numan編集部
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――この8年間で変化はありますか?
台詞覚えが昔ほど早くない、肉体疲労の回復も遅くなっている……色々ありますけど、そういうことにもヘラヘラしながら向き合っています(笑)。
みんなそうだけど、ダンスや歌の覚えが前より苦労しても、その分時間をかけて本番までに完全に仕上げるし、自分とちゃんと向き合えているから、悪いことばかりではないですね。
――今作で注目してほしいポイントを教えてください。
前作、皆様のお声のおかげで新シリーズが動き出して、僕らも「ヘタリア」の世界に戻って来られるとは思ってなかったから、嘘みたいに楽しんでやれたんです。今作はいよいよ地に足をつけてやろうって気を引き締めているところです。
ミュージカル「ヘタリア」は自由というかアドリブシーンもありますけど、僕や大ちゃん(廣瀬大介)は、長いって思ったら「面白くない」って言う側の人で(笑)、それを受けてちゃんと回収してくれる人もいる。そうやってうまく場が収まったところを何回も見てきたので、今回もそうやって中の人が楽しんで、それが見ている人にも伝わればいいなと思います。
少し内容に触れるとすると、キービジュアルに描かれている花火がヒントです。花火って演出の一部ではありますが、花火そのものにも物語があるんですよ。
演出の吉谷光太郎さんは、「今回はいつもと違う『ヘタミュ』にする」って意気込んでいらっしゃいました。「The Fantastic World」というサブタイトルも僕の中ではこれまでで一番ワクワクしたし、このタイトル通りの作品になると思います。
――今作で植田さんが一番楽しみにしていることは?
ミュージカル「ヘタリア」をやっている時はいつも幸せで潤っているんです。ずっと一緒にやってきたみんなが変わっていく様を見ていられるのっていいですよね。
前回、大ちゃんに「植ちゃん、フリ覚えマジ速くなったね」って言われて、自分では分かんないですけど僕も変化している。カバーするために頑張らねばと思ってるからかも(笑)。
あと個人的に楽しみにしているのは、大阪公演で東大阪市文化創造館に行けること。まさに僕が育った街なので、そこにこの作品で行けるのが幸せです。
――では、この作品を楽しみにしているみなさんにコメントをお願いします。
ミュージカル「ヘタリア」をやっていると、平和っていいなとよく思うんです。だから皆さんにもこの作品を見て「平和っていいな」って思ってもらいたいです。
とはいえ、単純に作品を楽しんでもらいたいと思いながら演じている役者さんばかりなので、素敵な演劇をお届けできると思いますので、楽しみにしてください。
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