まりも
アニメ作品を扱う某テーマパーククルー、原宿ファッションメディアのライター、アニメ作品のコラボカフェ企画、グッズデザインを経てアニメライターに。ONE PIECEとロロノア・ゾロを人生の主軸・指針としています。
フジテレビ系列で放送中のアニメ『ONE PIECE』(ワンピース)。11月19日(日)には1084話「旅立ちの時 ワノ国と麦わらの一味」が放映。いよいよワノ国から旅立つ麦わらの一味は、この国で関わった友人や恩人たちとどんな別れの言葉を交わしたのか? 原作では描かれなかったそれぞれのアニメオリジナルストーリーに大きな反響が集まりました。
とくに注目されたルフィとお玉、ゾロと康イエ、サンジとお染のシーンへのSNSの感想とともに、話題になった点を振り返ります。
※記事の特性上、内容に触れています。
INDEX
「お前が毎日腹いっぱいメシ食える国にしてやる」というお玉との約束から始まり、「友達(ダチ)が腹いっぱいメシを食える世界」を作ると宣言しカイドウを撃破したルフィ。
そんな2人の別れは、やはりお玉の大好きなおしるこを食べながら。ルフィがワノ国で戦う一番の原動力だったと言っても過言ではなかった、お玉との約束が果たされたことが「腹いっぱい食えよ」というルフィの優しい声かけからも伝わってくるようでした。
また、エースに続きルフィも旅立ってしまうことが寂しいと零すお玉に、飢えに耐えながらもご馳走してくれたことを「絶対に忘れねェ」と伝えるルフィはまさしく“アニキ”。そして振り向かず去っていくルフィの背中にエースの姿が重なる演出には、思わず涙する視聴者も。
\ #ワノ国編 アニメ放送情報!/
アニメ『#ONEPIECE』
1084話「旅立ちの時 ワノ国と麦わらの一味」は
11月19日(日)朝9:30放送🔥今回はアニメオリジナルエピソード!
ワノ国を発つ前の
麦わらの一味が描かれる!▼予告はこちらhttps://t.co/huqQMuEWqm
※地域により放送日時が異なります pic.twitter.com/x6VNBIz0Vy
— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) November 18, 2023
視聴者からも「お玉が幸せそうにご飯を食べてるだけで泣けてくる」など感動の声が続々寄せられ、「どうしてやってくれないの…と思っていたルフィとお玉の別れが見られて嬉しい。完璧な原作補完!」と温かなエピソードに絶賛が相次ぎました。
一方、ゾロは恩あるトの康こと霜月康イエと、命を張って一味の行く道を繋いでくれたペドロの墓を訪れます。
光月や霜月の侍たちを思わせる酒「月ノ光」を2人の墓標にも浴びせ、一緒に呑むというゾロらしい弔いで故人を偲びました。「毎日お父ちゃんに会いにくるね」と康イエに手を合わせるおトコの姿に、嬉しそうな表情を浮かべるゾロ。言葉が少なくとも恩あるものへの感謝を忘れず大切にするゾロの心が伝わるシーンでした。
視聴者からも「義理堅いゾロらしくていい」「お墓で一緒にお酒を飲むってめっちゃ素敵なアニオリ。ゾロの律儀で優しいところが好きだと思い出した」といった感想が。
アニメ次回予告を更新📺
1084話「旅立ちの時 ワノ国と麦わらの一味」ついにルフィ達がワノ国を発つ時が来る!
放送をお楽しみに✨#ONEPIECE▼予告はこちらhttps://t.co/nL9R3CgVHk pic.twitter.com/dALYR7PT0T
— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) November 12, 2023
また、日和と閻魔について話しながら「おれはもっと強くなる」と誓いを新たにするのもゾロらしく、ワノ国や“シモツキ”とゾロの不思議な縁を改めて感じさせられます。美麗な作画も相まって、切ないけれどエモい。そんなお別れでした。
そして、サンジは再びサン五郎の「十八番そば」を売るそば屋の店主に。稽古を終えたお染が店にやってくるのですが、どうやらお染は鬼ヶ島で助けてくれたサンジに“ほの字”の様子。
お染の積極的なアピールとは裏腹に、サンジはいつも以上に紳士的。目をハートにして「メロリン」することもなければ、胸元から出てきた忠治に嫉妬したり鼻血を出したりすることもなく、触れそうなほど近い距離感で話をしていてもずっと紳士的なのです。
普段あまり見られない、女性に対してひたすらかっこいいだけのサンジには多くの反響が。ネット上は多くのコメントで盛り上がりました。
また、一部では「嫌われたり怖がられたりしていると思い込むと紳士的に対応するのでは」という意見も。お染との出来事やかつてのプリンとの関係を思うと、確かにその通りかもしれません。
今回のアニメオリジナルは、ウソップと布屋、チョッパーとベポのやりとりなど、原作を読んでいる人も納得の補完シーンが組み込まれ「これが見たかったんだよ!」「アニオリとはこうあるべき」と多くの視聴者から高評価を得ていました。それぞれの別れもたっぷりと描かれ、満足感のあるオリジナルストーリーでしたね。
(執筆:まりも)
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