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『爆上戦隊ブンブンジャー』の印象が“ガラリと変化”した5つの理由。山田裕貴、志尊淳らの登場も鳥肌ものだった…!

続いて「バクアゲ43 豪快なハンドル」に登場するのは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』よりゴーカイブルーこと山田裕貴さん。

同エピソードで山田さんは、ブンブンジャーの活躍を見守りながら、最終的にはブンブンジャーのピンチを救う形で登場します。

宇宙規模のストーリーとなっている本作に、宇宙海賊のゴーカイジャーが登場するのは必然だったようにも感じますが、まさか、今や各方面から引く手数多の超人気俳優となった山田さんが出演してくれるとは誰も予想できなかったのではないでしょうか。

この新年一発目のサプライズにファンは歓喜! 本作の主人公である範道大也役を演じる井内悠陽さんも山田さんとの共演に感動している様子をXに投稿していました。

それほどのサプライズだった山田さん演じるジョー・ギブケンの登場だったのですが、その存在感もやはり素晴らしい! 

山田さんが同役を演じるのは、2022年の『テン・ゴーカイジャー』以来。ほんの少しの出演シーンの中でも、あのクールな佇まいとカリスマ性は健在で、相変わらず額に手を当てるポーズがよく似合う。オリジナルシリーズ当時と変わらぬ演技で、しっかりと「ゴーカイジャーの時間軸」で時を過ごしていたのだなと感動してしまいました。

どんなに売れっ子俳優になっても「スーパー戦隊シリーズ」へ出演していた過去を大切にしてくれる彼らは本当に素晴らしいの一言に尽きますね。これからもずっと応援していきたいなと改めて思わされました。

ちなみに「バクアゲ36 夢へと走る道」には、ブンピンクこと志布戸未来の友人役として『機界戦隊ゼンカイジャー』でフリント役を演じた森日菜美さんもゲスト出演しています。

悪役なのに憎めない。サンシーターの今後が気になる

さて、先ほどハシリヤンの話題が出たところで、悪役として強烈な存在感を放つデコトラーデ、イターシャ、ヤイヤイ・ヤルカーのサンシーターについても話しておきましょう。

当初、サンシーターがハシリヤンの親玉的な存在となっていき、ブンブンジャーを大いに苦しめていくのかな?と予想していたのですが、彼らの過去や背景を見ていくとどうやら様子がおかしい…。

サンシーターの3人は、かつて大切なものを失い、生き甲斐を失ってしまったところをマッドレックスによって救われた過去を持っており、元々は虐げられる側のキャラクターでした。

そんな苦労を知っているキャラクターだからこそ、どこか憎めない、悪者になりきれていない部分が彼らにはあり、時にはブンブンジャーに結果として手を貸してしまうことも…。

思うに、根はすごく良い奴らのサンシーターなので、最後の最後でハシリヤンがブンブンジャーに倒されることになったとしても、彼らだけは生き残るのではないのでしょうか。

『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキャンデリラとラッキューロのようなポジションで今後も活躍してくれるのではないかと予想しています。いや、むしろそうなってほしい!

全員が強化フォームに覚醒!『キラメイジャー』から4年ぶり

そして筆者が本作を視聴していた最も驚いた点は、やはりブンブンジャーの強化フォーム。なんと! 5人全員が強化フォームへと覚醒するのです。

しかも、その強化フォームというのが、チャンピオンジャケットと呼ばれるものを羽織るだけという、なんともシンプルなスタイル。しかしながら、そのジャケットを身に纏った姿が、とにかくカッコいい! これぞ、まさにシンプル・イズ・ベストの最高形態!


従来の「スーパー戦隊」の強化フォームは金ピカゴテゴテのデザインが多かったものの、ここまでシンプルでありながらスタイリッシュなのも珍しい。

そして、5人全員の強化というのも極めて珍しく、2020年から2021年にかけて放映された『魔進戦隊キラメイジャー』以来、実に4年ぶりというのだから驚きです。

もともとデザインがシンプルだったブンブンジャーの強化フォームだからこそ、シンプルなものでも十分カッコ良く見えるという、これこそまさにデザインの妙と言えるのではないでしょうか。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

王道的な楽しさから一変、今までにない壮大かつ大規模なストーリーへと“変身”を遂げた『爆上戦隊ブンブンジャー』。ここまでの幅広さを魅せた「スーパー戦隊」はこれまで無かったと言っても過言ではありません。

そういった意味でも、本作はシリーズ史上で唯一無二の存在感を放つ作品になったと言えるでしょう。今後のシリーズ展開にも期待大ですね!

(執筆:zash)

『爆上戦隊ブンブンジャー』公式サイトより

『爆上戦隊ブンブンジャー』公式サイトより

 

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zash

子供の頃から培ってきた映画、海外ドラマ、特撮、アニメの知識を活かして活動中。各媒体でコラム、取材レポート、インタビュー記事を執筆する他、雑誌やマスコミ用リリースへの寄稿も行っている。

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