numan編集部
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——劇場で切磋琢磨する芸人たちの気持ち、共感できますか?
溝口 共感ポイントは多いと思います。例えば同期や同い年の誰かが、「主演ドラマをやります」と情報が入ってきたときに、やっぱり、「おー」ってなります。それはおめでとうの気持ちも含めてですが、「もっと頑張んなきゃ」と思う気持ちは東雲の焦りみたいなものに似ていると思います。
大平 最初はコンビが競い合う姿が描かれていて、物語が進んでいくにつれコンビの絆だけではなく、湘南劇場の芸人たちが成長していく様はとても熱くて、ぐっときてしまいました(笑)。
溝口 みんな感情がむき出しになっていくよね。ノノクラゲの“格差コンビ”というのも、表からそういう風に定義づけられている以上に自分たちの中で勝手に格差を作っていた部分があって。お互いが良かれと思ってやっていたことが間違っていたり、得意分野を発揮しても畑が違うだけで周りから格差としてとらえられちゃう。その積もり積もった感情をお互いにぶつけ合う熱い回があるんですよ。
——青春っぽいですね。
溝口 僕らの回は青春だったよね。
大平 めっちゃ、青春でした。
——その熱いノノクラゲ回の見どころは?
溝口 『カミシモ』は、シーズン1の頃から長回しがひとつの見どころで話題になっていたと思いますが、特に僕らの回は真骨頂だと思います。最後の最後に気持ちをぶつけ合うシーンがあるのですが、これは本当に長回しで一回しか撮っていないんです。
大平 言葉が詰まっていたり、止まっているような会話のリアルを楽しんで観ていただければと思います。
——漫才は難しかったですか?
溝口 とても難しかったです。
大平 難しかったです。でも、琢矢くんが相手の個性をとても大事に考えて演じる人だから、くらげのパーソナルを掘り下げてうまく見せようとしてくれてありがたかった。「ついていきます」という気持ちでした(笑)。
——ここまで漫才を頑張るとプライベートでもつい、笑いが欲しくなったりしませんか?
溝口 我々、お笑い能力は持ってないのはわかっていますので(笑)。
大平 僕も芸人さんみたいなことはできないかな。
溝口 特に峻也くんはめっちゃ優しい人なので。人間性が優しい人ってツッコミに対しての罪悪感が生まれると思うんです。
大平 それをよく琢矢くん言ってくれたよね。「ツッコミが優しすぎるから、もっと来ていいよ」って。
溝口 ただ、他のコンビの漫才も本当に上手で面白いんです。自然と負けたくない意識が生まれたのか、「いや、僕らも面白いよ」と、思いながら立つようにしていました。
——漫才で努力した点はありましたか?
溝口 僕らはしゃべくり漫才なので、舞台のときに一番意識していたのはテンポでした。テンポが大事という部分はドラマ部分でも大事にしていて、一切妥協せずにやり切りました。
——ボケ、ツッコミの担当的にはどうですか?
溝口 体質的には僕がツッコミだと思うんです。
大平 うん、役とは逆だと思うな。
溝口 だから逆にバランスがいいんだと思います。自分のことは自分ではあまりわからないじゃないですか? 特に昨年の舞台のときは、峻也くんのツッコミを見て、「峻也くん、こういう方がお客さん面白そうじゃないですか?」と言うと、「一回それでやってみる」って聞いてくれて。客席でしっくりきたらそれを完成形に近づける。峻也くんも「俺的にはこう思っているんだよね」と言ってくれるから、「峻也くんから見た俺ってこういう感じなんだ」と、いろいろとすり合わせていった感じです。
大平 そうですね。
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