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「アナタの推しを深く知れる場所」として、さまざまな角度で推しの新たな一面にスポットを当てていくnuman。2024年8月の深堀りテーマは“ホラー”。「苦手…」と言いつつ、ついつい見たくなる・聞きたくなる…「ホラーを推す」特集を実施中。
本特集の一つにあるのが、ホラーを推している人、ホラー作品にゆかりのある人から、映画・本・アニメ・ゲーム・YouTubeチャンネル…好きなホラーコンテンツを聞く「みんなの推しホラー作品」。numan読者が昨今の暑すぎる8月の真夏にヒヤッとできるような、ついつい“ホラーを推してしまう”ような、そんなひと時へと誘います。
今回は、ホラー作品好きのマンガライター・ちゃんめいさんが選ぶ推しホラー、マンガ『僕が死ぬだけの百物語』をご紹介します。
的野アンジ先生によるマンガ作品(2020年12月から小学館のマンガ雑誌アプリ『サンデーうぇぶり』にて連載中)。現代の日本を舞台にした1話完結のホラー・オムニバス。
自殺未遂をした主人公・ユウマが語り部となり紹介する100話の怪談は怨霊による霊障(霊的な存在から影響を受けること)、人の狂気、新種の生物による被害などバラエティに富んだ恐怖を味わうことができる。100物語が進むにつれて主人公・ユウマの家庭環境が少しずつ明らかに……。
INDEX
怪談を100話語り終えると本物の怪異が出現する……。そんな日本の伝統ホラー「百物語」のスタイルで展開されるホラーオムニバス『僕が死ぬだけの百物語』。
小学生5年生の少年・ユウマくんは、来る日も来る日も部屋の学習机の上に置いてある“何か”に向けて怪談を語り続ける。その内容は、恐ろしい霊障から人間が引き起こす狂気、近未来を予感させる異形の生物の存在など、怪談の種類は多岐に渡るので、必ずあなたの“コワい”を刺激する物語と出会えるはず。
そんなバラエティに富んだ怪談もさることながら、一番ゾッとしてしまうのは、ユウマくんが怪談を語っている時の視線。その視線がちょうど私たち読者に向かっていることから、まるで強制的に百物語に参加させられたような……。読み進めていくたびになんとも言えない不穏さが漂います。
ユウマくんが語る怪異。そして100話目に到達した時、彼に、私たちに何が起きるのか? 何重にも張り巡らされた、極上の恐怖を体験してみてください。
(執筆=ちゃんめい)
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