柴田捺美
サンリオを初めとしたKAWAII文化をこよなく愛するライター兼イラストレーター。その他占い、アニメ、BLなど得意と好きを生かして幅広く執筆を行う。
「次なる相手は、世界ランク第1位ドイツ」ーー。
言わずと知れた大ヒットアニメ『テニスの王子様』は、いよいよ世界の頂点を目指すフェーズに入った。
新TVシリーズ『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL』(2024年10月放送予定)の制作が発表されて以来、新情報を待ち望んでいるファンは多い。
【情報解禁①】
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新テニスの王子様
U-17 WORLD CUP SEMIFINAL
______________◢ドイツ代表メンバーが描かれた
ティザービジュアル第二弾解禁!!!🇯🇵日本代表VSドイツ代表🇩🇪
熱い戦いが2024年10月よりテレ東他にて放送開始🎾🔥#新テニU17W杯 SF pic.twitter.com/XiwiDSjTIK
— アニメ「新テニスの王子様」公式 (@shintenianime) March 23, 2024
24年3月23日(土)に開催されたアニメの祭典「AnimeJapan 2024」でのステージでは、この日に解禁となる新作ティザーPV、そして豪華キャスト陣によるトークセッションを目当てに多くのテニプリファンが会場に駆けつけた。
最強と呼ばれるドイツ代表との準決勝を目前にして、どことなく張り詰めた空気の会場。
しかしいざ開幕すると、SNSで話題になったドイツ戦の“例のシーン”、そしてある声優とキャラの“髪型いじり”に大爆笑が起きて……!?
置鮎龍太郎(手塚国光役)による進行のもと、利根健太朗(ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク役)、斎賀みつき(Q・P 役)、森久保祥太郎(切原赤也役)、安元洋貴(平等院鳳凰役)によるトークが繰り広げられた約35分のステージ。その様子をお届けする。
INDEX
開幕と同時に置鮎が登場し、続いて4名が登場。それぞれ担当したキャラクターの台詞とともに自己紹介を行うと、会場からは歓声が上がった。
キャスト一同黒を基調としたスタイリッシュな衣装に身を包み、まさにこれから“世界第1位”のドイツ代表に挑む強い意気込みを感じられる。
一方で利根はドイツ国旗がモチーフの缶バッジが付いたニット帽を、斎賀は犬のイラストが描かれたTシャツを着用し、それぞれの個性も光る。
最初の話題は、前作の『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』について。置鮎がそれぞれに印象的だったことを聞くと、利根は主人公リョーマとフランス代表・ブランスとの“馬上テニス”シーンを挙げる。まさにテニプリらしい場面だと、一同も納得。
続いて話題は、24年10月から放送予定のセミファイナル編のアフレコで印象に残った内容へ。
森久保はようやく大人数での収録が可能になったこと、それによって数年振りに収録らしい空気感が戻ってきたことを感慨深く語り、それに対して一同も顔を見合わせながら大きく頷く。
さらに森久保は、アニメ1期から引き続き切原赤也を演じられていることに感謝の意を表し、アフレコ時に感極まって涙したことも明かした。
観客の心がほっこり温まった一方で安元は、利根のヘアスタイルと利根が演じるキャラクター(ボルク)のヘアスタイルが正反対であることを指摘。
天然パーマゆえに「もじゃ」という愛称でも親しまれている利根に対し、ボルクは眩しいほどに輝くスキンヘッド。愛情を込めて利根をからかう安元の一言に、会場は笑いに包まれた。
さらに利根は、『テニプリフェスタ2023 U-17 WORLD CUP』出演時にもみあげを剃ってキャラクターに寄せる努力をしたことを強調。テニスとは全く関係のない、予想外の“髪型トーク”で再び会場を沸かせた。
ダンクマール・シュナイダー役に落合福嗣、ベルティ・B・ボルク役に井藤智哉、監督のケン・レンドール役に小林親弘と発表された。
ダンクマールは自身を巨大化させる「巨像(ギガント)」という得意技を持ち、対戦相手を思わず「デカ過ぎんだろ…」と絶望させてしまうほど。
原作でそれが登場した時には、あまりにもテニプリらしい光景かつ、巨人が登場する某作品を彷彿とさせることからネット上で話題になった。
本日発売!「ジャンプSQ.」白熱の準決勝ドイツ戦!奇策と思われた仁王雅治の登場、しかし、詐欺師は秘策をもってドイツを迎え撃つ…🎾一方翻弄されるだけでないドイツもダンクマールの人智を超えた技で圧倒する…!テニプリ史上最も威圧感のある今回、必見📖 pic.twitter.com/iuPs9dOFDW
— 『新テニスの王子様』公式 (@tenipuri_staff) February 4, 2020
そのことを安元が言及し、実際に新作ティザーPVで該当のシーンが流れると、観客からは「ああ、これか……(笑)」とクスクス笑い声が聞こえた。
一方で利根は、新キャストの井藤が事務所の後輩であることに言及し、アフレコ現場では本人から喜びの声をもらったと裏話を明かす。
井藤が演じるベルティ・B・ボルクは、利根が演じるユルゲン・バリーサヴィチ・ボルクの弟。さきほどの“髪型いじり”で会場を和ませたのとは打って変わり、声優として長いキャリアを感じさせる一面が伺えた。
続いて、新ビジュアルポスターの話題に。日本代表とドイツ代表それぞれのものが映し出され、斎賀は二つチームの違いや対比による美しさについて感想を述べる。
力強く右腕を上げてセンターに君臨する越前リョーマが印象的な日本代表選手5人と、黒いユニフォームに身を包み圧倒的な強さが感じられるドイツ代表選手4人。
ドイツ側のビジュアルに、今回キャストが発表された新キャラクターが随時追加されるのではないかと、今後の展開を期待させるような置鮎の言葉でトークセッションは終了した。
イベントの最後には、過去の作品を一挙配信する企画『#おかえり毎晩テニチャ』が4月から開始されることも発表。好評を博したあの企画が帰ってくることに、客席からは喜びの声も聞こえた。
前作の『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』放送から約1年半、テニプリの進化はまだまだ止まらない。
それは、今回のステージに登壇したキャスト陣が作り出す心地よい空気感や、仲睦まじい関係性からも読み取ることができた。
そして何より、ファンに負けないほどの「テニプリ愛」をキャスト陣が抱いていることが大きいだろう。24年10月から放送予定の新シリーズがさらに楽しみになるステージだった。
(執筆:柴田捺美)
『新テニスの王子様 OVA vs Genius10』のその後がついにアニメ化!TVアニメシリーズ放送開始から20周年という節目に、アニメの舞台はいよいよ世界に!
U-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿に参加した越前リョーマだったが、合宿の規範を破ったとされ退去を命じられてしまう。
合宿所を後にしたリョーマは兄である越前リョーガの誘いでアメリカ代表として、「U-17 WORLD CUP」に参戦することを決める。
プロとなるためドイツに渡った手塚と、アメリカ代表となったリョーマが日本代表の敵となる中、「U-17 WORLD CUP」が開幕する───。
(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL』公式サイト
『新テニスの王子様』公式X(Twitter)
柴田捺美
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