀬が、2ndシーズンになってからは「仲間を守るためにみんなから離れる」という決意をしたことで、人間として成長していることも感じ取れて、演じていて嬉しかったです。

小野:
死に向けてポジティブ」という部分がより分かりやすくなってきたよね。最初の頃は強く出たらまずいのでは感があったけど、話が進むにつれて「どうせ死なんだろう」じゃないけれど、それに近しい信頼が出てきてこちらも強く出るし、大瀬も強く返すという関係性がカリスマハウスのなかで成り立ってきたなというのが2ndシーズンでの印象です。
最終回のふみやの「行くところがないなら、居場所がないなら俺と一緒に暮らさない?」って虎姫の回想感があるけど、当時それぞれにかけた言葉とオーバーラップしてるんじゃないかと個人的に思って。いる場所はあるのにそこは居心地がよくない、そんな大瀬たちにとって居場所をくれたのがふみや。
あのシーンって本当に粋ですよね! 虎姫に言っているんだけど他のメンバーにもかぶせてくるような……なんでこんなに粋なことができるんだってなりました(笑)。ふみやは最初からそうだったんだろうけど、2ndシーズンを通してあのシーンの説得力が強まった気がします。やられたって思った。変化というよりも納得。虎姫に向ける笑顔も初期のふみやからは想像がつかないものでした。

日向:
2ndシーズンでふみやさんは楽しそうな表情をするようになりましたよね。楽曲でもそうですけど、聴いていてこちらまで楽しくなる。本人が楽しそうにしていると、つられてこちらも楽しくなるのがふみやさんの魅力だと思います。

超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』日向朔公インタビュー

――今改めて思う、伊藤ふみやと湊大瀬の関係性の魅力を教えてください。

日向:
ふみやさんは大瀬にとって一番年下のシェアハウスメンバーになるので、最初からあたりが強めだった気がします。ふみやさんは大瀬のことをわりと肯定してくれるので、それが大瀬にとっては今までなかったものなんじゃないかな。ふみやさんの近くにいる大瀬は居心地がよさそう。理解さんのブレイク回で、他の人には見せなかった笑顔をふみやさんに対して見せているのもそのせいかな。安心感があるんだと思います。

小野:
最終回のような感じで大瀬にも声をかけてハウスに誘っていたとしたら、ふみやに対しての思いのベクトルは他の人とはまたちょっと違うかもしれないよね。

『カリスマ』小野友樹&日向朔公2ndシーズン最終回振り返り&アルバム発売記念インタビュー!

最終回で「みんながカリスマ」が流れた瞬間に泣いていた

――これまでに公開されたドラマでとくに印象に残っているものは?

日向:
2ndシーズンはキャラクターの深掘りをしてくれていたのでどの話数も印象深いのですが、個人的に印象深いのは大瀬のブレイク回ですね。大瀬が他人のために立ち向かって、でもそれを博士が押さえつけようとしていたところで、テラさんが初めて大瀬を名前で呼んでくれた。それまでのテラさんのスタンスは「あの子がしたいようにさせればいい」で、今もそれは変わっていなくて。そういうテラさんだからこそ、大瀬が望んでいないことをさせられそうになっているというのを感じ取って名前を呼んで「ぶちのめせ!」と言ってくれたことが心に残りました。
博士をぶちのめすという捉え方もあると思うのですが、僕は自分のなかにある弱い自分をぶちのめせと捉えました。大切に思っている人たちが危険な目にあっているのに、それでも自分は屈してしまうのかという部分が怒りに変わってブレイクしたと捉えてお芝居をしたのでとくに印象に残っています。

小野:
さっきの話と被ってしまうのですが、やっぱり最終回ラストで「行くところがないなら、居場所がないなら俺と一緒に暮らさない?」とふみやがカリスマハウスに誘うところですね。アニメーションにまでなっていましたし!
笑えた話数はオオクワガタ!(笑)

日向:
バス停のやつですね(笑)。

小野:
あそこはすごく無邪気で、なんだったんだろうあの時間って今でも思います。

日向:
今までにないふみやさんでしたよね。

小野:
めずらしくふみやの感情が分かりやすく出ていたので。バスが来ないのを描いているだけなのに「やられた!」ってなりました(笑)。

――4月24日には2ndアルバムが発売されましたが、これまでに歌った楽曲でとくに印象に残っているものは?

日向:
全部の楽曲に参加しているのでどれも印象深いのですが、やっぱり大瀬のブレイク曲「Hell lazy, Psychology.」ですね。1stシーズンはわりとしっとりめで“遺書”というモチーフで歌わせてもらいましたが……。

小野:
遺書でしっとり」って不思議だよね。

日向:
改めて言われるとそうですね……。2ndシーズンの「Hell lazy, Psychology.」は、僕のなかでは内罰が形成されるまでの過程を描いたものだと思って歌わせてもらいました。「なんで?」「どうしてそんなことを言われるんだろう?」というところから始まって。「なんで」というのが出てくるということは、自分のなかにまだ希望があるということ。それが袋小路に追い詰められて「無念のメタモルフォーゼ」って表現はかわいらしいですが、僕は希望がついえたと解釈していて。そこで、周りから受けたものを周囲に返すのではなく、自分のなかに向けていく。そんな大瀬の怒りを込めた曲だと思うんです。叫ぶ怒りもあれば、怒りすぎて笑えちゃうようなものもあり、いろんな怒りで大瀬の気持ちを表現した曲なのでとくに印象に残っています。

小野:
実はね、俺が2ndアルバムのなかで好きなのもこの曲。まず「Hell lazy, Psychology.」ってタイトルの語呂がすごくいい! 歌もピーキーさがあって聴いていて楽しいし、コーレスにも参加させてもらったし、2ndシーズンのなかで一番刺さってます! だったんですけれども……。

日向:
だったんですけれども!?

小野:
最終回まで演じて歌って見終わって、改めて印象に残っているのは「みんながカリスマ」です。当然台本をもらって演じているわけなので、展開も構成も知っていて、ドラマのここで曲が入るというのも分かっていたので、本来「やりやがった!」みたいになるはずが、あのMVの入りを見て泣いていたんです……。僕はわりと、自分の感情や状況を言葉で説明できるタイプなのですが、あの涙は説明できない……。ふみやがみんなをカリスマハウスに誘ういいシーンはMVのあとだし、あんなに説明のつかない涙は初めての経験でした。

――同じく、これまでに公開されたMVで印象に残っているものは?

小野:
これはやっぱり「みんながカリスマ」です! あのアイドルポーズがずっとぐるぐるしてるし、面白いのに涙が出る謎のMV。中盤でみんなの乳首推定箇所から光線が出るのですが、天彦だけ乳首だけでなく股間からも光が出ているんですよね。「なんだよ!」って笑いながらツッコミを入れているのに、涙は止まっていない。インタビューの前にも見直したんですが、また涙が出てきました(笑)。

日向:
えー、なんでだろう?(笑)

小野:
楽曲として昔のアイドル感を出しているから懐かしさというのも要素としてはあるかも。でもそれだけで泣くタイプではないので、超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』を見ていた凡人たちのなかで、誰よりも心を乱されてぐちゃぐちゃにされたのが僕なのかもしれません。

日向:
泣きはしなかったですが、これだけ好き勝手に生きている7人が「君らしい君でいい」と言ってくれるところは刺さりました。

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numan編集部

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