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『A3!』プロデューサーが“おもてなす”新作アプリゲーム『18TRIP』は聖地巡礼とキャラの沼にハマる予感!? 総合P「思い出と強く結びついたアンインストールできないアプリを目指す」

プレイしたらきっと旅に出たくなる。ゲームの世界とリアルの世界が“旅”をキーワードにつながり、プレイヤーの心を旅へと誘う新作コンテンツが、2024年に始動します。それが、近未来おもてなしアドベンチャー『18TRIP(エイティーントリップ)』(通称:エイトリ)

『18TRIP』はあの大ヒットタイトル『A3!』を生み出したリベル・エンタテインメントがポニーキャニオンとタッグを組み、斬新でポップで、だけどどこかノスタルジックな人の温かさも感じさせる新作タイトルです。

舞台は現実と異なる近未来の横浜「HAMA18区」。観光区長と呼ばれるリーダーたちが観光客のおもてなしに全力を尽くしています。そして、我々プレイヤーの立ち位置である主人公たちは区長たちとともにHAMAの観光業立て直しのため日本各地の観光地を旅行して、おもてなしについて学んでいくというストーリー。

2024年2月28日に情報解禁となったばかりですが、わずか2ヶ月弱で公式Xフォロワーは5万人を超えています。順次公開されたキャラクターの素顔に迫る「18の質問動画」は、公開される度に「このお顔でその回答のギャップは反則では!?」「これは推す予感……」「この子とあの子がそうつながるの!?」と情緒を狂わされ、同作に登場する旅行会社「HAMAツアーズ」入社希望者が続出しています。

大ヒットの予感漂う一方、情報解禁から日も浅く、まだまだ全貌は掴めません。そこで今回、『18TRIP』の全貌と魅力に迫るべく、総合プロデューサーの沖田さん、シナリオディレクターの藤井さんにたっぷりとお話を伺いました。

インタビューで見えてきたのは、「恩義を感じていた旅行業や観光業にコンテンツを通じて恩返ししたい」という、沖田さんの並々ならぬ「旅」への思いと、旅とゲームの化学反応で生まれる“リアルと結びついた疑似体験“への期待感でした。

「旅」をテーマとした企画立ち上げの経緯から、『18TRIP』が“持つ「リアル×非日常の楽しさ」という唯一無二の武器、「ほぼオーディションで決定した」というキャスティング秘話、観光区長たちが抱える“誰にも言えない荷物”という「サプライズ設定」の仕掛けまで、来る2024年5月23日のリリース前にたっぷりとお話を聞きました。お二人によるメインキャラクター20人の推しポイント解説も必読です。

舞台は横浜。現地で感じた感覚をストーリーに昇華「アプリ内でキャラクターと旅を疑似体験してほしい」

――まずは『18TRIP』立ち上げの経緯についてお伺いします。本作はどのようにして動き始めたのでしょうか。

沖田:
企画を考え始めたのが2020年くらい、ちょうどコロナ禍のタイミングでした。会社から「新しいIPを立ち上げてみないか」と言われ、担当している『A3!』の運営も忙しかったのですが、周りのスタッフのみんながものすごく頼もしかったので、妥協せずにどちらも全力でやってみようかなと覚悟を決めまして。

もともと旅のコンテンツを作ってみたかったこと、恩義を感じていた旅行業や観光業にコンテンツを通じて恩返ししたいという気持ちを抱いていたことが重なり、2020年にコンセプト草案を作成しました。

前職で縁のあった藤井とならすごく面白いものが作れるんじゃないかなと、シナリオディレクターとして藤井を引き入れ、2021年から本格的に制作が始まりました。

――それほど旅行や観光への思いが強かった理由とは……?

沖田:
私自身、昔から旅が大好きでしたし、中でもコンテンツと絡めた“聖地巡礼”を本当に素晴らしい取り組みだと思っていました。コンテンツに出てきた場所に降り立ち、「まずは作中に登場した場所に行って同じような画角で写真を撮ってみよう!」とするのが楽しくて。

それだけではなく、物語に出てきていない場所でも「あの場所から近いからここもキャラクターが歩いていたかもしれない」、近くに食べ物が売っていたら「これはキャラクターが食べていたかもしれない」とか。そんなふうに、キャラクターのことを思いながら、ずっとワクワク旅ができるってすごく素敵だなと思っていたんです。

また、コンテンツを通じて各地に行かせてもらってきた中で、地方の方々が一生懸命おもてなししようとしてくださる姿に触れてきました。だからこそ、コロナ禍が明けたらきっと旅行業や観光業がもう一度頑張ろうと再起をかけた奮闘が始まるだろうから、そのときにコンテンツで応援したいなと。

自分もいつかお客さんの旅の原動力になれるようなコンテンツを作れたらいいなという思いがありましたし、リリースする頃にはコロナ禍がきっと明けるだろうという祈りも込めて、その時期に出す意味のあるコンテンツにしたいと考えました。

――「旅」をテーマに世界観を作っていく中で、大切にした軸はありますか。

沖田:
「“プレイすることでもっと旅が楽しくなるコンテンツ”にしたい」ということを1番大切にしました

自由気ままな旅もいいですが、やっぱり目的がある旅はさらにワクワクできると思うんです。『18TRIP』に触れることで旅がもっと楽しくなってほしい。「今すぐに旅に出られないよ」という人にもアプリの中でキャラクターとの旅を疑似体験してほしい。その考えのもと、物語で描く観光地の選定をやっていきました。

――『18TRIP』の舞台となるのが近未来の横浜「HAMA18区」です。様々な観光地がある中でなぜ横浜なのか、理由を教えてください。

沖田:
単純に私が横浜が好きだからということが第一にあったのですが(笑)、地方の人にとっても東京の人にとっても立ち寄りやすいスポットという感覚がありました。東京からも日帰り旅の感覚で行けるし、新横浜駅には(東海道)新幹線が停まるので地方からも訪れやすい。港町や中華街など、“自分の知らない街”の雰囲気を味わいやすいところも本当に素敵だなと思っていたので、今回メインの舞台として取り上げることにしました。

また今回、横浜やその他の国内観光地を舞台にする上で、実際に取り上げさせていただく地域の自治体や観光課の方々ともいろいろお話しをさせていただき、藤井と一緒に何度も実地調査をしました。実際その土地に訪れて肌で感じたことをストーリーに織り込んでいるので、プレイ後に聖地巡礼してもらうと改めていろいろと感じとってもらえると思います。

藤井:
ほかにも、様々な制作現場で「私も横浜出身なんです」と横浜出身の人が次々と名乗り出てくれる現象が起きました(笑)。そこで“横浜あるある”もたくさん教えてもらいましたね。

沖田:
横浜出身のキャストさんにもいろいろ教えてもらったので、リリース後も小ネタとして“横浜あるある”もどんどん入れ込んでいけたらいいなと思っています。

今公開しているキャラごとの「18の質問動画」のラストに登場するイラストも、すべて横浜の実在する場所を背景にしています。その中で、横浜出身の小笠原 仁(西園 練牙役)さんは、ほかのキャラのイラストを見て「これ国道駅だ」と気づいてくれて

横浜を知っている人にはこういうふうに親しみを持ってもらって、横浜を知らない人にとっては「横浜に行ってみたい」と思ってもらって……というのが実現するといいなと思っています。

――そういった「旅」や「聖地巡礼」が“『18TRIP』ならでは”の要素だと思うのですが、そのほかに“『18TRIP』ならでは”の武器となるものは何でしょうか? ソーシャルゲーム市場は依然として競争が激しい状況なので、どのような戦い方をしていこうと考えているのかを知りたいです。

沖田:
ゲームって“非日常に没入できること”が大きな魅力だと思うので、『18TRIP』も非日常の楽しさを追求したいなと考えました。そこでまず、近未来の世界観をベースに「世界中で旅が最強の娯楽として君臨している観光至上主義」なファンタジーの設定を組み込んでいます。そういう設定に基づき、作中のキャラクターは全員旅を全力で満喫しているんですね。

だから、プレイしていただけたら、リアルの旅に出たくなるし、聖地巡礼をしたくなっていただけるのではないかと思っています。コンテンツ世界でのバーチャルな旅の思い出と、リアル世界での旅の思い出が結びついて、よりかけがえのない特別な感情をコンテンツに対して抱いていただけるんじゃないかな、と。

――たしかにリアルと密接に結びつくことで、思い出がより色濃くなって簡単には手放せなくなりそうですね。

沖田:
ソーシャルゲームとして楽しんでもらうこともすごく大事ですが、ソーシャルゲームから飛び出して聖地巡礼をすることで、それこそ思い出に強く結びついたアンインストールできないアプリとして愛していただけるんじゃないかなと思っています。

“誰かにとって唯一無二のコンテンツになる”ということが大事だし、どうせ作るならそういうコンテンツにしたいと企画段階から強く考えていました。だからこそ、核となるオリジナルの世界観の部分が1番大事になるので、「こういう世界観でこういうキャラクターを描きたい」という部分をなるべく濃く作り込み、その世界観に付随するゲーム性やコンテンツ展開を後から考えています。

キャラの“そこにいる感”と複雑な内面描写が決め手。豪華制作陣へのオファー理由

――魅力的な世界観を一緒に作り上げている制作陣がとても豪華です。それぞれオファーの理由を聞かせてください。まずはメインシナリオライターの樋口美沙緒さん、休養沢ライチさんについて。

 

沖田:
私自身、もともとおふたりの書かれる作品の大ファンなんです(笑)。おふたりとも複雑なキャラクター設定を取り扱ったり、繊細だったり苛烈だったりもする多様な心情描写を得意とされている方々だと思っています。そして何より、心に深く残る本当に素敵なセリフをご執筆される方々で。今回、キャラクター一人ひとりの複雑な内面設定を作るにあたって、全力でアタックさせていただきました

そして、キャラクターデザインのおよ先生は藤井から猛プッシュがあったんです。

藤井:
そうなんです。以前からおよ先生のイラストが大好きでして……。およ先生は、男性キャラも女性キャラも魅力的に描かれる方で、加えて背景が描けるだけでなく空間演出もできる方なんです。世界観を持つイラストを描ける点に魅力を感じて、オファーさせていただきました。男性にも女性にも支持されている、ユニセックス的な魅力のある絵というのが、“令和”に生まれる新しい時代の女性向けゲームっぽいな、と。

沖田:
藤井が言うように、およ先生は空間のディレクションがとてもお得意なので、旅の風景の中にキャラをすごくいい感じに馴染ませてくれるんですよ。「キャラクターが本当にその場所にいるんだな」と思えるように演出してくださる。今回、旅の風景のイラストもたくさん作っていきたい思いがあったため、そこへ期待した部分もありましたし、実際大成功していると思います。

――キャラクターデザインの面で、およ先生にお伝えした要望はあったのでしょうか。

沖田:
現代から地続きの世界なので、ファッション面においては「近未来の世界観とはいえ現実のブランドだとこういうブランドを着ているんじゃないか」という情報などもおよ先生にお伝えしました。

その中で、「この作品の中で流行っているオリジナルのブランド設定が欲しいよね」という話になりまして。実は、『18TRIP』のキャラクターが身につけている服にはいくつか共通のブランドが存在します。よく見ると、「このキャラとこのキャラは同じブランドの服を着ているんだ」と気づくはずです。なので、ファッション面にも結構こだわっています。

――また、キャラクターは今をときめく人気声優さんたちが演じられています。キャスティングでは、どんな点を重視されましたか。

沖田:
実は今回、ほぼ全てのキャストさんをオーディションで決めさせてもらいまして。キャラクターの内面について記載した設定資料をお渡しして、それを踏まえて演じてもらいました。

また、オーディション時点ですでにかなりのシナリオが出来上がっていたので、ゲーム内で使用するセリフを読んでもらったり、キャラクターの核となる部分のセリフも言ってもらったり……キャラによっては涙を流すようなシーンもテープ時点で聴かせてもらいました。それらのセリフを聞いた上で、キャラクターに合っているかを最重要視させていただいたんですね。

ただ、本当に素晴らしい方ばかりでめちゃくちゃ難航しましたよね……。

藤井:
はい。ありがたいことに、とんでもない数のテープが届いて、そこから選ぶのだけでも惜しい気持ちでした……。

沖田:
我々だけでは決めきれない部分もあって、一部難航したキャラクターは、候補の方の生のお芝居を聞くために、スタジオオーディションという形も取らせていただきました。恐縮ながらそれだけたくさんの方から選ばせていただいたことで、本当に素敵なキャストに決定したなと思っています。

メインストーリーは63万字!キャラの “サプライズ設定”とキャストが“入魂した芝居”で沼にハマること間違いなし

――およ先生が描かれる多彩なキャラクターデザインに目を引かれたのですが、世界観を構築するためにキャラクターの内面においてもこだわった点はあったのでしょうか。全体に持たせたテーマがあればお聞かせください。

沖田:
キャラクターづくりで大きなテーマに据えたのは、公式サイトの一文にもあるように、区長それぞれが“誰にも言えない荷物を抱えている”という、いわゆる「隠し設定」「サプライズ設定」を全員に仕込んでいる点です。メインストーリーの物語や、キャラクターとの親密度を上げていくと解放される「区長ノベル」という外伝的なシナリオを読むことで、プレイヤーがサプライズ設定の真実に少しずつ触れていける形になっています。

一人ひとりの人生の秘密に触れることで人物像がより立体的に見えるはずですし、何より彼らをより深く愛せるような仕掛けになっているんじゃないかなと思います。

――どのキャラにどんなふうに“サプライズ”されるか、リリースまでドキドキしながら待ちたいと思います。ちなみに、『A3!』では春組から夏組、秋組、冬組……と順に物語が進んでいきますが、「エイトリ」も朝班から昼班、夕班、夜班……といった順番のストーリー構成になるのでしょうか?

沖田:
はい。『18TRIP』では、メインストーリーが全4章構成になっていて、物語の時系列的には朝班→昼班→夕班→夜班の順番にユニットを結成。おもてなしのお当番をしていく形になっています。ただ、今回は朝班のストーリーが終わったら昼班のストーリーが解放される、というようなストーリーの解放条件を設けていないので、どこの班の物語からでも読み進めることができます

ちなみにメインストーリーのシナリオは、全体で63万字の大ボリューム。収録もかなり長期に渡りました。でも本当にキャストの皆さんが入魂の芝居をしてくださっているので、ぜひボイスをオンにしてプレイしていただけたらありがたいなと思います。

――63万字! これはどっぷり浸かるタイプの沼が待っていそうです。また、女性向けのソーシャルゲームにおいて、プレイヤーキャラクターが兄妹で用意されている点も珍しいですよね。この設定に至った理由とは?

沖田:
主人公を群像劇のいち登場人物として描く今回のストーリーのトーンだったら、主人公が男女選べた方が楽しいだろうし、ユーザーさんの好みに合わせて物語への没入の仕方を選んでもらいたいと思ったからです。

また、男女それぞれ異なるキャラではなく、兄妹という設定にしたのは、どちらかを選んだ時に、もう一方の存在が消えちゃうのが寂しいなと個人的に感じたというのが理由でもあります。

なので今回は、ユーザーさんが選んだプレイアブルキャラが国内を拠点に活動していて、もう1人が世界を飛び回っている形にしました。チラッとですが、ストーリーの中で仲良しな主人公兄妹の関係性も垣間見えるようにしているので、兄妹コンビで好きになってもらえたら嬉しいですね。

キャラ同士の関係性も“沼”ポイント。この夏始めたい、区長たちとのトリップストーリー

――リリース前に『18TRIP』を盛り上げる施策として、「18の質問動画」を現在公開中です。ここからさらに5月23日リリースに向けての今後の動きを教えてください。

沖田:
多くはお話しできないのですが、これから公開していく情報がたくさんあるので、みなさんの期待もより高まるんじゃないかと思います。新規のイラストもまだまだたくさん出しますし、静止画だけでなく耳や目で楽しめるコンテンツもリリースまでにどんどん出していきます。まずはそこでワクワクしてもらって、アプリのリリースを待っていただけたら嬉しいです。

――また、『18TRIP』はリアルな観光イベントとも相性がよさそうです。リリース後になるかと思いますが、今後の展望はどう考えていらっしゃいますか。

沖田:
メインである横浜に関しては、横浜市役所の方とも協力体制を敷きながら、地域の方にも愛していただけるような形で、地域のイベントなどにも関わっていけたらと考えています。観光地の方々ともお話しているので、聖地巡礼時により楽しめるようなコラボ企画もどんどんやっていきます。

そして、今後の展望としては47都道府県を取り上げることを目標にしています。「リリース後のアプリ内イベントでも順次、全国各地の観光地を取り上げたいね」と、日々妄想を膨らませながらチームで準備を進めているところです。国内どこに行っても『18TRIP』のことを思ってもらえる、とにかく国内のいろんなところに行きたくなるような展開を1番に心がけていきたいと思っています。

――将来的には100を超えるキャラクターが生まれる可能性も……?

沖田:
あります!(笑)

先日HAMA18区のライバル地区としてKOBE9区のキャラクターを発表しましたが、作中では横浜以外にも、各地でいろんな観光区長が活躍しているという設定です。ゆくゆくはいろんな地方をキャラクターと一緒に盛り上げていけるようなコンテンツにしていけたら嬉しいです。

――横浜から広がっていくのも楽しみです。それでは、『18TRIP』のリリースを楽しみにしている読者、ユーザーへ、どんな“沼”が待っているかをお聞かせください。

藤井:
メインストーリーに関してはキャラクター同士の関係性も重視して作っています。キャラクター同士の関係性にはすべてコンビの名称が付いているのですが、最初から関係性がすでに強いコンビもいれば、メインストーリーで絡んで強くなっていくコンビもあります。なので、ぜひそういった関係性にも尊さを感じていただけたらと思っています。

沖田:
冒頭からお話しているように、「旅の幸福度がアップするようなコンテンツにしたい」という思いが1番にあります。今すぐ旅に行ける人ばかりではないと思いますが、そんな方々にもアプリの中で、キャラクターたちと一緒に様々な観光地に行って様々な旅の風景を楽しんで、旅という非日常の思い出を作ってもらいたいという思いで鋭意制作中です。

「区長たちと次はどこに行こう?」と、彼らとの旅を“沼”要素として楽しんでいただけたら嬉しいです。

リリース前に抑えておきたい「朝・昼・夕・夜」班、20キャラの魅力を“生みの親”が徹底解説

■朝班「R1ze(らいず)」メンバー

〇大黒 可不可(おおぐろ・かふか、CV:小林 千晃)

本作の中心キャラ・大黒 可不可は主人公の幼なじみで、プロローグからすごく重要な役割を担うキャラクターです。天才で強引で破天荒な、怖いものなしに見える子です。そんな可不可が恐れるものは何なのか、そこを知るとすごく印象が変わるキャラかと思います。(沖田)

〇西園 練牙(にしぞの・れんが、CV:小笠原 仁)

朝班のリーダー・西園 練牙は、名家の長男かつセレブタレントで、一見プライドが強いオレ様キャラ。でも内側にあるヘタレで劣等生な部分を必死にひた隠しながら生きています。すごく頑張り屋さんのキャラクターです。彼が頑張る事情はメインストーリーで知ることができるのですが、そういったところを知るとぎゅっと抱きしめたくなる子だと思います。(沖田)

〇叢雲 添(むらくも・てん、CV:中島 ヨシキ)

とにかく私がクズ男を作りたくて、クズ要素を多めにしたのが叢雲 添です。数あるサプライズ設定の中でも、かなりびっくりするのではないかなという設定を仕込んでいます。クズ男好きの方には、ぜひ楽しみにしていただきたいキャラクターです(笑)。(藤井)

〇神名 雪風(かみな・ゆきかぜ、CV:深町 寿成)

神名雪風はフィギュアスケーターで、兄キャラです。主人公に対して何より過保護ですし、ほかのHAMAツアーズのメンバーを弟扱いする、天然で愛しいキャラです。兄キャラだけどフィギュアの世界に身を置いているので、感性が豊か。そのギャップもまた愛してもらえるのかなと思います。(沖田)

〇鹿 礼光(るー・りーぐぁん、CV:水中 雅章)

鹿 礼光はチャイナマフィアです。とても冷静で器の大きい仕事ができる人間なのですが、練牙とはすごく仲が悪い。そこは“サプライズ設定”にもつながる部分で、「なぜ彼のような人が練牙にはイラっとしてしまうのか」を追いかけてもらうと、より好きになっていただけると思います。(藤井)

■昼班「Day2(でいず)」メンバー
〇五十竹 あく太(いそたけ あくた、CV:内田 修一)

昼班リーダー・五十竹 あく太は非常に明るくてポジティブで、とても愛されるキャラだと思います。勉強ができないちょっとおバカなところはありますが、みんながネガティブになることも飛び越えていけるようなポジティブさがあり、それがプレイヤーみなさんにかっこよく映るのではないでしょうか。(藤井)

〇衣川 季肋(きぬがわ・きろく、CV:佐藤 祐吾)

衣川 季肋は自分だけの内面世界に閉じこもりがちで、コミュニケーションが苦手なキャラです。そんな彼にも実はひっそりと彼だけの友達がいて、そのやりとりの中で次第に彼の内面が漏れ出てくる部分もある。内側に抱えているものが見えてくると、すごく見え方が変わってくるキャラクターだと思います。(沖田)

〇斜木 七基(ななめぎ・ななき、CV:大塚 剛央)

斜木 七基は同年代の中では大人びて見えるキャラクターなのですが、「隠れカタオモイ体質」と紹介されているとおり、報われない恋をしがちな子です。普段は「絶対恋なんてもうしたくない」と思っている彼が、恋に落ちるとどうなってしまうのか。メインストーリーの中では年相応な高校生らしい部分も見えるので、普段の澄ました態度とのギャップが愛せるポイントです。(沖田)

〇輝矢 宗氏(かぐや・むねうじ、CV:熊谷 俊輝)

輝矢 宗氏は顔が出ている立ち絵が公開されていますが、日常生活ではよく宇宙ヘルメットをかぶっています。メインストーリーも最初は宇宙ヘルメットをかぶって登場しますが、中身がすごく美形という設定です。宇宙飛行士を目指している理由にぜひ注目してほしいです。(藤井)

〇久楽間 潮(くらま・うしお、CV:堂島 颯人)

久楽間 潮は、毒舌で反抗的な“ザ・16歳”という感じの男の子です。実は輝矢 宗氏と小学校に入る前からの幼馴染で、宗氏にだけ態度が軟化するのですが、基本的には他人を嫌っているんですね。その理由を知ると、より魅力的に見えてくるのではないかと思います。あと、オタク設定も楽しんでいただけるかと。(藤井)

■夕班「Ev3ns(いぶんず)」メンバー
〇北片 來人(きたかた・らいと、CV :石谷 春貴)

全員囚人キャラの夕班リーダーである北片 來人は「元ヤン御曹司の囚人」という属性の多いキャラクターです(笑)。リーダーとして頼もしく見えますが、ナチュラルに頭のネジが外れたところがありまして……そのネジが外れてしまった理由について、ぜひストーリーを読んで知ってもらいたいです。(沖田)

〇畔川 幾成(あぜかわ・きなり、CV:堀金 蒼平)

畔川 幾成は「無骨な野良アンドロイド」という設定です。『18TRIP』の世界ではすべてのアンドロイドが国に管理されているのですが、彼は国に管理されていない違法アンドロイドなんです。なおかつ、アンドロイドなのに人間が入る監獄に人間として投獄されています。そのいきさつや彼の境遇を知ると、これまたぎゅっと抱きしめたくなるキャラクターかなと思います。(沖田)

〇夏焼 千弥(なつやき・ちひろ、CV:梅田 修一朗)

夏焼 千弥は「ギャルマインドな獄中インフルエンサー」で、夕班のムードメーカーです。夕班でご当地アイドルユニットをやる際は、いわゆるアイドル的な経験が1番豊富なキャラクターなので、ユニットを盛り上げてくれる頼もしい存在です。でも彼も、内面にとある問題を抱えていて……。ぜひストーリーを読んで、寄り添っていただけたらなと思います。(沖田)

〇木ノ内 太緒(きのうち・たお、CV:寺島 惇太)

木ノ内 太緒は、パンチの効いた夕班の中では1番の常識人キャラです。冤罪で投獄されているというハードラックなキャラクターなのですが、とてつもなく濃い夕班のキャラと絡んでいく中で、どういう選択をしてどんな風に覚悟を決めていくのか……夕班のストーリー序盤ではある種の裏主人公的な感じで、すごく見守りたいと思ってもらえるであろうキャラクターです。(沖田)

〇百目鬼 潜(どうめき・くぐり、CV:矢田 悠祐)

夕班ラストの百目鬼 潜は、夕班が全員囚人と考えたときに、本当の本当に悪いやつを入れないといけないなと思って作ったキャラクターです。すごく悪玉な存在だし嗜虐性がある人なので、ほかのキャラクターよりも、掘っても掘っても悪いところが出てくると思います。もちろん彼にも、悪魔じゃない部分を用意しているので、そこはぜひストーリーを追ってもらいたいです。(藤井)

■夜班「L4mps(らんぷす)」メンバー
〇蜂乃屋 凪(はちのや・なぎ、CV:坂田 将吾)

夜班リーダーの蜂乃屋 凪は、特定の条件下でとんでもない不幸に見舞われてしまう子です。不遇な人生をたどってきたがゆえに、理不尽なことを受け入れて諦めてしまいがち。性格としてはあまりリーダー向きじゃない。なのにリーダーになってしまった。その中で、どのように成長していくのか。こう見えて大型バイクに乗るという意外性もあるので、そこも推せるポイントですね。(藤井)

〇白光 糖衣(しらみつ・とうい、CV:榊原 優希)

白光 糖衣は双子の弟で可愛いキャラクターです。強烈な霊感の持ち主で、占いの館のオーナーをしています。「シュガエル」と言われるくらい天使のようにピュアな子なのですが、サプライズ設定で普段の彼とはガラッと違う顔を見せてくれます。このシーンは声優さんのお芝居も見どころ(聞きどころ)です。(沖田)

〇白光 琉衣(しらみつ・りゅうい、CV:小松 昌平)

白光 糖衣の双子のお兄ちゃん、白光 琉衣は弟とは正反対に、周りに敵意を向ける天の邪鬼なキャラクターになっています。基本的にヤンキーっぽい感じですが、糖衣にだけは、スパダリで優しい一面を見せてくれるんです。そのギャップが魅力ですし、作中では彼が眼帯をつけている理由もちゃんと明かされます。(藤井)

〇棗 夜鷹(なつめ・よだか、CV:光富 崇雄)

棗 夜鷹はバーのマスターで、基本的にはセクシーでミステリアスな大人のキャラクターです。ギャップとして突然寝こけてしまうところがあって、寝ぼけて夢と現実がごっちゃになりがちという、コメディ的なシーンもあります。だけど、実は寝ぼけてしまう部分にも複雑な設定を絡めているので、全体としてミステリアスなキャラに仕上がっています。(沖田)

〇夜半 子タろ(よわ・ねたろ、CV:堀江 瞬)

夜班最後のメンバー・夜半 子タろはたぶん『18TRIP』の中で1番トリッキーな子です。肉まんカフェの店長で天真爛漫ということ以外は謎に包まれていますが、その正体はぜひストーリーを読んでお楽しみください。堀江さんならではの、1キャラクターの中での幅広いお芝居もぜひ堪能していただきたいです。(藤井)

(取材・執筆:双海しお、編集:阿部裕華)

双海 しお

エンタメジャンルで執筆するフリーライター。2.5次元舞台が趣味かつライフワークで、よく劇場に出没しています。舞台とアニメとBLが好き。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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