numan編集部
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2023年11月10日に幕を開ける、『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.2。
「音楽」に情熱を捧げる若者たちの青春楽曲バトルを描く『ソニステ』第2弾で活躍が期待される、幼馴染みバディのUnit.2! 宝田伊織を演じる山﨑晶吾さんと、加地春飛を演じる高本学さんに舞台での注目ポイントをお聞きしました。
INDEX
――今年の2月にVol.1公演、11月にはVol.2の公演が開催される、『東京カラーソニック!!』the Stageの続編はどんなお芝居になりそうですか?
山﨑 Vol.1ではUnit.2は壁にぶつかったところでお話が終わっているので、今回Vol.2で深く掘り下げてもらえるのがすごく楽しみです。
高本 台本を読ませてもらって、Vol.2ではとくにUnit.2とUnit.4、あと先生たちが中心となってくるのが楽しみですし、新キャストとの化学反応も面白そうだなと思いました。
そして今回、僕らが演じるUnit.2のふたりがとても重要になってくるので、大切に演じたいなと改めて思いました。
山﨑 Vol.1で、Unit.1、3は「これからのバディが気になる!」という引きがありました。Unit.1と3は2人で問題を乗り越えてバディがいい感じにまとまっていたし。
高本 僕らのUnit.2は最初から仲がいい状態で、関係性の変化はそこまでなかったので、Vol.2で怒涛のような展開があるんじゃないかと思います。
――Unit.2については「闇がありそう」という話題も聞きますが……。
山﨑 そうですね、闇があるのは僕のほうではなく春飛かな……。伊織は光り輝いているので(笑)。
高本 自分で発光してはいないでしょ!?(笑)
山﨑 いやでも春飛は今回、大変かもしれないよね。
――山﨑さん演じる宝田伊織、高本さん演じる加地春飛について教えてください。
高本 宝田伊織ってイイ男なんですよ! 自身が抱えている問題があっても、春飛に対してまっすぐ向き合っていて、そこに嘘がない。Vol.1のときも春飛のことをすごく大切にしているなと思っていましたが、Vol.2ではとくに伊織のまっすぐさや真剣なところ、そして春飛を思っているところが春飛を助けることになってくると思う。
母親の病気とか、自分自身も問題を抱えていて辛いのに、春飛に対しても愛情をそそげる伊織は本当にイイ男です。
山﨑 ありがとうございます!
高本 天然なところもかわいいし、素敵な人物です。
山﨑 加地春飛はみんなから器用だと思われていますが、実際はいろいろと考え過ぎちゃう人だと思うんです。考えなくてもいいところまで考えちゃうような。どこか放っておけない人物で、キラキラしているのに闇を抱えていたりして……。
伊織と春飛って「光があるところに影がある」みたいな感じなんですよね。お互いにそう思っているけれど、光と影については真逆に考えていると思うんです。春飛から見たら伊織が光で自分が影だけど、伊織から見ると春飛が光で自分が影。そんな関係性のUnit.2です。
――Vol.1で脚本・演出の伊勢さんが作る『ソニステ』の世界を経験されて発見されたことは?
高本 Vol.1をやった際はVol.2に繋げるお芝居をすごく考えていて、そこは伊勢さんもすごくよく見てくださいました。キャラクターに囚われすぎず、自分の感じたことを出していいよと言ってくれたり。
『東京カラーソニック!!』は特殊な世界が舞台になっていますが、お芝居だけで伝えるのが難しい世界観も、伊勢さんが演出してくれることでより分かりやすくお客さんに伝えられたんじゃないかと思います。僕、いいこと言ってますよね? 伊勢さんにあとで誉められちゃうかも!(笑)
山﨑 言っとくね!(笑)
自分が感じたのは、すごく役者を信用してくれている人なんだなというのと同時に、ちょっと怖いところでもあるなということ。役者を信用して、役者の力量で勝負してほしいという方だから、こうしたらもっと良くなるみたいな部分をあえて最初は言わない。自分で気づいてほしいと思っているんじゃないかなって。
役者たち自身に生まれていない感情に対しては、もうちょっとこういう感情が入ったらいいのに……と思いながらもあえて黙っているんだろうな、と感じてました。厳しいわけではないですが、役者自らの気づきを大切にしてくれるというスタンスなんじゃないかな。
――Vol.1の際に作られた、Vol.2に通じるお芝居とは?
山﨑 僕はVol.1では日替わりを頑張りました(笑)。Vol.2ではかなりシリアスになってくることが予想できたので、まっすぐなだけじゃない伊織の良さを見せたくて。
天然だったり、勉強ができなかったり、堅苦しいだけの役にならないよう、Vol.1でしか見せられないのほほんとした伊織を見せる日替わりが、ある意味Vol.2に向けての伏線だったかな。
高本 俺もVol.1を通して、Vol.2に繋がるようなお芝居を目指していました。春飛に関しては、全力で楽しみきれないみたいな部分かな。精神的に何かを抱えているときって、楽しいことでも全力で楽しみきれないじゃないですか。そういう部分はすごく意識して演じていました。
春飛に関しては、Vol.2に繋がる伏線のシーンしかないくらいだったので、そこはやっぱり続編を意識していました。電話のシーンもそうですが、お客さんに何かを感じて考えてほしいようなプランで演じていました。「何かあるんだな」「闇が深そう」って思ってもらえていたら、大成功です。
山﨑 iPadを落として踏んで……みたいなシーンも。
高本 いやそれは、結局やらなかったじゃん! 稽古場で「これはやめておこう」ってなった演出です。
山﨑 iPadを踏んじゃうのは闇が深すぎたね(笑)。
高本 稽古場では毎日いろんなパターンをやってみて、どれが一番よさそうか話し合って。
山﨑 たくさんやってたよね。
高本 それからブラッシュアップして本番に臨みました。
山﨑 あとはやっぱり、僕の日替わりに合わせてくれたところ?
高本 毎回何をするのかまったく知らなくて、出たとこ勝負で合わせてました。
山﨑 自由にやってました!
高本 面白かったよね。倉橋海吏役の安井一真が晶吾くんと掛け合いをしているときに、晶吾くんのネタが強すぎて一真が素でびっくりしちゃった瞬間もあったよね(笑)。
山﨑 リアルに「ええ!?」ってなってた(笑)。Vol.1で小宮山嵐を演じていた岸本勇太がゲラですぐに笑ってしまうので、嵐はわりと笑うほうですが「その笑い方しないだろ」って笑わせ方をさせたいと思って、きっしーには日替わりネタのことを何も伝えず、田所雪也役の松村龍之介と合わせて日替わりをやっていたら、普通に大笑いしてましたね。
舞台袖で「マジでやめて!」って言われました。そして、そう言われるのを毎回楽しみにして日替わりを頑張っていました(笑)。
――Vol.2での山﨑さん演じる宝田伊織に期待していることや、楽しみなシーンは?
山﨑 期待していることは、頼むから優勝してくれ! かな(笑)。
楽しみなことは歌ですね。前回もライブパートはありましたが、お芝居中にできたものとしてではなかったので。劇中でひとつの曲ができて歌うというのは、感情の入り方も全然違うと思うし、いろいろなことが起きるなかで春飛が作ってくれた曲だと思うと、自分自身の感じ方も伝え方もまったく変わってくると思うので、そこが今とても楽しみな部分です。
高本 いま晶吾くんが言っていたところは、僕も本当に楽しみです。この物語を経て歌う「measly」はどんな曲に聴こえるんだろうって。
いろいろなことを乗り越えた先にある曲なので、感情が溢れるような曲になればいいなと思うし、そこまで持って行くためには僕らふたりの結束力が必要なので、晶吾くんに「この思いがあれば歌える」と思ってもらえるようなお芝居を作り上げたいなと思います。
「歌えない」となったら、歌わなくていいくらい。
山﨑 歌わなくていいの!?
高本 そのくらいの説得力を持たせたい。
――Vol.2での高本さん演じる加地春飛に期待していることや、楽しみなシーンは?
山﨑 楽しみなことばっかりです。前回のVol.1が初共演だったんですが、一緒にお芝居をしているときも人のお芝居を見ているときも居心地がよくて、相性がいいんだと思います。僕が決め打ちせずにいろいろやっても自然体でお芝居を返してくれるから、ラフに演じられた部分も多かったです。ただ、Vol.2ではラフでは無理な部分もたくさんあるので、どういう風にアプローチをしていくのか。
Vol.1のときは自分では想像できないようなお芝居で返されることもあって、身を委ねてみようってなったことも何度もあるので、今回もすごく楽しみにしています。ふたりだからこそ、熱量だけに逃げないでいけるんじゃないかな。
高本 まだ稽古が始まっていないので、台本を読んだだけだと分からないというのが正直なところです……。春飛に対しては、もはやちょっと怖いくらい。一公演も漏らさず、春飛の感情を全部伝えて、お客さんの感情を揺さぶって、涙を流してもらえるのか……そういうことを考えると今はまだプレッシャーのほうが大きいです。
純粋に役と向き合って、演じていくしかないなというのが正直なところです。あとは、晶吾くんからもらえるパワーがどのくらいあるのかと、しんどいシーンでも楽しみたいなというのはありますね。
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