numan編集部
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――撮影現場に入っていく中で感じられたことは?
豊田:
撮影前に台本を読み合わせる「本読み」があったのですが、そのときの奥野くんの印象と現場に入ったときの印象が違っていて、すごくやりやすい気持ちになれたという印象があります。
奥野:
意識してたわけじゃないんですけど、やっぱり現場での感覚は大事にしてましたし、毎回毎回その感覚は違いましたね。想定している動きや想定している言い方みたいのはありますけど、相手の言い方だったり感情を純粋に受け取れるようにと意識して、二人の感覚みたいなものは大事にしていました。
――作品を拝見すると、表情やリアクション、ふとした仕草といった部分が二人の関係性を表していたように感じました。そこは二人の感覚が作り上げたものだったんでしょうね。
奥野:
そうですね。やっぱりその場にいると、あれ?こういうふうに感じるんだ、みたいなことはあるので、そこはできるだけ自然に。
――二人の関係性の微妙な表現は、この作品においては特に大事ですよね。
豊田:
そうですね。現場に入っていく中でいろいろと話せたので、それがよかったのかなと思います。
――お二人の中で演技を詰めたり、話し合ったりしたんですか?
奥野:
ほとんどのシーンは話し合ったよね。
豊田:
キスシーンだとか、どちらかが気持ちをぶつけるシーンとか、そういうときはもちろん話し合いました。ごく普通の日常のシーンでも、こういう会話の感じがいいかなとか、監督も含めて3人で相談しながら撮影していました。
――そして、この作品はラブストーリーであると同時にお仕事ドラマという側面もあって、BA(ビューティー・アドバイザー)としての二人の成長も描かれていますよね。
奥野:
僕は人に対してメイクをしたことがなかったので、それだけで結構ドキドキでした。もちろんメイク指導をしてくださる方もずっと現場にいらっしゃって、細かく教えていただいてから撮影に入ったんですけど、いざ本番になるとちょっと緊張して……緊張してたよね(笑)。
豊田:
(小声で)「あ…ヤバい…」みたいな(笑)。
奥野:
そんな感じでした(笑)。でも徐々に徐々に僕たちも役とともに成長していったと思います。
豊田:
佐橋が、BAとしてどんどんレベルアップしていくんです。だから、そこに追いついていくのがちょっと大変でした。最初のほうはゆっくりした感じで見せて、レベルの変化も出せればと意識しました。
――この作品でメイクに関する意欲、意識も変わったりしました?
奥野:
はい、作品中は(笑)。
豊田:
あはは。「作品中は」(笑)。
奥野:
美容意識高めになって、いつもより丁寧にスキンケアしたりとかしてましたね(笑)。
――豊田さんは?
豊田:
メイクはしないんですけど、スキンケアとか、食生活など美容に関してのことは好きなほうなので、そこは変わらず…っていう感じでした。
――撮影を振り返って、印象に残っているシーンなどありましたら。
奥野:
二人ベッドで寝るシーンがあるんですけど、二人とも本当に寝てます(笑)。
豊田:
そうだった(笑)。
奥野:
芝居でも何でもないガチ寝がありました(笑)。
豊田:
僕は1話の最後のキスが印象に残ってます。そのシーンは、すごく話し合って臨んだシーンでした。物語としてだけじゃなく、僕と奥野壮くんとの生活の中でも大事なシーンだったと思います。
――もちろん役としてのあり方もそうだけど、個人の関係性にとっても大事なシーンだったという?
豊田:
そうですね。こうやって作っていこうというのをシーンで再確認できたというか。
奥野:
あのシーンは大事だったなと思いますし、印象的です。
――緊張感も?
奥野:
なんだろう…緊張というより、わくわく。これから何が起こるんだ?ということを一番最初に視聴者に伝えるシーンなので、僕らもドキドキしていたし、それが終わった後にワクワクして、これから何が始まるんだ、どう進んでいくんだ、みたいなことを感じる場面で、現場でもそのわくわくを感じました。
――二人の関係、キャラクターも含めてあのシーンで表現してますよね。では楽しみにされてる方にこんなふうに楽しんで欲しい、というメッセージを。
奥野:
ガチ寝のシーンはお見逃しなく(笑)。あとは、二人でずっと…プライベートでも撮影中でもコミュニケーションを取りながら、僕たちが本当に楽しんで撮影してきたというのが映像にも出てると思うので、二人の空気感をぜひ、ドキドキキュンキュンしながら楽しんでください!
豊田:
男性のBAという設定も珍しいと思いますし、二人がどういうふうに成長していくのかも注目してほしいです。僕たち以外のキャラクターも魅力的なので、そこも楽しみにしていてほしいです。
――確かに、曽野舜太さん演じる南条など個性の強いキャラクターも出てきますよね。
奥野:
キャラ濃いですよ(笑)。
豊田:
大変そうだなって。
――関西弁が印象的でした。
奥野::
曽野くんは三重で、僕は大阪出身なんですけど、彼の三重も関西弁なんですけど、全然違うんですよね。でも振り切ってやってましたよね。
豊田:
やるごとにどんどん。
奥野:
ギアが上がって、どんどん面白かった(笑)。そういったキャラクターも含めて楽しんでいただける作品だと思いますし、佐橋と棗の関係性は「キュン」ももちろんなんですけど、「頑張れ」もあると思うんですよね。そんな気持ちで見ていただけたらなと思います。
(執筆:田部井徹、富田陽美、撮影:笹井タカマサ)
<ヘアメイク>奥野さん:松本真由子、豊田さん:速水昭仁
<スタイリスト>奥野さん:三宅剛、豊田さん:杉浦優
<衣装クレジット>
奥野さん:ジャケット ¥74,800 ナノアット(ジョワイユ 03-4361-4464)
豊田さん:ニット¥38,500 Blanc YM(TEENY RANCH 03-6812-9341)、
パンツ¥24,200 FARAH(URBAN RESEARCH ONLINE STORE 050-2017-9011)、
シューズ¥41,800 Pantofola d'Oro(ADONUST MUSEUM 03-5428-2458)
『コスメティック・プレイラバー』
8月5日(月)26:55~よりフジテレビで放送開始、
FODで独占配信開始、TVerで見逃し配信
※放送・配信時間は変更する場合もございます。
ドラマ公式サイト:https://www.nbcuni.co.jp/jcon/cosmeticplaylover/
(C)楢󠄀島さち・libre/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
奥野壮(おくの・そう)2000年8月21日生まれ、大阪府出身。
公式サイト●https://www.oscarpro.co.jp/#/profile/entry/156075
豊田裕大(とよだ・ゆうだい)1999年4月10日生まれ、神奈川県出身。
公式サイト●https://topcoat.co.jp/yudai_toyoda
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