小政りょう
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦
■花村想太(はなむら そうた、1990年8月15日 生まれ )
兵庫県伊丹市出身。4オクターブの高音が魅力のボーカル&パフォーマー。Da-iCEの代表としてバラエティ番組などのメディア出演が多く、音楽番組でもトークを担当することが多い。関西弁で明るく賑やか、気さくな雰囲気ではあるが、裏は意外にもナイーブなところがある。何でもできる天才肌に見えるが、自ら楽器演奏やダンス、作詞作曲の技術を磨いた努力家でもある。
■大野雄大(おおの ゆうだい、1989年4月1日 生まれ )
愛知県豊橋市出身。雄々しくハスキーな歌声が魅力のボーカル&パフォーマー。メンバーの中でも陽キャな、いわゆるボケ担当。かつてハモネプに、腹筋学園というグループで出演したというその名の通り、筋トレなど体力仕事も担当する。釣りや料理が趣味でその腕前はプロ並みだとか。ちなみに中日ドラゴンズの投手・大野雄大選手とはもちろん同姓同名の別人。交流もあり、2023年には中日の試合の始球式と国歌斉唱を務めたことがある。
■工藤大輝(くどう たいき、1987年6月28日生まれ )
北海道小樽市出身。パフォーマー。ファッション、二次元、アイドル等、幅広い造詣を持っている。楽曲の作詞、作曲も担当し、他SexyZone(現timeless)や、OWVへ楽曲提供をしている。他、双子の兄だというclaquepot名義のソロ活動や、Abemaの番組『恋する♥週末ホームステイ』ではMCを担当するなど、マルチな才能を発揮している。アーティスト肌でクールな印象のDa-iCEのリーダーである。
■和田颯(わだ はやて、1994年2月3日生まれ)
群馬県伊勢崎市出身。パフォーマー。最年少ではあるがダンスの実力はピカイチでダンスリーダーを務めている。高校生の頃からDa-iCEの活動に参加し、青春を注いできた。甘いルックス、ふわふわした言動の弟系であるが、いざパフォーマンスとなると男らしいダンスを見せ、そのギャップにやられているファンも多い。他のメンバーと比べるとSNSでの発信が多く、日常や思いを吐露してくれるため、親しみやすい。中山秀征や井森美幸などが所属する芸能人群馬県人会『上州鶴の会』メンバー。猫好き。
■岩岡徹(いわおか とおる、1987年6月6日生まれ)
千葉県千葉市出身。パフォーマー。法政大学卒業。親は医師であり、メンバーで唯一大卒で社会人経験がある。地に足が着いている大人の雰囲気が魅力。ダンスも色気ある雰囲気を醸し出している。『東大王』(TBS)や『潜在能力テスト』(フジテレビ)など、クイズ番組への出演も多数あるインテリ担当である。最年長、クールで知的、どこかツッコミ的な立ち位置ではあるが、「画伯」と呼称されるほどの個性的な絵の能力がある。
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そんな個性と才能あふれるキャラクターと、確かな実力の5人。しかし、次々出てくる新生ボーイズグループに押され、最近までDa-iCEの知名度はイマイチ浸透していなかったように思えます。
そのためか、「CITRUS」がスマッシュヒットし、その年の2021年第63回日本レコード大賞を受賞した際も、ネット上では賛否が飛び交っていました。
メンバーたちも発展途上を実感していたのか、レコ大受賞アーティストにもかかわらず音楽番組で大野さんが「もっと売れたいです」と発言したことや、受賞の翌年に発表された「スターマイン」の「一発じゃ足りないのかい二発目をおかわりしたい」という“一発屋になりたくない”と思いを込めたという歌詞にも表れています。
しかし、その「スターマイン」が楽曲再生数5億回を記録し、TikTokでもバズり、世間に浸透し、旧ジャニーズの問題で大きく枠が開いたにもかかわらず紅白に落選……。昨年の出場者発表後には、和田颯さんが『悔しいものは悔しい。そう思えるのも大事。次に繋げよう^^』とX上にその気持ちをにじませるほどでした。
だからこそ、今年の活躍や、今回の紅白歌合戦出場は、ファンのみならずメンバーたちにとっても非常に大きい意味あるものであると言えるでしょう。2024年にはドラマ主題歌にもなった「I wonder」がTikTokにて総再生数6億回を突破し、より広くその名が知られるようになりました。
ちなみに、アーティスト名のDa-iCEとは「DANCE」とサイコロの「DICE」を掛け合わせた造語。メンバー5人(5面)にファンを加えた6面で「Da-iCE」が作られるという意味があります。また、その中には愛のあるグループでありたいという願いを込めた小文字の「a-i」が入っています。
そして、多くのファンや関係者の“愛”を受け、10年目に到達した念願の舞台。リーダーの工藤大輝さんは初出場の会見で「Da-iCEはDa-iCEらしく楽しく皆さんの前でパフォーマンスして、大好きな音楽をお届けしたいと思っています」とその意気込みを語りました。
Da-iCEは1回の紅白出場だけで満足するようなグループではないはず。この先、連続出場のみならず、その先にはもっと大きな目標を見据えているのでしょう。
(執筆:小政りょう)
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