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ドラマ「あいつが上手で下手が僕で」シーズン2中尾暢樹✕木津つばさ③

木津つばさ×中尾暢樹「楽しいと疲労って、比例してるんだな」ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』インタビュー 

——舞台共演も多く、なにかと縁のあるお2人だと思いますが。

中尾 お互いにストイックだなと思いました。

木津 笑いに対しての追求が変にストイックですよね。昨年の舞台の時にお笑いに対して貪欲すぎてプチケンカするという()。でも結構、感じとる「間」とかが一緒でやりやすいです。

中尾 シーン撮影、各コンビの漫才も(撮影が)長回しなんです。舞台で観ているような臨場感が少しでも伝わればいいな。それがこのドラマの醍醐味になっていると思います。

木津 気を抜ける瞬間がないのは、いい意味でも悪い意味でも本作の現場の特徴で。でも、漫才の長回しはDVDの特典用っていう噂もあるけど。

中尾 いやいやいや、ドラマの中でもちゃんと放送されて欲しい。

木津 実は僕らの漫才のシーンはすでに撮り終わっていて、(取材時)あとラストワンシーンだけなんですけど、もう、終わった感があります。

中尾 確かに。ものすごいクランクアップ感はあったよね()

ドラマ「あいつが上手で下手が僕で」シーズン2中尾暢樹✕木津つばさ②

——劇場内での芸人さんの心情、行動みたいなものが、とてもリアルで丁寧に描かれていました。

中尾 芸人それぞれの色がしっかり出ていて、普通に見ていてとても面白かったです。

木津 普通に感動したね。なんか、ぐっとくるシーンもあったし、笑いあり、泣きもあり、自分たち以外のシーンを見ていても、それぞれのコンビごと色々あるんだなと。本当のお笑い芸人さんではないですけど、自分たちが抱えてる問題や、周りが抱えてる問題がとてもリアルでしたね。

中尾 すごく面白かったね。

「よかったんじゃないんか?」「よかったと思います()

——そして第3話は、ここがひとつの見どころとなりそうですね。

木津 すごかったです。

中尾 よかったんじゃないか?

木津 いや、よかったよ。

木津 脚本もギュっと短縮して書いてくださったりとかしてる分、バックボーンを自分たちで出さなくてはいけなかった。僕たちが新人類という設定もあったので、パッション高いは、のめりこむはで、途中から記憶がない。俺、いた?

中尾 いた。

木津 よかった、そこに生きていました。

——終始、テンションが高い感じ? ネタも?

中尾 3話は結構、パッションじゃないですか?

木津 僕はパッション系ですけど、黒旗は冷静なんですよ。

中尾 その分、僕は言葉足らずで、ちょっと衝突が起きちゃうみたいな。

木津 やっぱり頭がいい分、結構難しいことをずっと言っていて。

中尾 初めて言いました、「コアターゲット」とか、「確度の高い席」とかあんなセリフ。

木津 俺も、「何言ってるんだろ?」って()。そのあたり、暢樹くんも大変だったと思いますけど、周りのみんなも支えてくれて。今回、それぞれのコンビにメイン回があるんですけど、みんながいいパスをくれていたんです。

中尾 よかったんじゃないか?(2度目)

木津 よかったと思います()

ドラマ「あいつが上手で下手が僕で」シーズン2中尾暢樹✕木津つばさ③

 

——今作での、ねあんでるの見どころを教えてください。

中尾 どの回も後ろでわちゃわちゃしてる。

木津 だいぶ、体張ってます。

中尾 何話でもどこのシーンでも、うしろでわちゃわちゃしていて、ずっとふざけてる気がしましたね、うん。

木津 長回しなのでどこでどう映るかわからないので、ずっとなんかやっていました。でも、僕たちのやるべき、ねあんでるがそこにいるべきことをやっていて、それが一番の正解だったんじゃないかな。誰かが芝居してる間に、聞かなくてもいいよねとか。

中尾 一般的なドラマなら、(共演者は)ちょっと話を聞かなくちゃいけないんです、見ている演技とか。でもある意味、そういうことはしなくてもいい良さはあって。

木津 カット割りではなく、3分ぐらいの長回しで、その間を僕らがずっと聞いているのは自然ではない。遊び始めてみたり、少し大きな声が来たら反応してパッと見たり。ほんとそこに生きているという感じでした。

中尾 途中でピアスが落ちて、拾って着けたりとか、リアルなところをやらせてもらったりとかしました。

——芸人さんという職業はすごいなど、感じたことはありますか?

木津 本当にそう思います。舞台の時は特にありました、「これを毎日やっているの?」って。普段の会話の仕方とか、間の取り方とか、マジで芸人さんはセンスだと思います。とはいえ、今回一緒になったキャストの方々の漫才も面白いんですよ、皆さん達者すぎる。これもまたセンスだと思うんですよね。

中尾 うん、皆さん、達者すぎる。

木津 漫才には、空気感とか、間とか言い方とか表情とかもう全てが凝縮されてました。本当に勉強になりました。

——改めて、お互いコンビでよかったなと思われました?

中尾 まず、歳が近かったことがよかったです。

木津 僕ら1番年下のチームなんですよ。

中尾 居方がとてもわかりやすかったんです。

木津 俺ら後輩の感じでいれば()

中尾 だから居心地がよかったかも、逆に。

木津 大変だったのは、朝早いぐらいだよね。

中尾  朝早いぐらいでした()

——居方も含めて、今回の作品に伝わればということですね。

中尾 普段の関係性が撮影時にも出ていて、ちょっとした仕草や目が合った空気感とかとても面白かったです。

木津 でも僕ら今、ほぼ芸人さんを副業してるみたいなもんなんで、正直、あの、早く終わって欲しいですね()

中尾 うん。

木津 ちょっとカロリーがすごいんです。いや、めっちゃ楽しいんすよ。でもさっきも言いましたが、楽しいと疲労ってちゃんと比例してるんです。もうそろそろ解き放たれたい! でも、めちゃめちゃ楽しい時間でした。

中尾 スポーツ系の作品もカロリーが高いですが、漫才はちょっと別次元()。ただ、芝居と共通する部分はあると思いました。

人が葛藤している姿ってやっぱり美しい。響く言葉がたくさんある

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numan編集部

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