numan編集部
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――他にも、皆さんとご自身が演じるキャラクターを比べて、共通点や似ているなと感じる部分はありますか?
助川 共通点とは少し違うんですけど、大毅はパフォーマンス、特にダンスに関してはすごくストイックなんです。僕も普段からグループでのアーティスト活動をしていて、特にダンスでは手を抜きたくない、と思っているんですけど、大毅ほどは自分の意見を押し通せないので、見習わなきゃな、とも思いますね。
ここまでストイックになれるって一つの才能だと思うので、自分が演じているキャラクターですけど、刺激を受けていますし、そういう部分はすごく憧れるな、と感じています。
――森蔭さんと坂田さんから見ても、助川さんと大毅に重なる点はありますか?
坂田 普段から助川は、ダンスへのこだわりとか、大毅が言うことにすごく共感できるんだろうな、とは感じますね。でも、助川は大毅と同じ気持ちを持っているけど、世を生きていく上で大切な“協調性”というものも持ち合わせているので(笑)。
助川 アハハハ!
坂田 「瑛士郎に言われていることを、ちゃんと学べたらこうなるんだろうな」っていう大毅の姿が、助川真蔵です(笑)。
助川 僕は、ちょっと世渡りができるようになってきた大毅です(笑)。
森蔭 でも本当に、パフォーマンスへの熱量の高さは同じだよね。ダンスレッスンの時も、事前に僕たちに向けて「厳しくいきますから」って言ってくれたし。
助川 言いましたね。「ダンスには妥協しないです」って。
坂田 大毅と同じで、「そこは譲らないので、お願いします」って男らしく言ってくれて。それに対して、僕たち二人は「はい! 頑張りますっ!」みたいな感じでしたけど(笑)。
――では、森蔭さんと瑛士郎の共通点はいかがでしょうか? 自分のカラーをしっかりと持っている、という点では重なる部分があるのかなと思うのですが。
森蔭 確かにそうですね。僕自身、最初は瑛士郎の頭の良さとかで「全然違う役だな」って捉えちゃったんですけど、周りの友達からは「すごいハマり役じゃん」と言われることが多くて。そう言われて考えると、「我が道を行く」というか、「俺には俺のルールがある」というバイブスの部分では、僕にも同じところがあるな、と気付きました。
僕はずっとファッションの世界にいたから、自分が好きだと思うものに対する絶対的な自信と、周りに流されない感覚だけはあって、そこがブレない理由も、シンプルに気持ちの強さだけやと思っていて。100人中99人が否定することで、僕がひとりぼっちの方だったとしても、僕がそれをほんまに好きやったら、絶対にブレないと思うんです。
――それだけ、自分が信じること、好きなものには自信が持てると。
森蔭 はい。そういう面で、「瑛士郎とも結構似てるのかも」って感じたんですけど、僕はそういう自分だけのこだわりとか、曲げられない部分があるからこそ、失うものがあったり、孤独を感じた瞬間もいっぱいあって……意外と、周りを気にしてしまうタイプでもあるんですよね。
僕は自分で選んだことを、後悔せずにはいられない時があるからこそ、「瑛士郎は17歳という年齢で、その決断ができてるんや」と思うと、演じていても瑛士郎に教わることがたくさんあると思いますし、瑛士郎を通じて自分のことを振り返ったりもできています。
――助川さんと坂田さんから見て、森蔭さんと瑛士郎に重なる部分はありますか?
助川 瑛士郎も森蔭も、どちらかというとマイノリティ側になりやすい人間だと思うんです。でも、多数派の意見に流されないし、彼にしかない強い個性とか、人とは違った視点がある部分では近しいのかなと感じています。
僕は以前から森蔭のことを知っていて、昔から普通の人とは圧倒的に違う感性を持っているな、とは感じていましたし、今、一緒にレッスンを受けていても「あ、そういう角度で捉えるんだ」と、視点の違いを感じることが多くありますね。
坂田 僕もうまく言えないんですけど、森蔭が発する言葉とか、一つの質問に対する答え方でも、「そんなことを感じながら生きてるんだ」と気付かされる場面が結構多くて。瑛士郎とは表現の仕方が違うだけで、人とは違う視点を持った、オリジナリティが強い人間だというのは森蔭からも感じるので、ピッタリな役だし、演じていても重なる部分はすごく多いんだろうなと思います。
――では、ご自身でも性格面など似ている部分を多く感じているとのことでしたが、坂田さんと東郷楓雅の共通点はいかがでしょうか?
坂田 楓雅は、モデルやソロでの音楽活動、Anelaのバックダンサーと幅広く活動していて。僕自身も色んなフィールドを経験してきたので、同じように考える部分があるというか……大毅と瑛士郎がケンカしたり、二人が「俺はこうだ!」って言い切れる姿を見ていて、楓雅が「熱くなれるのが、俺は羨ましい」って言う気持ちがすごく分かるんですよ。
実際の助川と森蔭にも、「俺はダンスをこうしたい」とか、「俺はこれが好きなんだ」と貫くものがある中で、僕は年齢を重ねたからなのか、色んな経験をしたからなのか、周りのことも、自分自身のことも、どこか俯瞰で見るようになっていて。だから楓雅は、「俺のことを書いたんですか?」って思うぐらい自分の人生を表したキャラクターで、勝手に共感しまくっています。
森蔭 面白いですよね。やっぱり全員、キャラクターとすごく近いものがある。
助川 僕たちのプロジェクト参加が決まった時に、自分たちの内面とか、それぞれが好きなものについても聞いていただく機会があったんです。多分、その情報をキャラクターにも落とし込んでいるからこそ、それぞれに似ている部分が必ずあって、「この人、自分の役と全然似ていないよね」というキャラクターはいないのかなと思います。
――坂田さんは、「自分のことを書いているのかな」と思うほど似ているとなると、楓雅の「セクシー&ワイルドが持ち味」という部分にも自信があるのでは?
坂田 もちろん、そこも「自分のことかな?」と思っています! ……なんてね、すみません(笑)。
助川 でも、実際そうだよね!? 僕はずっと言っているんですけど、『UniteUp!』の中で、本人と演じているキャラクターが一番似ているのは楓雅だと思います。
坂田 マジで!?
助川 うん。そもそも、顔が似てる!
坂田 俺を二次元化してくれたのかな?(笑)ただ、マッチョっていうのが……。
森蔭 アハハハ! 楓雅って、腕の筋肉もすごいもんね。
坂田 意外と筋肉バッキバキなんだよね。ここだけは、筋トレしないと近づけないな(笑)。
以上、『LEGIT』キャストインタビュー前編をお届けしました!
4月8日掲載予定の後編では、3人の普段の関係性や他ユニットの印象など、盛りだくさんでたっぷりトーク♪
「僕はもう、一緒にやるのはLEGITしか考えられへん!」
と語る森蔭さんのユニット愛の強さをぜひ確かめてみてくださいね!
執筆:ヒラオカリナ
撮影:佐々木秀二
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