numan編集部
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――そんな皆さんは、個々に高いパフォーマンス力を持つ、実力派アイドル・LEGITのメンバーを演じています。LEGITとは、どんな魅力を持ったユニットだと思いますか?
助川 一言で表すなら、LEGITは職人気質ですね。PROTOSTARはキラキラ、JAXX/JAXXはワチャワチャしている感じなんですけど、LEGITは対照的で、どこか漢(おとこ)くささがありつつ、それぞれが目標に向かってひたむきに走っている3人組なので、ストイックなキャラクターが好きな方には絶対に刺さるユニットですね!
坂田 他のユニットはお互いに助け合っていて、手を差し伸べたり、肩を組んで一緒に進んでいこう、という感じなんですけど、僕たちは個々が強くて、お互いに檄を飛ばしたりはするけども、わざわざ手を差し伸べたりはしないというか。
助川 うん、背中を預け合っている感じだよね。
坂田 手を繋ぐんじゃなくて、背中を預け合う。そういう形で、信頼し合っているユニットだなと思います。
森蔭 お互いに「分かってるだろ?」という感覚ですね。それは“察する”ともどこか違っていて……僕自身も、「みんなで肩組んでいくぞ!」というのが得意なタイプではないんですけど、そういうことは言わず、お互いに黙っているんやけど、ユニットとしての力が発揮できるのがLEGITらしさ。信じ合っているからこそ、余計な言葉がいらない3人ですね。
――言葉にせずとも、「俺たちなら、ここまでできて当然だろ?」と信じ合えると。
助川 まさにそうです。全員がストイックで、常に高いレベルを目指しているからこそ、お互いの言いたいことも分かるし。
森蔭 やっぱり、てっぺんしか見ていないユニットなので!
坂田 まあ、時にはそれでぶつかるんですけどね(笑)。
助川 そこもまた、LEGITのご愛嬌な部分です(笑)。
――では、それぞれのキャラクターの「ここが推せる!」というポイントも教えていただけますか?
助川 僕が演じる高尾大毅は、一見ツンツンしているんですけど、どこか猫っぽいというか。
森蔭 猫好きやしね。
助川 そう! そこも面白くって、大毅は猫好きなんですけど、自分自身が猫に似ていることには多分気付いていないんですよ(笑)。
アイドルとしてのプロ意識は高い一方で、まだ高校生なので、子どもな部分もあったりして。大人になった僕の目線だと、ちょっとしたことで拗ねたり、怒ったりと感情を露わにしている大毅の姿は、「自分にもこんな時期があったな」「なんだかかわいいな」って、愛おしく感じられる部分でもありますね。
――猫好きな方には、特にキュンとするポイントがありそうだと。
助川 そうですね。ちょっとツンデレな猫を擬人化した、みたいな感じの男の子です(笑)。
――続いて、森蔭さんが演じる二条瑛士郎はいかがでしょうか?
森蔭 瑛士郎には大毅とぶつかる場面もあって、僕自身はどちらかというと、感情で意見を言ってしまう、という部分では大毅に共感できるところがあったんですけど、それに対して瑛士郎は、どこか羨ましく思っているというか。
大毅が持っているような直感的なものがないからこそ、彼は理屈にすがってしまうのかな、と思うんです。あと多分、瑛士郎は自分では気付いていなくて……本当は、自分もちょっとバカだっていうことに(笑)。
坂田 アハハハ! うん、気付いてないね(笑)。
森蔭 瑛士郎は、勉強とかはすごくできるんですけど、どこか抜けているというか、人とズレていて。だって、将来は総理大臣になりたいのに、なんでアイドルになるんやろうって!(笑) その考え方から、ちょっとおかしいですもん(笑)。
坂田 うん、瑛士郎って変だよ。チャーハンを食べに行って、財布は持ってこないし(笑)。
森蔭 あれはヤバい、後輩のバイト代から差し引かれそうになってたし(笑)。
――頭がいい理論派に見えて、実は誰よりも浮世離れしているような……。
森蔭 天才ほど、どこか世間とはズレていて。ナントカと天才は紙一重、ってやつですね(笑)。そのギャップが推せるポイントでもありますし、大毅と瑛士郎の掛け合いでも、この2人をセットで「かわいいな」と思ってもらえるシーンがいっぱいあると思います。
――そんな2人を擁するLEGITにおいて、バランサーに近いポジションなのが、坂田さんが演じる東郷楓雅ではないでしょうか?
坂田 楓雅は、僕自身も「こんな男になりたいな」と思うくらい、いつでも余裕があって、飄々としている姿が魅力的ですね。でも、僕は28歳の今までに色んな経験をしたからこそ感じられることもあるんですけど、楓雅は20歳にしてどこか達観しているというか、自分よりも大人に感じる場面が多々あって。僕自身も「この人は、一体どんな人生を歩んできたんだろう?」って、すごく気になっていますね。
――LEGITの中では最年長とはいえ、楓雅もまだ20歳ですからね。
坂田 目の前で年下の子たちが言い争っていても、仲裁の入り方にも大人の余裕があるし、二人のことを信頼しているからか、そこに焦りも見せない感じがして。
彼の人間力がそこまで高まっていくには、きっと色々な過程があったと思うので……本当に、楓雅という男は知れば知るほどに沼っていく魅力がある男だと思います。
――では、もしも本当に助川さんと森蔭さんがケンカを始めてしまったら。坂田さんならどうしますか?(笑)
坂田 え~、どうしましょう!? 僕も多分、まずは様子を見ると思うんですよね。
それぞれが何を主張していて、何のために言い争っているのかを知りたいから……さすがに手を出し始めたら、「おい!」って止めると思いますけど、口喧嘩ぐらいだったら、まずはお互いの言いたいこと、それに対する自分のスタンス、周りの状況を一旦俯瞰して考えて。「よし、わかった」って理解してから、ようやく止めに入れるかな。
森蔭 じゃあ今度、どれくらいで止めに来るか、試しにやってみますか?(笑)
助川 僕らもそろそろケンカしておきますか!
坂田 やめろよ、年上を試すなよ!(笑)
――大毅と瑛士郎が衝突しても、あえて一歩引いたところから見守っていた、楓雅のスタンスには坂田さんも共感できると。
坂田 そうですね。楓雅とは、性格面でも似ているな、と思うところがいっぱいあります。
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